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スイッチオンですぐ暖かい、モバイルバッテリーとしても使えるUSB充電式の電子カイロ

2019.9.20 FRI

ITライター・山口真弘の気になるグッズラボ 
スイッチオンですぐ暖かい、モバイルバッテリーとしても使えるUSB充電式の電子カイロ~OCOOPA 電子カイロ「ZLS-118S」
2018年12月26日
TEXT:山口真弘(ITライター)

寒い冬場に、自動販売機で暖かい缶ジュースを買い、カイロ代わりにコートのポケットに突っ込んで暖を取った経験がある人は多いはずです。今回紹介するUSB充電式の電子カイロは、この「暖かい缶ジュースをポケットに入れて温まる」と近い感覚で使える、寒い冬場の外出でたいへん重宝する製品です。

このジャンルの製品は、Amazonなどの通販サイトではさまざまな種類が販売されており、価格も3千円前後と手頃ですが、モノがモノだけに品質面や使い勝手は気になるところ。今回はAmazonでベストセラー1位を何度も獲得しているOCOOPAの製品を購入し、2週間ほど試用してみました。
丸みを帯びたボディ。発熱する青い部分はラバーコートされています

丸みを帯びたボディ。発熱する青い部分はラバーコートされています

付属品。「type-c-Micro-USB変換アダプタ」は「type-c-A変換アダプタ」が正しいようです

付属品。「type-c-Micro-USB変換アダプタ」は「type-c-A変換アダプタ」が正しいようです

本体のサイズは、従来の折りたたみ式ガラケーに近く、厚みもほぼ同程度。ボディは丸みを帯びており、スイッチを入れると、表裏の両面、写真でいうと青い楕円形の部分が発熱します。本体にはファンクションキーを兼ねたボタンに加えて3つのLEDがあり、ボタンを長押しすると電源がオンになり、くり返し押すことで温度を3段階で切り替えられる仕組みです。

電源を入れてから、温かさを感じるようになるまではほんの数秒程度で、温度の段階を変更した時もすみやかに切り替わるほか、電源を切った場合もかなり速いスピードで冷えます。化学反応で発熱する使い捨てカイロにはない特徴です。現在の温度はLEDの点灯数で見分けることができます。

また、本製品の最大の特徴が、USBで充電できることです。本製品にはUSB Type-Cポートが搭載されており、PCやコンセント、モバイルバッテリーからのの充電が行なえます。これにより、使い捨てではなく、繰り返し利用できるというわけです。ちなみに製品ページによると、モバイルバッテリーとほぼ等しい、約500回の繰り返し利用が可能とされています。
現在の温度はLEDの点灯数で見分けることができます。これは「中」の状態

現在の温度はLEDの点灯数で見分けることができます。これは「中」の状態

USB Type-Cポートを搭載。充電のほか後述する外部機器への給電時にも使います

USB Type-Cポートを搭載。充電のほか後述する外部機器への給電時にも使います

熱量はかなりあり、もっとも温度が低い「弱」でもなんとか手に持てるレベルで、「強」ともなると、付属の起毛ポーチに入れた状態でも、相当な熱さを感じます。雪の上に放り投げたら、発熱と自重とでズブズブと沈み込んでいくのではと思わせる熱さで、コートのポケットに入れる場合でも、長時間肌の同じ部分に当て続けないように気をつけたほうがよいでしょう。ちなみに側面の白い部分は発熱しませんので、温度が高い場合でも、ここならば問題なくつまむことができます。

気になるのが駆動時間ですが、実際に測ってみたところ、「弱」の場合、約9時間を超えたところで電源が自動的にオフになりました。バッテリーが残っている状態で電源が自動的に切れる機能はないので、出勤時に使ったあと電源をオフにするのを忘れると、帰宅する頃には放電しきって使えない可能性があります。もし寒空の下で終日使い続けるような用途ならば、もう少し寿命の長い製品を探すか、あるいは2個購入してローテーションで使うほうがよいかもしれません。
本体への充電時はLEDは赤ではなく青く点灯します。ちなみに入力・出力ともに5V/2A

本体への充電時はLEDは赤ではなく青く点灯します。ちなみに入力・出力ともに5V/2A

付属のポーチ。低温やけど防止のためには、実質的にどの温度の場合も必需品です

付属のポーチ。低温やけど防止のためには、実質的にどの温度の場合も必需品です

またユニークなのが、モバイルバッテリーとしても使えることです。容量は5,200mAhということで、フル充電の状態であれば、一般的なスマホ約1台分を充電できます。本体に若干厚みがあるので専用のモバイルバッテリーに比べてややかさばる印象ですが、いざという時には重宝するでしょう。

搭載された3つのLEDは、USBカイロとして使う場合は赤色に、モバイルバッテリーとして使う場合は青色に点灯します。前者は温度の段階表示、後者はバッテリーの残量表示と、合理的なギミックです。視認性も悪くありません。

なお本製品に搭載されているUSBポートは、よくあるmicroBではなく、最新のスマホを中心に普及しつつあるUSB Type-Cとなっています。付属のケーブルもこれに合わせて、USB Type-Cのショートケーブルが用意されており、PC等からの充電が可能になっています。持ち歩いているスマホやタブレットの充電端子がUSB Type-Cであれば、ケーブルを使い回すことも可能でしょう。
モバイルバッテリーとしてスマホの充電にも使えます。付属のケーブルとアダプタではType-Cのスマホにしか充電できないため、それ以外の規格のケーブルは自前で用意する必要があります

モバイルバッテリーとしてスマホの充電にも使えます。付属のケーブルとアダプタではType-Cのスマホにしか充電できないため、それ以外の規格のケーブルは自前で用意する必要があります

ちなみに今回購入したのはOCOOPAという事業者が販売している製品ですが、Amazonで検索すると、本製品とまったく同じデザイン、同じカラーバリエーションで、他の事業者もそっくりの製品を販売しています。これはOEM前提に生産された品を個々の事業者が仕入れ、自社名を入れて販売しているものと見られます。製品のパッケージに事業者名が書かれていないことからも、おそらく間違いないでしょう。

こうした製品は品質面が気になるところですが、今回約2週間程度使った限りでは、挙動におかしなところはなく、またボディの成形もしっかりとしており、問題はないように感じられました。できれば一定時間使っていないと自動的に電源がオフになるギミックなどがほしいところですが、いかんせん3千円を切るリーズナブルさは本製品の武器であり(同型品が多い故の競争の結果でしょうが)、あまり高望みして価格が上がるよりはいいのかもしれません。

本体カラーは、今回紹介しているブルーのほかに、ピンク、ブラックとラインナップされており、贈り物として使うための無地のギフトカードが同梱されているのも面白いところです。
パッケージはノーブランド。他の事業者から発売されている同型品も共通とみられます

パッケージはノーブランド。他の事業者から発売されている同型品も共通とみられます

「ZLS-118S」が正しい製品名のようです。この型番で検索すると他社の製品もヒットします

「ZLS-118S」が正しい製品名のようです。この型番で検索すると他社の製品もヒットします

製品名:ZLS-118S
実売価格:2,799円
発売元:OCOOPA
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B07HC5BRRB/
[筆者プロフィール]
山口 真弘(やまぐち まさひろ)
ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。Twitter:@kizuki_jpn
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