Adobe社は、2025年7月に「Adobe Firefly Video Model」をアップデートしました。強力な機能強化が実施され、「テキストから効果音生成」や「音声から効果音生成」といったβ版の機能も追加されています。
商用利用できる安心の動画生成AI
Adobe Fireflyは、PhotoshopやIllustratorとの連携でもおなじみのAdobeが開発した生成AIツールです。Video Modelによって、動画の自動生成にも対応しています。「Adobe Firefly Video Model」もFireflyのほかの生成AIモデルと同様に、権利関係がクリアな安全に商用利用できるAI生成モデルであることが大きな特徴です。
2025年7月の「Adobe Firefly Video Model」のアップデートでは、モーションの再現度が向上し、より自然な動画を生成できるようになるなどの強化が行われました。さまざまなスタイルの表現に対応すべく、Fireflyで利用可能なサードパーティーの生成AIモデルも拡大されています。参照動画をアップロードしてその構図を新しい動画に適用するような処理も可能となりました。
新たに効果音の生成にも対応
今回の記事では、新しい「Adobe Firefly Video Model」にβ版として追加されたいくつかの機能を紹介していきます。まずは動画とは切り離すことのできない「効果音」を生成する機能です。「テキストから効果音生成(ベータ版)」と「音声から効果音生成(ベータ版)」が新たに登場しています。
「テキストから効果音生成(ベータ版)」を用いると、ライオンの咆哮や自然の環境音など、さまざまな効果音を簡単なテキストでの指示(プロンプト)のみで生成することが可能です。さらに、自分の声の抑揚を使ってサウンドのタイミングや強さを調整するような細かい制御もできます。同社のブログでも紹介されているように、たとえばアニメーションの動物の口の動きのタイミングに合わせて鳴き声をつけたい場合などに便利そうな機能です。
アバターが話す動画の作成も簡単に
β版として追加された機能では、もう1つ「テキストからアバター生成(ベータ版)」があります。これは、アバターが台本を読み上げる動画を簡単に作れる機能で、日本語にも対応済みです。
ライブラリーからアバターを選んで背景を設定し、発話のトーンを選びます。あとは台本のテキストを指定すれば、Fireflyの自動処理によってアバターが自然に台本を読み上げているようなシーンを作ることが可能です。この機能の応用例としては「バーチャルプレゼンターによるビデオレッスンやFAQの提供」「ブログ投稿や記事の動画コンテンツへの変換」「人間味のあるアイデア提案や社内研修資料の作成」などが挙げられています。
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今回の「Adobe Firefly Video Model」のアップデートでは、より実践的に活用しやすい機能の強化・追加が行われています。β版の機能を実際にAdobe Firefly web版で試してみたところ、操作は非常に簡単でした。効果音の生成は、動画の生成から続けて実行することも可能です。アバター生成で選べるアバターの種類がもっと増えてほしかったりと今後のさらなる進化に期待したい点も多いですが、β版ながらも十分に活用しやすい機能であるという印象を受けました。
アドビ株式会社
URL:https://www.adobe.com/jp/
2025/08/01