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一体化デザインが美しい、新しいiPadでUSBやHDMI、イヤホンジャックを使えるオールインワンハブ

2019.2.17 SUN

ITライター・山口真弘の気になるグッズラボ 
一体化デザインが美しい、新しいiPadでUSBやHDMI、イヤホンジャックを使えるオールインワンハブ
~Satechi「ST-TCMPHS」レビュー
2019年01月29日
TEXT:山口真弘(ITライター)

2018年に発売された新しいiPad Proは、それまでのLightningコネクタに代えてUSB Type-Cコネクタを採用したことで、USB Type-Cのさまざまな周辺機器を利用可能になりました。これはこれでたいへん便利なのですが、せっかくであればUSB Type-Cの製品に限らず、従来のレガシーな周辺機器も使いたいところです。

こうした場合は、USB Type-Cのハブを使うのが一般的ですが、iPad Proとともに持ち歩くには、あまり大柄な製品は好ましくありません、今回紹介するSatechiの製品であれば、iPad Proとほぼ一体化した形で、あちこちに持ち歩くことができます。
3.5mmジャック、HDMI、USB Type-A、USB Type-Cの4つのポートを搭載します

3.5mmジャック、HDMI、USB Type-A、USB Type-Cの4つのポートを搭載します

ケーブルレスでiPad Proに直結する専用ハブとしては世界初の製品(のはず)です

ケーブルレスでiPad Proに直結する専用ハブとしては世界初の製品(のはず)です

本体と直結する構造なので、iPad Proにケースを装着していると取り付けられない場合も

本体と直結する構造なので、iPad Proにケースを装着していると取り付けられない場合も

接続した状態。USB Type-Cゆえ、表裏を逆に取り付けることもできます

接続した状態。USB Type-Cゆえ、表裏を逆に取り付けることもできます

本製品は、約8cmの横幅に、4つの拡張ポートを搭載しています。ひとつめはHDMIのフルサイズのコネクタ。HDMIケーブルを用いることで、外部ディスプレイに映像を出力できます。プレゼン用途などはもちろん、ホームユースであれば動画コンテンツをテレビに出力して大画面で楽しむこともできます。

続いては3.5mmジャック。新しいiPad Proは旧来のイヤホンジャックが廃止されており、有線で音楽を聴くためにはUSB Type-C変換アダプタを介する必要がありますが、それだと充電しながらの音楽再生が行えません。本製品であれば、USB Type-Cポートを使っての充電を行いながら、3.5mmジャックに対応した市販のイヤホンやヘッドホンを利用できます。

試した限りでは、少々音が大きすぎるきらいがあるのですが、前述のHDMIと組み合わせて、動画の映像はHDMI経由で大画面テレビに出力し、音声はイヤホンジャックで聴くという組み合わせも可能です。
HDMI経由でテレビに画面を出力可能。ちなみにiPad Proは2Kが上限ですが、ほかの製品では4K(30Hz)まで対応するようです

HDMI経由でテレビに画面を出力可能。ちなみにiPad Proは2Kが上限ですが、ほかの製品では4K(30Hz)まで対応するようです

有線のイヤホンを接続したまま充電できます。これがもっとも重宝するという人は多いかも?

有線のイヤホンを接続したまま充電できます。これがもっとも重宝するという人は多いかも?

本製品を接続するとiPad Proの画面右上に青地に白抜きのアイコンが表示されます

本製品を接続するとiPad Proの画面右上に青地に白抜きのアイコンが表示されます

さらに本製品は、USB 3.0対応のUSB Type-Aポートも搭載しています。ここには旧来のUSB規格のさまざまな周辺機器を接続できます。例えばキーボードを接続して、有線でのテキスト入力を行うのもお手の物です。普通の有線キーボードが、そのままiPad Proでの文字入力に使えるというのは面白いところです。

またカードリーダーを接続して、デジカメで撮影した画像をiPad Proに取り込むこともできます。今回は試していませんが、カメラと直結しての画像転送にも対応するようで、撮影済みの大量の画像をiPad Proに移し替えたい場合には重宝するでしょう。

一方でこのUSB Type-Aポートは、いくつか機能制限もあります。例えば、外付けハードディスクをつないでデータを読み書きすることができません。これは本製品側ではなくiPad Proの制限によるものです。

またUSBメモリも、内部の画像をiPad Pro側で表示できるはずなのですが、筆者手持ちのUSBメモリを数種類ほど試した限りでは、サポートしない旨が表示されたり、または「アルバム」アプリは起動するものの取り込みが行えなかったりと、製品によって挙動がバラバラです。

筆者の知る限り、これは本製品以外の同等製品でも見られる問題で、iPad Pro側、ハブ側それぞれの相性によって発生するため、うまく動作するか否かは、かなり運試しに近いところがあります。基本的に、ストレージ系はあまり期待しないほうがよさそうです。

以前紹介したUSBキーボード「REALFORCE R2」を使用中。問題なく認識されます

以前紹介したUSBキーボード「REALFORCE R2」を使用中。問題なく認識されます

カードリーダーを接続し、メモリカード内のデータをiPad Proに一括転送できます

カードリーダーを接続し、メモリカード内のデータをiPad Proに一括転送できます

USBメモリは相性が激しく、ギャラリーは開くものの中身が見えないこともしばしば

USBメモリは相性が激しく、ギャラリーは開くものの中身が見えないこともしばしば

ストレージメディアに非対応との通知。ハードディスクを接続した場合も表示されます

ストレージメディアに非対応との通知。ハードディスクを接続した場合も表示されます

本体はアルミ製で、iPad Proの側面とほぼ同じ質感に統一されており、見た目の違和感が少なく抑えられています。厚みはiPad Proよりも若干分厚いのですが、これはHDMIやUSBなど、iPad Pro本体よりも厚みがある端子を搭載しているためで、物理的に致し方ありません。

もっともこれならば、USB Type-Cとイヤホンジャックを残した上で、HDMIをHDMI-microに変更し、さらにカードリーダーを追加した、iPad Proと同じ厚みにこだわった製品も見てみたいところ。同社はUSB Type-C接続のカードリーダーも発売しているので、あり得ない話ではありません。このあたりは次期モデルに期待、といったところでしょうか。
iPad Proより厚みがあるのは、HDMIおよびUSBポートの厚みがiPad Proのそれを上回るため

iPad Proより厚みがあるのは、HDMIおよびUSBポートの厚みがiPad Proのそれを上回るため

パッケージ。ちなみにiPad Pro以外にもSurface GoやPixel 3 XL/3、Galaxyなどにも対応します

パッケージ。ちなみにiPad Pro以外にもSurface GoやPixel 3 XL/3、Galaxyなどにも対応します

ちなみにこの製品、人気は高いにもかかわらず国内での流通量が極めて少なく、Amazonではゲリラ的に入荷して即完売を繰り返しています。現在の状況を見る限り、日本に対する割当量自体があまり多くないようですので、ほしい人はSatechi JapanのSNSなどで入荷情報をチェックしつつ、見かけたらすかさずゲットする気合が必要となりそうです。
製品名:Satechi Type-C Mobile Pro Hub(ST-TCMPHS)
実売価格:6,200円
発売元:Satechi
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B07K6W853B/
[筆者プロフィール]
山口 真弘(やまぐち まさひろ)
ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。Twitter:@kizuki_jpn
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