Microsoftが2001年10月に一般向けに販売を開始したWindows XPは20周年を迎えている。
Windows XPは、使いやすさや高速パフォーマンス、安定性などから、歴代Windowsの中でも評価の高いバージョン。
しかし、20周年と言っても特にアニバーサリー的なおめでたい事はなく、逆に、未だに世界では多くのサポート切れWindows XPパソコンが稼働していることが明らかになった。
海外のテックメディアが明らかにしたところによると、2021年9月の段階で、世界でWindows XPを搭載したパソコンを使っているユーザーの割合は0.59%となり、1年で数億のパソコンが出荷されている今、0.59%でもかなりの台数のWindows XPパソコンが現役で使われていることがわかった。
Windows XPは2009年4月14日にMicrosoftからのサポートが終了し、2014年には延長サポートも終了した。
つまり、通常サポート終了から数えると、長い人で12年間もMicrosoftからのサポートを受けず、新たな脆弱性が見つかってもパッチを受けず、非常に危険な状態でパソコンを使用し続けているということになる。
驚きなのは、西アジアとも東欧とも分類されるコーカサス地方の国アルメニアでは、Windows XPがWindowsユーザーの中で53.5%もの大きなシェアをキープしているというデータもある。
また、先日は日本でもJRの次世代販売機のOSがWindows7だったり、サイネージにWindows2000が表示されて古いバージョンのWindowsが現役であることが話題になった。
ネットにつながない、ローカルな状態での使用は問題ないが、もし、Windows XPをインターネットに繋げて使い続けている方がいれば、いつ悪意ある攻撃者にパソコンをのっとられてもおかしくはないので、最新のOSにアップデートすることが強く推奨される。
URL:https://fossbytes.com/windows-xp-turns-20the-birthday/
2021/10/28