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ITライター・山口真弘の気になるグッズラボ

2021.07.20 Tue

コネクタ部が磁力でワンタッチ着脱、さらに180度スイングで取り回しも自在な充電ケーブル

文:山口真弘

コネクタ部が磁力でワンタッチ着脱、さらに180度スイングで取り回しも自在な充電ケーブル~GLOTURE「Magic Cable 540」レビュー。

数年前から見かけるようになったのが、コネクタの先端がマグネットで着脱できる仕組みを持つケーブルです。

AppleがかつてMacBookで採用していた、電源コネクタを磁力で吸着できる旧MagSafeと似たこの規格、わざわざ手で抜き差しする必要がなくなるためたいへん便利です。

もっともこの規格、苦手とする用途もあり、導入にあたってはそれらをきちんと把握しておく必要があります。今春登場した「Magic Cable 540」を例に、その特性について見ていきます。

ケーブル自体は一般的なUSB Standard Aの形状。長さは0.9mと1.8mをラインナップ
USB Type-CとLightning、さらにはmicroBと、3種類のコネクタが付属します

本製品は、ケーブル先端のコネクタ部分が、磁力で着脱できる仕組みになっています。ケーブルに近づけるだけで、パチンとくっつくほど強力なため、コネクタをスマホのUSBポートに挿しておけば、わざわざ手で差し込まなくとも自動的に吸着し、充電を始められます。

また今回の「Magic Cable 540」の場合、USB Type-CとLightning、さらにはmicroBと、3種類のコネクタがひとつのパッケージに同梱されています。そのため、これらコネクタ形状に合致するスマホがそれぞれあったとして、ケーブルを1本で共用できる利点があります。

あらかじめコネクタを差したスマホに、ケーブルの先端を近づけると…
マグネットの磁力でパチンと吸着し、充電が自動的に開始されます

また、この「Magic Cable 540」ならではの特徴として、磁力で吸着するケーブルの根元が、180度スイングする仕様になっていることが挙げられます。

これにより、コネクタを無理に曲げることなく、自由な方向にケーブルを配線できます。磁力で吸着する面は360度回転できますので、ケーブルがねじれることもありません。

さらに本製品はおよそ7.5cm間隔で磁力を帯びた金属のリングが巻かれており、相互に吸着できます。これがあれば、ケーブルを束ねた状態でキープできます。長さが余っても巻いておけるのは便利です。

このリングを用いることで、ケーブルをスチール面に這わせることもできますので、充電していたデバイスを取り外したあとも、ケーブルが床に落下してしまうのを防げます。美観を保つにはぴったりです。

コネクタの付け根から180度スイングするので取り回しも容易です
端子がデバイスから飛び出るのでスマホ保護ケースとの干渉には要注意
磁力を帯びた金属リングが等間隔に配置されており、簡単に巻き取れます
必要な長さだけを外し、あとは巻いたままの状態にしておくことができます
磁力で吸着させ、スチール製のデスクの脚に這わせることができます
デバイスを取り外したあとも吸着したままで、ケーブルが床に落下しません

一方、利用にあたって注意すべきなのは、コネクタが常時デバイスに差しっぱなしになることです。そのため、このケーブルではなく、別のケーブルを差し込みたい場合は、コネクタをわざわざ抜かなくてはならず、逆に手間が増えてしまいます。

例えば、自宅だけで運用している場合は問題ないのですが、これを持ち出し、職場で有線ケーブルで充電しようとすると、差したままのコネクタが邪魔になります。職場にも同じケーブルを用意しておけば別ですが、こうした充電先が2箇所、3箇所とある場合は、逆にコストも掛かってしまいます。

この問題は、移動中にモバイルバッテリーを使う場合も発生しますし、またポートに接続する周辺機器、例えばカードリーダーなどを使う場合も、同様にコネクタを取り外す必要があり、手間がかかってしまいます。

また本製品もそうですが、こうしたマグネットケーブルは基本的に充電専用であることには注意する必要があります。PCと接続してデータ転送を行う時も、やはりコネクタを抜いて、データ転送に対応したケーブルに取り替えなくてはいけません。

今回紹介した「Magic Cable 540」は、3種類のコネクタのほか、持ち歩き用のポーチ、および取説が付属します。カラーはホワイトのほかブラックもラインナップされています。ケーブル単体での販売は、現時点では行われていません

こうした特徴を考えると、複数の場所で充電を行うのであれば、身の回りのケーブル環境をまとめて置き替えることを、予め想定しておかなくてはいけません。中途半端に導入すると、小さくてなくしやすいコネクタを抜いたり挿したりと、逆に面倒なことになりかねません。

逆に言うと、「用途が充電オンリー」で、なおかつ「自宅などひとつの場所に留まって使い続けるデバイス」では、本製品の利用価値は非常に高いといえます。例えば、自宅内でのみ利用するワイヤレスヘッドホンの充電などにはぴったりでしょう。

今回の「Magic Cable 540」に関して言えば、現段階では3種類の端子を同梱したセット製品のみで、ケーブル単体では販売されていません。ケーブルを単体で追加できるようになれば、持ち歩き先にも常備しておき、あちこちで利用できるようになるので、今後はラインナップ展開を期待したいところです。

製品名:Magic Cable 540
実売価格:2,420円
発売元:GLOTURE
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0944BLSFP/

著者プロフィール

山口真弘
ITライター
PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など
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