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新型コロナはもちろん今後のインフル禍でも必需品に? 「ノーコンタクトツール」はひとり1本携帯すべき衛生グッズ

2020.9.22 TUE

ITライター・山口真弘の気になるグッズラボ 
新型コロナはもちろん今後のインフル禍でも必需品に? 「ノーコンタクトツール」はひとり1本携帯すべき衛生グッズ
2020年09月15日
TEXT:山口真弘(ITライター)

新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るう中、今春から店頭でその姿を見かけるようになったのが、ノーコンタクトツールと呼ばれるグッズです。これは、不特定多数の人が触れるドアノブやボタンを、直接触れずに済ませられるグッズです。

機能は大きく分けて2つあり、ひとつはドアノブに引っ掛けて押したり引いたりする機能。もうひとつはボタンを押す機能です。前者の機能に特化した製品はドアオープナーと呼ばれることもあるほか、吊り革を手で握らずに済む機能を前面に出した製品もあります。

新ジャンルの製品ということもあり、登場直後は千円の大台を超えるなどやや割高な印象でしたが、構造が単純なこともあって価格はみるみる下がり、この夏には百円均一ショップでもその姿を見かけるようになりました。

今回は、いま実際に百円均一ショップで販売されているノーコンタクトツール3製品をまとめて紹介します。
ノーコンタクトツールの例。ノータッチツール、ゼロコンタクトツールなど呼び名はさまざまです。今回は百円均一ショップで販売されている3製品を紹介します

ノーコンタクトツールの例。ノータッチツール、ゼロコンタクトツールなど呼び名はさまざまです。今回は百円均一ショップで販売されている3製品を紹介します

最初に紹介するのは、ワッツで販売されている「マルチアシストフックキーホルダー」なる製品です。大きなカギのようなデザインで、ドアノブを引っ掛けて開けたり、ボタンを押したりできるという、ノーコンタクトツールとしてはベーシックな機能を備えた製品です。

名前からも分かるように、大型のキーホルダーが付いており、鍵などもまとめてぶら下げられるのはメリットです。またシリーズ製品として、装飾を施した女性向けのラインナップも用意されており、普段から持ち歩くアイテムであることを強く意識しているようです。

ただし素材は亜鉛合金および鉄ということで、静電容量式のタッチパネルには反応せず、押せるボタンは物理ボタンないしは感圧式のタッチパネルに限られます。パッケージによると型番は「DY-1862」、メーカーは「松野工業株式会社」となっています。
パッケージデザインはやや女性向け。電卓を押す用途にも使えると紹介されています

パッケージデザインはやや女性向け。電卓を押す用途にも使えると紹介されています

形状はこの手のツールでは一般的なカギ型。キーホルダー類が充実しているのが特徴

形状はこの手のツールでは一般的なカギ型。キーホルダー類が充実しているのが特徴

ドアのレバーを開いている様子。てこの原理で操作します。小柄でややコツが要ります

ドアのレバーを開いている様子。てこの原理で操作します。小柄でややコツが要ります

ボタンは先端を使って押します。タッチパネルには対応しません

ボタンは先端を使って押します。タッチパネルには対応しません

次に紹介するのは、ダイソーやセリアで販売されている「ノータッチフック」です。形状はさきほどの製品とほぼ同一で、ドアノブを引っ掛けて開けたり、ボタンを押したりできるという機能もほぼ同じですが、最大の相違点は、先端にシリコン製のキャップが取り付けられていることです。

一般的なノーコンタクトツールは、物理的にボタンを押すことはできてもタッチパネルに対応しませんが、本製品はこのシリコンキャップにより、感圧式だけでなく静電容量式のタッチパネルにも反応します。それゆえ、タッチセンサー付きのエレベーターのボタンや、銀行のキャッシュディスペンサーも操作できるのが特徴です。

実際に試してみたところ、表面に保護フィルムが貼ってある場合にはうまく反応しないことがあるものの、対応の幅広さは今回紹介する中で随一で、もっともおすすめできる製品と言えます。パッケージによると型番は「No.41155」、メーカーは「株式会社グリーンオーナメント」となっています。
パッケージ。ダイソー、セリアという大手二社で扱われており、色違いもあります

パッケージ。ダイソー、セリアという大手二社で扱われており、色違いもあります

形状こそ一般的ですが、先端のキャップでタッチパネルも操作できるのが利点です

形状こそ一般的ですが、先端のキャップでタッチパネルも操作できるのが利点です

ドアのレバーを開いている様子。こちらも先程の製品と同じくてこの原理で操作します

ドアのレバーを開いている様子。こちらも先程の製品と同じくてこの原理で操作します

ボタンを押している様子。先端のシリコンキャップはやや脱落しやすいのが玉に瑕です

ボタンを押している様子。先端のシリコンキャップはやや脱落しやすいのが玉に瑕です

最後に紹介するのは、キャンドゥで販売されている「ドアオープナーキーホルダー」です。ここまで紹介した2つの製品が、鍵状のコンパクトなボディだったのに対して、手でしっかり握れるカードサイズのボディが特徴です。

ドアノブに引っ掛けて開けたり閉めたりするのが主な機能で、本体の角を使ってボタンを押すこともできます。残念ながらがタッチパネルは非対応と、つまり汎用性では劣るのですが、本体が大柄で扱いやすいのはメリットです。

というのも、ボディがあまりにも細く小さいと、ドアノブを引くにも力が入らなかったり、ツールを持つ手が痛くなるからです。特にドアノブを開ける機会が多い場合、てこの原理で操作しやすい本製品は、前出の2製品に比べて強みがあります。

材質は塩化ビニル樹脂(チェーン部分はスチール)で、見た目に反して軽量なのも利点です。パッケージによると型番は「DY-1857」でメーカーは「松野工業株式会社」、つまり最初に紹介した製品と同じメーカー発の製品なのですが、外見が大きく異なっているのが面白いところです。
パッケージにはタッチ操作をしている写真がありますが、静電容量式パネルは使えません

パッケージにはタッチ操作をしている写真がありますが、静電容量式パネルは使えません

ボディはカードサイズ。ポケットの中ではかさばるものの握りやすさははるかに上です

ボディはカードサイズ。ポケットの中ではかさばるものの握りやすさははるかに上です

てこの原理で開けるのは他製品と同じですが、大柄ゆえ操作しやすさは圧倒的に上です

てこの原理で開けるのは他製品と同じですが、大柄ゆえ操作しやすさは圧倒的に上です

ボタンを押している様子。タッチパネルには非対応。こちらも握りやすさがメリットです

ボタンを押している様子。タッチパネルには非対応。こちらも握りやすさがメリットです

以上、3つのノーコンタクトツールを紹介しました。今回は百円均一ショップで販売されている製品に限定しましたが、現在は大手のチェーンストアやドラッグストアでも、マスクや除菌グッズ類と並ぶ形でこうしたグッズが陳列され、幅広いユーザー層から脚光を浴びつつあります。

これから冬にかけて、新型コロナウイルスだけでなくインフルエンザの蔓延も予想される中、こうしたツールをひとつ持っておいても悪くないのではないでしょうか。
[筆者プロフィール]
山口 真弘(やまぐち まさひろ)
ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。Twitter:@kizuki_jpn
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