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テクノロジー

モノクロ動画が自動でカラーに! メディアナビの動画加工ソフト「AVCLabs Video Enhancer AI」がスゴい

2023.06.29 Thu

株式会社メディアナビは、動画加工ソフト「AVCLabs Video Enhancer AI」を発売した。動画の高画質化とカラー化に特化した専用ソフト。AI技術を活用して自動的に処理されるため、メニューから機能を選んで保存ボタンを押すだけの簡単な操作で利用できる。

本ソフトでできること。動画の「高画質化」と「カラー化」に特化している

「動画の高画質化」の機能では、最大8K(7,680×4,320pixels)まで解像度を向上させることが可能。たとえば、数十年前にデジカメやガラケーで撮影した動画を美しくしたり、640×480pixelsなどのかつて一般的だったフォーマットの動画ファイルをアップスケーリングしてデジタルリマスターしたりできる。

最大8K対応の「高画質化」の機能

「AI超解像技術」が採用されているため、自動的に顔を検出してぼやけた部分を鮮明に見せることもできる。インターレースの解除も簡単。自動的に効果的な方法で横縞ノイズのない動画を作れる。

AIの解析で解像度アップと同時にノイズ除去も可能。左が処理前で、右が処理後。インターレース解除もできる
 

そのほか、動画の一部の切り抜きができることもポイント。一部分だけズームアップして動画にしたり、横長の動画から縦長の動画を作ったりしやすい。

好きな範囲でクロップして切り抜きができる。このほか、スローモーション動画の作成にも対応

もう1つの柱である「動画のカラー化」は、モノクロ映像を自動的にカラー映像へと変換できる機能。8ミリビデオなどで撮影したモノクロ映像などを持っている場合には、それを手軽にカラー化できる。

素材となる映像を持っていない人でも、パブリックドメインとして公開されている歴史動画などを使って楽しむことはできる。貴重な“昭和の映像”をモノクロからカラーにするのも簡単で楽しい。ただし、カラー化はAIが被写体を分析して着色するため、現実の色とは異なる結果になる場合がある。

カラー化の例。処理前の状態
自動でのカラー化の実行後
カラー化の例。処理前の状態
自動でのカラー化の実行後

また、本ソフトは変換処理がパソコン内部で完結するため、使用時にインターネット接続が必要ないことも大きな魅力。知らない間に写真・動画がインターネット上にアップロードされることもなく、安心して使える。

OSは、Windows 11/10/8/7(64bit)とmacOS 10.15以降に両対応(Windows版とMac版は別製品)。グラフィックカードを搭載したパソコンでの使用が推奨されているが、オンボードグラフィックでも使うことはできる。ただし、環境によっては変換に時間がかかる。

対応している入力フォーマットは、3G2、3GP、AVI、DIVX、FLV、F4V、M2TS、MTS、MOV、MP4、M4V、MPEG、MPG、DAT、MKV、OGM、RMVB、RM、TS、TP、VOB、WMV、WTV、ASF、DV、 WEBMと幅広い。出力フォーマットはMP4のみとなる。


株式会社メディアナビ
希望小売価格:各39,980円(税込)
URL:https://www.medianavi.co.jp/
2023/06/29

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