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「大きな存在感を示す小さなアプリケーション、ウィジェット」(前編) - MdN Design Interactive

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「大きな存在感を示す小さなアプリケーション
ウィジェット」(前編)

2008年5月27日

TEXT:小川 浩
(株式会社モディファイ CEO 兼クリエイティブディレクター)


「ウィジェット」(Widget)とは、もともとはソフトウエアのGUI(グラフィカル・ユーザーインターフェイス)を構成する部品群のことだが、現在のWeb業界では、アプリケーションやデスクトップ上で作動する小規模なアプレットのことを指すことが多い。

「ガジェット」とも呼ばれているが、日本では「ブログパーツ」と呼ばれることが多いようである。ただ、このブログパーツという呼び方は実は日本以外ではほとんど通用しない。

いずれの呼び方をするにしても、“スタンドアロン(単独)でシンプルなタスクを実行するアプリケーション上で動くミニアプリ”という言い方をしてもよいかと思う。そして、さらに現在では、ブラウザを介さずに直接インターネット上のデータのやりとりを可能とするタイプが主流となっている。

ウィジェットには大きく分けて、ブラウザ上のWebアプリケーション上で動くものと、デスクトップ上、つまりクライアントアプリ環境で動くものがある。前者を「Web型ウィジェット」、後者を「デスクトップ型ウィジェット」と分類したとき、その実行環境、つまりプラットフォームには、おおよそ以下のようなものがある。

【Web型ウィジェット】
「Facebook」
「iGoogle」

【デスクトップ型ウィジェット】(括弧内は稼働OS)
「Dashborad」(Mac OS X)
「Windowsサイドバー」(Windows Vista)
「Adobe AIR」(Windows XP, Vista, Mac OS X)
「Yahoo!ウィジェット」(Windows XP, Vista, Mac OS X)

ウィジェットの存在は、Webを利用するうえのツールあるいはアクセス方法の細小化、そして情報粒度が今後限りなく下がっていくことを意味している。例えばiPhoneはモバイルウィジェットのプラットフォームとして今後新たな変革を生んでいく。

ウィジェットはアプリケーションとしての小ささとは裏腹に、ポストWeb2.0時代を考えていくうえで、非常に重要な要素として、大きな存在感をたたえている。

(後編に続く)



小川浩氏近影

[筆者プロフィール]
おがわ・ひろし●株式会社モディファイ CEO兼クリエイティブディレクター。著書に『ビジネスブログブック』シリーズ(毎日コミュニケーションズ)、『Web2.0BOOK』(インプレス)などがある。




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