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多摩美術大学 TUBでサービスデザインの開発ツール「Business Origami」の販売がスタート

2022.12.16 Fri

東京ミッドタウン内の多摩美術大学 TUB(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー 5F)で、「Business Origami」の販売が開始された。株式会社日立製作所 研究開発グループが開発した「サービスデザイン」の新しいツール。印刷・加工は福永紙工株式会社が手掛けている。価格は1,500円(税込)。

「Business Origami」は、「モノ消費」から「コト消費」への流れの中で、重要性が高まっている「サービスデザイン」の創造的な開発ツール。多様な価値観を持つメンバーが1つの卓を囲み、視覚的にイメージを共有しながら創造的なディスカッションを行い、新しいサービスの全体像をデザインするために役立つ。

紙製のカード型ツールを2つに折ることで、人型や建物や乗り物などの「折り紙」の模型を簡単に作ることが可能。カードには具体的な名称を書き込む欄が設けてある。これを活用することにより、“関係性”とサービス構造の可視化が可能。全体像の理解や、課題の発見・共有がしやすくなる。

この「Business Origami」は10年以上の歴史があり、出発点となったのは株式会社日立製作所の社内ツール。「立場による発言力の差が出にくく、平等なディスカッションが行えること」なども大きなメリットで、「人」中心のサービスを考える際などに用いられてきた。

本アイテムを教育現場で活用し、新しい学習方法を模索してきたのが多摩美術大学。今回、同大学は社会へ向けた活動の1つとして「Business Origami」の販売を開始し、それを通じてサービスデザイン教育プログラムの本質的な理解と幅広い普及を目指している。

「Business Origami」パッケージ。模型の役割を果たすカードには書き込み欄が用意されている
「サービスデザイン」のディスカッションの様子

多摩美術大学
URL:https://www.tamabi.ac.jp/
2022/12/16

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