ゲッティイメージズ ジャパン株式会社が「iStockの生成AI」の提供を開始しました。ストックフォトサイト「iStock」から派生した生成AIツールです。75以上の言語に対応しており、「iStock」の全てのユーザーが利用できます。
ストックフォトの老舗による生成AIツール
ゲッティイメージズは、質の高い多くのロイヤリティフリー素材を取り扱うストックフォト企業の老舗です。「iStock」では、数百万点もの写真素材や映像が独占素材として提供されています。
その「iStock」が近年の生成AIの需要の高まりを受けてスタートしたのが、今回の「iStockの生成AI」です。ビジュアルデザイン用の生成AIモデルである「NVIDIA Picasso」を搭載し、ゲッティイメージズのクリエイティブライブラリのコンテンツや独自のデータのみを使用してトレーニングされています。
URL:https://www.istockphoto.com/jp/ai/generation/about
商用利用が可能な「iStock」の画像ライブラリとシームレスに連携し、「欲しい画像」を高いクオリティで手軽に生成できるツールです。ユーザーは生成された画像をダウンロードして、追加費用なくライセンスを取得でき、デザインの仕事に役立てることができます。
法的補償が用意されていることが大きな魅力
一般的に、生成AIを用いたサービスは著作権などの安全性が不透明なことも多く、実際に仕事に使うにはリスクが高いと感じられることもあるでしょう。それに対し、「iStockの生成AI」は、上記の機械学習の方法に加え、より安心できる法的補償が用意されていることも特徴です。
生成したビジュアルには、「iStock」の標準的な10,000USドルの法的補償が付いてきます。つまり「安全に商用で取り扱える画像だ」ということを、サービス側で担保しているわけです。また、生成した画像がクリエイティブ素材のライブラリに追加されることはないため、他者にライセンスされる心配もありません。コンテンツの複製が、「iStock」の生成AIモデルに再トレーニング目的で使用されることはあります。
生成画像は従来のライブラリの検索にも便利
1回の操作ではプロンプトごとに4つの異なる画像が生成され、簡単に適切なプロンプトを作れる「プロンプトビルダー」の機能も用意されています。ダウンロードできるのは中サイズと大サイズの画像で、大サイズにするには生成数が1つ必要です。100生成で2,215円(税抜)のプランが提供されており、アカウントで手続きしない限り自動補充が行われるため、生成が途切れる煩わしさもありません。
本ツールは印刷物やSNSでの投稿やオンラインプロモーションをはじめ幅広い用途に活用できますが、「従来のストックフォトとの使い分けは?」という点についても気になります。1つのアイデアとして提示されているのは「生成したビジュアルを画像検索に使う」という方法です。
ありのままの良さがある既存の事前撮影ビジュアル素材を必要とするときに、AIが生成したビジュアルで画像検索すれば、自分がイメージしたものを特定して見つけやすくなります。もちろん反対に、まずは「iStock」で必要なビジュアルを探し、ぴったりのものがなければ「iStockの生成AI」で作り出す、というベーシックな使い方もできるでしょう。
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AIでの画像生成は非常に便利ですが、特に仕事の現場では、信頼の置けるツールやサービスを利用することが、今後ますます重要視されることでしょう。ストックフォトでの確かな実績があり、独自の法的補償も用意された「iStockの生成AI」は、特に “安全性” という面でも注目のツールとなりそうです。
ゲッティイメージズ ジャパン株式会社
URL:https://www.istockphoto.com/jp
2024/01/22