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Goodnotes 6発表、AIを活用した新機能や科学的な学習サポートなど高機能デジタルノートブックへ進化

2023.08.15 Tue

「Goodnotes 6」手書きを自動で修正するなど様々な新機能が登場

Goodnotesは8月10日、AI機能を備えたデジタルノートブック「Goodnotes 6」の提供を開始した。学習や仕事を一新するツールとして、「Goodnotes 5」からの大型アップデートとなる。

Goodnotes 6は、AI技術を駆使して、日常の学習や業務を劇的に進化させたアプリだ。世界中で愛用されるGoodnotesが、デジタルノートアプリとして新たな新機能を搭載している。手書きのメモやノートがこれまで以上にスマートになり、生産性を向上させることが期待されている。

Goodnotes 6の新機能

Goodnotes 6はこれまでのデジタルノート体験を一新するための革新的な機能を数多く搭載している。AI技術を駆使したスペルチェックは、手書きの誤字や脱字を自らの筆跡スタイルに基づき瞬時に修正する能力を持つため、手書きメモの品質と可読性が大きく向上することが期待される。

また、学習支援としての新機能も注目される。例えば、AI数学アシスタントを搭載したインタラクティブな試験対策教材は、SATやその他の統一試験への対策を徹底的にサポートするほか、間違いを特定し、その都度フィードバックを提供することで、効率的な学習が可能となる。日本語でも十分に活用できる学習サポート機能として科学的学習技術の導入を行っているが、これについては後述する。

さらに、Goodnotes 6ではアプリ内での新しいテンプレートやデジタル文房具をダウンロードできるマーケットプレイスの導入や、自由にカスタマイズできるダイナミックテンプレートも新たに追加された。

そのほか、Goodnotes 6では操作性の向上もされており、こすって消去や囲んで選択するなどの新しいペンジェスチャーが導入され、手書きメモの取り扱いがより直感的でスムーズになった。デジタルノートを使うことでの表現の幅や深さを一段と広げることができる。

手書き入力がより直感的でスムーズに

科学的学習技術の導入

続いてGoodnotes 6では、効果的な学習のための最先端の技術を取り入れている。アクティブリコールと間隔反復という、科学的に実証された2つの学習方法を中心に設計された新機能だ。

アクティブリコールとは、学習した知識をテストする過程で、脳内を検索し、答えを導き出そうとする方法である。認知的ストレスを活性化させることが、長期記憶力の向上に非常に効果的であることが確認されている。Goodnotes 6では、画像、手書き、テキスト入力といった多彩な方法でフラッシュカードセットを作成することができ、あらゆる内容に対してこのアクティブリコールを活用することができる。

間隔反復とは、学習と復習の間隔を適切に空けることで、情報の記憶に残りやすくする。復習までの間に一部の学習内容を忘れてしまうことで、再度その内容を積極的に思い出す必要が生じ、これが記憶の定着に寄与する。Goodnotes 6の学習セットは、この間隔反復法を高度なアルゴリズムで支援している。学習内容を忘れそうになるタイミングを予測し、最適なタイミングでの復習を促す通知を提供してくれる。

別のアプリへの切り替えることなく練習や復習をできるため、効率良く学習を進められる。ドラッグ&ドロップ、インポート、タイプ、手書きといった方法で、自分に合った学習セットを容易にカスタマイズできる。

学習効率の向上をサポートする機能も搭載

気になる料金について

Goodnotes 6は、基本的な使用は無料で提供されているが、より高度な機能を利用するためにはプレミアムプランの加入が必要となる。基本プランでは、ノートの作成や共有、基本的なテンプレートの利用が可能である。一方、プレミアムプランでは、AI数学アシスタントや高度なスペルチェック機能など、Goodnotes 6の全ての機能を活用することができる。

無料版にはノートは3冊まで、音声録音機能は1ノートにつき20分まで、AI タイプ入力不可など使用に関して制限がある。プレミアムプランの課金方法については、1回限りの購入と年間サブスクリプションの2つのモデルが提供されている。1回限りの購入は、4080円でiOS、iPadOS、macOSの全デバイスで、iCloud同期機能付きのGoodnotes 6を永久に利用することができる。一方、年間サブスクリプションは1350円で、WindowsやAndroidなど他のプラットフォームでもGoodnotesを利用することができる。

最適な購入方法は使用環境やニーズによって異なるが、さまざまなデバイスで使うことが想定される場合は年間サブスクリプションがおすすめだ。さらに、Goodnotes 5を既に購入しているユーザーは、Goodnotes 6へのアップグレード割引を受けることが可能であり、割引率は購入時期によって異なる。

なお、Goodnotes 5を利用している場合はGoodnotes 6へ更新せずにそのまま利用を続けることも可能だ。ただし、最新アップデートや最新機能を利用したい場合はGoodnotes 6へ移行した方が良いだろう。

まとめ

Goodnotes 6は、効果的な学習をサポートするツールとして、科学的に実証された学習技術を導入している。学習を進めるクリエイターは、アクティブリコールと間隔反復という二つの学習方法を活用することで、効率的に技能や知識を習得できるようになると言えるだろう。

常に新しいスキルを求められる環境で働くクリエイターにとって、新バージョンとなるGoodnotes 6はとても心強い。取ったメモを直接学習セットに変換できる機能と合わせて利用することで、最適化された学習を進められるだろう。

関連ページ:Goodnotes 6 

Goodnotes 
URL:https://www.goodnotes.com/jp 
2023/08/15

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