富士通株式会社は、新たなビジュアルアイデンティティを公表し、それに伴ってコーポレートフォントも刷新。株式会社モリサワの「UD新ゴ」が採用された。株式会社モリサワのWebサイトでは、導入までの経緯なども特設ページで詳しく公開されている。

株式会社モリサワのUDフォント（ユニバーサルデザインフォント）は「文字のかたちがわかりやすいこと」や「文章が読みやすいこと」や「読み間違えにくいこと」をコンセプトに開発されている。濁点や半濁点を大きくすることで区別を付けやすくしているほか、シルエットの似た文字を判別しやすくするために“はなれ”を明確にするなどの工夫が盛り込まれていることが特徴だ。

今回、同社の「UD新ゴ」は、同じく刷新された富士通株式会社の独自の欧文フォント「Fujitsu Infinity Pro」との親和性のほか、新たなビジュアルアイデンティティとの親和性、公共交通機関をはじめとする幅広い分野での使用実績、大学など第三者における比較研究での可読性に関するエビデンスなどが評価されて採用されることとなった。

富士通株式会社では、サステナビリティを推進するとともに、あらゆるタッチポイントにおいてアクセシビリティを高めることを目指しており、「UD新ゴ」などの株式会社モリサワのUDフォントがより多くの人にとって読みやすく設計されたフォントであることから、目指すニーズに合致した結果となっている。

富士通株式会社/株式会社モリサワ
URL：https://www.morisawa.co.jp/
2022/01/07