Appleは、2023年10月末の製品発表会で新型の「MacBook Pro」を公開しました。予約注文の受付が開始され、Apple Store直営店とApple製品取扱店で11月7日(火)から順次に販売スタートの予定。同時に発表された最新のM3チップが採用されています。
新登場のモデルは14型と16型のラインナップで展開。新たに本体色がスペースブラックのモデルも発売されます。
最新のApple M3チップを採用
今回のモデルには、前モデルのM2チップをさらに進化させたM3チップが搭載されました。M2搭載機の発売は2023年2月であったことから、比較的に短いスパンでの刷新となっています。
M3チップではCPUの高速化とともに、「従来のGPUとは異なる」という『次世代GPU』が採用されました。新技術の「Dynamic Caching」により、リアルタイムでハードウェアのローカルメモリの使用量を割り当てることで、それぞれのタスクに必要とされる正確な量のメモリのみが使われるようになっています。
ちなみにM3チップのグレードには現時点で「M3」「M3 Pro」「M3 Max」があり、新しく登場した「MacBook Pro」では、16型で「M3 Pro」もしくは「M3 Max」を選ぶことができます。また、14型では「M3」も含めた選択肢が用意されました。全体的にGPU周りが強化されていることは、特にクリエイターにとっては嬉しい刷新と言えるでしょう。
M3チップ搭載・14インチの各モデルを比較
新しい14インチの「MacBook Pro」は、大きくは「Apple M3チップ搭載機」と「Apple M3 ProまたはM3 Maxチップ搭載機」に分かれます。M3搭載機の本体カラーはスペースグレイとシルバーの2色で、M3 Pro/Max搭載機はスペースグレイの代わりに新色のスペースブラックを選べるようになりました。
M3チップは8コアCPU/10コアGPUの仕様で、メモリは8GB(最大24GB)。M3 Proチップは11コアCPU/14コアGPUか、12コアCPU/18コアGPUを選べます。M3 Maxチップは14コアCPU/30コアGPUの仕様で、オプションで16コアCPU/40コアGPUに変更もできます。メモリはM3 Pro搭載機が共通して18GB(最大36GB)で、M3 Max搭載機は36GB(最大128GB・16コアCPU搭載時)まで跳ね上がります。
インターフェイスについても、M3搭載機とM3 ProまたはM3 Max搭載機で異なります。まずは「M3にするか、M3 Pro/M3 Maxにするか」という分岐点で選択肢を検討すると分かりやすいでしょう。
| 新しい14インチ MacBook Proの販売モデル | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| チップ(SoC) | Apple M3 | Apple M3 Pro | Apple M3 Max | ||||||
| CPU/GPU | 8コア/10コア | 11コア/ 14コア | 12コア/ 18コア | 14コア/30コア | |||||
| ディスプレイ | 14.2インチ Liquid Retina XDRディスプレイ | ||||||||
| ディスプレイ仕様 | 3,024×1,964pixels / 254ppi / 広色域(P3)/ True Toneテクノロジー | ||||||||
| ストレージ(SSD) | 512GB (または1TB) | 512GB | 1TB | 1TB | |||||
| メモリ | 8GB(最大24GB) | 18GB(最大36GB) | 36GB(最大96GB) | ||||||
| 主なインターフェイス | Thunderbolt(USB 4)×2/HDMI/SDXCカードスロット | Thunderbolt(USB 4)×3/HDMI/SDXCカードスロット | Thunderbolt(USB 4)×3/HDMI/SDXCカードスロット | ||||||
| バッテリー | 最大22時間のApple TVアプリのムービー再生/最大15時間のワイヤレスインターネット | 最大18時間のApple TVアプリのムービー再生/最大12時間のワイヤレスインターネット | 最大18時間のApple TVアプリのムービー再生/最大12時間のワイヤレスインターネット | ||||||
| 本体カラー | スペースグレイ/ シルバー | スペースブラック/ シルバー | スペースブラック/ シルバー | ||||||
| 本体サイズ | 312.6(幅)×15.5(高さ)×221.2(奥行)mm | ||||||||
| 重量 | 1.55kg | 1.61kg | 1.61kg | 1.62kg | |||||
| 価格(税込) | 248,800円〜 | 328,800円〜 | 398,800円〜 | 538,800円〜 | |||||
※基本的にメモリの最大積載量は、搭載チップをグレードアップすると増える。最上位オプションの16コア M3 Max搭載時には最大128GBとなる
M3チップ搭載・16インチの各モデルを比較
新しい16インチの「MacBook Pro」にも、4種類の標準構成モデルがラインナップされている。2モデルがM3 Pro搭載機、もう2モデルがM3 Max搭載機です。M3 Max搭載機には、14コアCPU/30コアGPUのものと、16コアCPU/40コアGPUのものがあります。一方、M3 Proの2モデルはいずれも12コアCPU/18コアGPUでSoC自体は同じものであり、違いは積載メモリのみとなっています(18GBと36GB)。
| 新しい16インチ MacBook Proの販売モデル | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| チップ(SoC) | Apple M3 Pro | Apple M3 Max | |||||
| CPU/GPU | 12コア/18コア | 14コア/30コア | 16コア/40コア | ||||
| ディスプレイ | 16.2インチ Liquid Retina XDRディスプレイ | ||||||
| ディスプレイ仕様 | 3,456×2,234pixels / 254ppi / 広色域(P3) / True Toneテクノロジー | ||||||
| ストレージ(SSD) | 512GB(最大4TB) | 1TB(最大8TB) | |||||
| メモリ | 18GB (最大36GB) | 36GB (最大36GB) | 36GB (最大96GB) | 48GB (最大128GB) | |||
| 主なインターフェイス | Thunderbolt(USB 4)×3/HDMI/SDXCカードスロット | ||||||
| バッテリー | 最大22時間のApple TVアプリのムービー再生/最大15時間のワイヤレスインターネット | ||||||
| 本体カラー | スペースブラック/シルバー | ||||||
| 本体サイズ | 355.7(幅)×16.8(高さ)×248.1(奥行)mm | ||||||
| 重量 | 2.14kg | 2.16kg | |||||
| 価格(税込) | 398,800円〜 | 454,800円〜 | 554,800円〜 | 644,800円〜 | |||
※メモリの最大積載量は、搭載チップをグレードアップするオプションのカスタマイズによっては変動する
14型とは異なり、16型はいずれの製品もスペースブラック/シルバーの2色で展開されています。逆の観点で言えば、万一どうしても「スペースグレイ」の本体色を望むのであれば、選択肢は14型のM3チップ搭載機のみの一択となります。
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なお、今回の発表に伴い、「MacBook Pro」のラインナップは14型と16型の2系統に固定され、13型の販売が終了となったことも一部で注目されました。13型は独特な「Touch Bar」を備えていたラインで、M2チップ搭載機は登場しています。“挑戦的”かつ“画期的”な製品を特徴とする本来のAppleらしさのある機能ではあったため、感慨深さはありますが、この点については、よりラインナップがシンプルなものに最適化されたと受け止めることもできるでしょう。
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2023/11/07