• はてなブックマーク
  • RSS
  • Line

アート/イベント

入賞作品の商品化が検討される「第17回 シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」

2024.04.01 Mon

一般社団法人未来ものづくり振興会が「第17回 シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」の募集を開始しました。商品化を前提にしたプロダクトデザインのコンペで、今回のテーマは「可視化するしるし」です。

過去にも受賞作品の商品化が話題となってきたコンペ

「17th SHACHIHATA  New Product Design Competition(シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション)」では、2024年3月1日(金)から事前エントリーの受付が行われていましたが、4月1日(月)から本格的に募集が開始されました。応募受付の期間は5月30日(木)の12:00までで、1次審査ではA3サイズでPDF形式のプレゼンシート(1枚)の提出が求められています。

プレゼンシートの必須項目:
エントリー番号、作品名、作品の一般名称、300文字以内のコンセプト、作品イメージ(写真/CG/イラスト/図面など)

本コンペはシヤチハタ株式会社の特別協賛のもとで開催され、過去の受賞作品が実際に商品化されて話題となったことも特徴です。

第13回 グランプリ受賞の「スーパー楕円はんこ」。2022年6月にmakuakeで先行販売が開始され、好評につき翌年2月から一般販売がスタート
第15回 準グランプリ受賞の「K=5%」。「いろもよう 淡彩 わらべ」として商品化され、2023年12月にテスト販売

2023年に実施された第16回では、過去最多となる1,287作品の応募があり、9点が受賞作品に選ばれました。

第16回のテーマは「思いもよらないしるし」でグランプリは中山大暉氏の「F!nd !t」。
移動中などに心を揺さぶられた瞬間に「!」ボタンを押して “しるし” を残し、
連動アプリ上に自分だけの地図を作れるデバイス

「テーマの理解力」が大きな腕の見せどころ

今回の募集テーマは「可視化するしるし」で、“しるし” が持つ可能性を広げるプロダクト、もしくは仕組みの提案が求められています。応募できるのは未発表のオリジナル作品に限られるため注意が必要です。

“しるし” とは何であるかは難しく、同時にとても広がりのある挑戦しがいのあるテーマに感じる人が多いことでしょう。このテーマについては「たとえば、記録されないような日々のこと、ささいな変化、誰も気に留めないような瞬間に着目し『しるしかもしれない』と呼べるものを探ってください」と補足されています。

全ての受賞作品が商品化の検討の対象

審査員は、中村勇吾氏、原研哉氏、深澤直人氏、三澤遥氏の4名のほか、新たに岡崎智弘氏がゲスト審査員に迎えられました。グランプリ作品の作者には賞金300万円が贈られ、準グランプリ2作品(賞金50万円)、審査員賞5作品(賞金20万円)、特別審査員賞1作品(賞金20万円)を加えた計9作品の受賞作品について商品化が検討されます。

左から中村勇吾氏、原研哉氏、深澤直人氏、三澤遥氏、岡崎智弘氏。シヤチハタの代表取締役社長で未来ものづくり振興会の代表理事も務める舟橋正剛氏も特別審査員として参加

審査基準には、「テーマの理解力」「新規性・革新性」「提案の実現性」の3つが挙げられています。1次審査を通過した場合には、8月30日(金)までに模型の製作・提出が必須です。模型の製作にあたっては、補助金1万円(税込)が支払われます。その模型をもとにした最終審査は9月6日(金)の予定で、10月11日(金)に東京都内で表彰式が催されます。入賞した場合、その表彰式に参加が可能であることも必要です(18:00からの予定)。

* * * * * * * * * *

■応募締切:
2024年5月30日(木)12:00

■応募資格:
年齢・性別・職業・国籍不問/日本語でのコミュニケーションが可能であることが必要/1次審査を通過した場合に2024年8月30日(金)までに模型製作が可能であることが必要/入賞した場合に2024年10月11日(金)18:00から開催予定の東京都内での表彰式に参加が可能であることが必要/1人または1グループで複数作品の応募可

■賞:
グランプリ(300万円)
ほか

■問い合わせ先:
シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション事務局
url. https://sndc.design/

アート/イベントの他の記事

一覧を見る

読込中...

逆引き辞典逆引き辞典