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第5回 XHTMLで制作する際の実践ポイント(Dreamweaver編)

2024.5.19 SUN

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Web標準からみるXHTML

第5回 XHTMLで制作する際の実践ポイント(Dreamweaver編)


前回までに紹介したいXHTML文書を使うルールを、Dreamweaverで実装するポイントを紹介する。さらに実践的な内容になるので、様々なシチュエーションで活用してもらいたい。また、前回のタグ表示とDreamweaverでの操作を対比して、もらえばさらに理解が広がるはずである。


解説:鷹野雅弘(株式会社スイッチ代表)

[プロフィール]

た かの・まさひろ●トレーナー、テクニカルライター、デザイナー。アップルストア銀座でのマンスリーイベント「CSS Nite」を主催するなど、多方面で活躍している。多忙なクリエーターが合間を見て学習できる「できるクリエーターFlash独習ナビ(インプレス)」や 「Illustrator CS2完全制覇(翔泳社)」などのほか、近刊では『できるクリエーターDreamweaver独習ナビ(インプレス)』を執筆するなど、クリエーター教育にも力を注ぐ。



文書型宣言の入力(新規ファイル作成時)

Dreamweaverでは、[新規ドキュメント]ダイアログボックスを開くと、「HTML 4.01 Transitional」、「HTML 4.01 Strict」、「XHTML 1.0 Transitional」、「XHTML 1.0 Strict」、「XHTML 1.1」、「XHTML Mobile 1.0」の文書型宣言を設定できる。ここで正しい文書型を選択すると、文書型宣言が入力される。ただし、XML宣言は入力されないという特徴もあるのだ。

Dreamweaverの[新規ドキュメント]ダイアログボックス。デフォルトは「XHTML 1.0 Transitional」だ

Dreamweaverの[新規ドキュメント]ダイアログボックス。デフォルトは「XHTML 1.0 Transitional」だ



文書型宣言の変更

すでにあるドキュメントの文書型を変更するには、メニューバーの[ファイル]→[変換]のサブメニューから変更したい文書型を選択する。その際、[alt属性がないため、<img>エレメントを修正できません]といった警告が出ることがある。alt属性のないimg要素を探してalt属性を設定しておこう。
記号など、特に意味のないものは、プロパティインスペクタで「<空>」を設定すると「alt=""」と記述される。


HTMLからXHTMLに変換すると、たとえば、<br>は自動的に<br />になる。XHTML文書に<br>が混じっている場合には、[コマンド]→[XHTML文書のマークアップ]を実行すれば、修正される
HTMLからXHTMLに変換すると、たとえば、<br>は自動的に<br />になる。XHTML文書に<br>が混じっている場合には、[コマンド]→[XHTML文書のマークアップ]を実行すれば、修正される


言語コード、名前空間の設定

コードビューでコードガイドを使って入力していくこともできるが、オススメは、[属性]パネルを使用する方法。コードビューで<html>を選択して、[属性]パネルを開き、[言語]を展開する。[lang]、[xml:lang]にそれぞれ「ja」と手入力すれば完了だ。なお、xmlns属性は、Dreamweaverで文書型を設定すると自動的に入力される。


スニペットの利用

XML宣言をつける場合には、スニペットに登録しておくとよいだろう。スニペットはよく使うコードを登録し、スピーディに再利用するための機能だ。Dreamweaverを起動するといくつかのパレットが右側に出てきて、その中にコードというパレットがあるのだが、これを開くと「タグインスペクタ」「スニペット」「リファレンス」がある。ここから「スニペット」をクリックして活用してみよう。

次回につづく

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