デスクから離れてソファで快適テレワーク、ノートPCを乗せられるクッションテーブル~Takelablaze「膝上クッションテーブル」レビュー
TEXT:山口真弘(ITライター)
テレワークの普及で自宅作業の機会が増える中、ノートPCをデスク以外の場所で使う機会は、これまで以上に増えていると考えられます。デスクそのものがなく、自宅内のあちこちを移動しながら作業している人もいるでしょう。
またデスクが常設されている環境であっても、作業場所を変えることで、ちょっとした気分転換になることもあります。出なかったアイデアが湧いてくることもあるかもしれません。
こうした場合に役立つのが、ノートPCを乗せて使える、クッション付きのテーブルです。今回はAmazonで販売されているTakelablazeの製品を例に、同種製品の違いと選び方のポイントを紹介します。
製品ごとの違いは、大きく2つに分けられます。ひとつはテーブル面の広さです。今回の製品のように、ノートPCがギリギリ乗る最小面積の製品もあれば、マウスを操作するスペースやスマホを立てる溝、ドリンクホルダーまで備えたビッグサイズの製品もあるなど、種類はさまざまです。
あまりに面積が大きすぎると重いだけでなく、膝に乗せたり降ろしたりするのが億劫になります。一方、キーボード入力よりもマウス作業が主になる場合は、小さすぎるとマウスを乗せられないことから、天板面積に余裕がある製品のほうが重宝します。
そうした意味からは、どちらがよいというよりも、利用スタイルに合わせて選ぶのがベターということになります。筆者はどちらのタイプも所有しており、自宅内で作業の種類に合わせて使い分けています。
前者の場合、ノートPCの熱が足に伝わらず、安定して置ければよいというシンプルな目的さえ達せられればよい場合に最適で、また片付けておくのにも場所を取りません。
いっぽう後者の場合、ノートPCがかなり高く持ち上がるため、ノートPCの位置が低すぎて首が痛くなる場合の対策にはぴったりです。こちらもやはり、利用スタイル次第ということになるでしょう。
さらにチェアに立て掛け、腰の部分に当たるように置いて座ると、冬場は腰をあたためる役目も果たしてくれます。かなりの厚みがあるため座面が狭くなってしまいますが、深く腰掛けるタイプのチェアや、ビジネスチェアでも背中の部分がくぼんでいる構造のチェアであればぴったりです。
今回はテレワークに則したアイテムとして脚光を浴びていますが、ちょっとした書き物を含め多用途に使えるほか、体調を崩した時には、ベッド上に安定して置けるテーブルとして重宝します。多くは2~3千円程度で購入できますので、どのような製品が自分のスタイルに合うかを考えつつ、試してみてはいかがでしょうか。
山口 真弘(やまぐち まさひろ)
ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。Twitter:@kizuki_jpn
2020.12.08 Tue