第8回 働き過ぎはNG!体調管理について考える

●文:モコ(仮名) ●イラスト:冨田マリー
まずはわたしの体験談を紹介すると……。フリーランス業を始めて3年ぐらい経ったころから、仕事も安定してきて、いろいろな依頼を受けるようになりました。どの案件にも興味があったし、断ったら次の依頼が来ないんじゃないかという不安もあって、断ることなく次から次へと仕事を受けまくりました。
正直なところ金銭面では潤いました。けれど、徹夜は当たり前で、土日も働くようになってしまったのです。最初のうちは働きすぎても問題ありませんでした。けれど、積み重ねとは怖いもので、ある日、いっきに体調を崩してしまったのです。さらに、理不尽なことで怒りだすパワハラ作家先生(いまだに思い出すと腹立つわ〜)まで登場し、メンタルも崩壊。仕事が思うようにできなくなってしまいました。

フリーランスのライターとは、守られていない部分が正直大きい職業です。“思うように仕事ができなくなる”前に、自分自身で管理をしていくことが重要だと痛感。そうならないよう、ちょっとした掟のようなもの作って仕事をするようになりました。それがこちらです。
始業・終業時間を決めて働く。ただし、受けている仕事の内容、その日の進み具合によっては働く時間を延長。そのあたりは臨機応変に。
【2】土日、休暇はしっかり休む
土日も働いてしまうと、たまった疲れがさらにたまる。土日や休暇はしっかり休みをとってリフレッシュ!仕事とプライベートはなるべく切り分けるということです。
【3】身体のメンテナンスをする
肩こり、腰痛など、ライターにはつきものかもしれません。整体やマッサージにいって、疲れをとるように。会社だと当たり前だった健康診断も、フリーランスになると億劫になってしまいますが、1年に一度ちゃんと行くように。
【4】ヤバイ人には関わらない
対人関係はストレスの大きな原因。理不尽なことを言う、パワハラっぽい人、一度仕事をして「無理!」という人であれば、なるべく関わらないようにする。わたしの場合、嫌なやつが夢にまで出てきたぞ。
【5】うざくない程度に話を聞いてもらう
悩みをため込みすぎると、いつか爆発してしまう……。とりあえず、うざくならない程度に悩みを聞いてもらう。もしくは、リフレッシュ方法を見つける。
【6】なんでもかんでも仕事を受けない
誰にでも限界はあるので、スケジュール上問題がなく納品できるものを引き受ける。日程が厳しいけれど、仕事内容的にどうしても引き受けたければ、スケジュールの調整ができないか、クライアントにまずは相談。

都内住みのしがない編集兼ライター。フリーランスになって早5年が経とうとしている。広告関係の案件を担当したり、編集部から依頼されて原稿を書いたり、いろいろする人。

東京在住。人物やキャラクターをゆるく描くイラストレーター。雑誌、広告、アート、CDジャケットなど、さまざまな媒体でイラストを展開している。https://tomitamary.com/