株式会社高速オフセットは、全営業部員の名刺を「バナナペーパー」に変更したことを発表した。「バナナペーパー」は、普段は捨てられてしまうバナナの茎に古紙とパルプを加えて作られた紙。配色には、同社が特に深く関わっているSDGsの目標のカラー8色＋同社のロゴ色が使用されている。

株式会社高速オフセットは、毎日新聞グループホールディングスを支える中核の総合印刷会社。1986年設立で、新聞印刷輪転機や商業輪転機を筆頭に多数の印刷機を保有し、主力の印刷事業のほかにも紙面/Webの制作事業、出版事業、ネット通販事業、自社商品の開発などをサービスとして展開している。

同社は、2008年4月にはFSC-COC認証を取得。環境に配慮した印刷技術や用紙の活用に長年着目しており、水なし印刷、ベジタブルオイルインキ、バイオマスインキ、バナナペーパー、バガス紙/タンザニアコットンペーパーなどの商材を広く取り扱っている。

今回、同社が全営業部員の名刺に「バナナペーパー」を採用したのは、人と環境と世界に優しい印刷物をより普及していく決意の表れ。「バナナペーパー」は環境問題にアプローチできるほか、フェアトレードの観点からザンビアの雇用問題や生活資金に貢献でき、売り上げの一部はザンビアの女性の教育支援や子供の就学に使われる。

株式会社高速オフセット
URL：https://www.kousoku-offset.co.jp/
2022/11/04