衛星画像を元に世界12カ所の実際の海から色を抽出したクレヨンが登場

2022.01.31 Mon

スカパーJSAT株式会社は、2022年1月31日（月）に「海のクレヨン」の販売を開始した。Amazonで購入でき、価格は2,420円（税込）。売り上げの一部は、海面上昇の危機に直面をしているキリバス共和国に寄付され、気候変動による被害対策を行う自然災害基金として活用される。なお、本商品はAmazonのほかにも、オンラインサイトや店舗での販売も順次に実施予定。

この「海のクレヨン」は、衛星画像を活用する「Satellite Crayon Project」の第1弾として開発された商品。宇宙から撮影された衛星画像を元に、世界12か所の実際の海から抽出した色で構成されている。

色のベースとなる場所として採用されているのは、「グリーンランドのイルリサットアイスフィヨルド」「オーストラリアのグレートバリアリーフ」「グリーンランドのパーミウト付近」「バハマのエルーセラ島西部」「キリバス共和国のカントン島」「奄美大島笠利湾」「モーリシャスの海の中の滝」「ベリーズのブルーホール」「アメリカのセントメアリーズ川河口」「台湾の陰陽海」「バングラディッシュのガンジスデルタ」「ウクライナの腐海」。クレヨンの製造は、株式会社東一文具工業所が担当した。

パッケージの表蓋には穴が開けられており、穴の隣に色を抽出した箇所の座標（緯度/経度）が記載された。中蓋を開いたところには、このクレヨンに込めた想いとともにQRコードを掲載。そのQRコードを読み込むと公式Webサイトへと遷移して、12色の元になった衛星写真や解説などを閲覧できる。