2022年4月2日（土）から6月5日（日）まで、茅ヶ崎市美術館にて「ヨーロッパ古典絵画の輝き －模写に見る技法と表現」と題した展覧会が開催されている。ヨーロッパ古典絵画の技法と表現に焦点を当てた内容。オリジナルに倣った単なるコピーとは異なる“原画の再現技術”によって文化財を後世に伝える技法と表現に触れられる。

本展では、美術史研究に基づいた忠実な再現を試みながら、日本の風土に合わせるために工夫・研究された模写によるイコン画、15〜16世紀のイタリア絵画、フランドル絵画などを展示。さらに、普段は目にする機会が少ない作品の制作過程とともに、制作に使用される鉱物、顔料などの原料、道具類も紹介されている。

本展に出品されている作品は、「古典絵画技法研究会」のメンバー7名によって制作された。有村麻里氏（有限会社修復研究所二十一/和光大学非常勤講師）、木島隆康氏（東京藝術大学名誉教授）、田中智惠子氏（有限会社修復研究所二十一）、十二芳明氏（画家/早見芸術学園造形研究所講師）、松澤周子氏（アトリエ・ニンフェア主宰）、籾井基充氏（株式会社東京美術倶楽部）、渡邉郁夫氏（有限会社修復研究所二十一所長/東海大学非常勤講師）が参加している。

※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認

■期間：
2022年4月2日（土）～6月5日（日）

■開催場所：
茅ヶ崎市美術館 展示室1・2・3
神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45

■問い合わせ先：
茅ヶ崎市美術館
url. https://www.chigasaki-museum.jp/