Appleが2010年頃に手頃な価格の「iPhone nano」を企画しているという噂があったが、その情報が真実であったことを示す、故スティーブ・ジョブズのメールが発見された。

今回、故人のメールが見つかったのは、Epic GamesとAppleの裁判資料から。

2011年のAppleの戦略を練るエグゼクティブチームのミーティングにおいて、Appleは「Googleとの戦い」「クラウドの年」などをイメージしていたが、iPhoneについては、「iPhone 4」からカメラ、アンテナデザイン、プロセッサなどをアップグレードした「iPhone 4s」が決定していた。

しかし、「iPhone 4s」をメインモデルとしながらも、選択肢の一つとしてiPod touchをベースにした廉価版「iPhone nano」を出すべきだとジョブズは主張していた。

「iPhone nano計画」については、ジョニー・アイブがデバイスのモデルやレンダリングを見せるために会議に出席することが示唆されており、計画は実現一歩手前だったことが伺える。

Epic GamesとAppleの裁判資料では、未発表の「iPod Super nano」や「iPod shuffle」なども明らかになっており、今後もAppleが計画していた驚きのデバイスの情報が出てくるかもしれない。

9to5Mac
URL:https://9to5mac.com/2021/08/19/iphone-nano-story-2011-steve-jobs/
2021/08/20