ブラザー工業株式会社の国内販売子会社であるブラザー販売株式会社は、2026年6月に「GTX300NC」を発売します。Tシャツなどに直接プリントができるガーメントプリンターの新製品で、希望小売価格は1,958,000円(税込)です。
新開発のプリントヘッドでプリント速度が向上
本製品は、5色(CMYK+W)の水性顔料インクを採用したガーメントプリンターです。ピエゾインクジェット方式による衣類への直接プリント(DTG)ができ、転写用のフィルムへの出力(DTF)にも対応しています。
| 本体サイズ | 1,295(幅)×583(高さ)×1,465〜1,670(奥行)mm |
| 重量 | 約125kg(プラテンを含む) |
| インターフェイス | 100/1000BASE-T、USB3.0(USBメモリ用)、USB2.0(パソコン接続用) |
既存の「GTX」シリーズの製品と同様に、1度のヘッド操作でカラーインクと白インクを同時にプリントできるワンパス機能を搭載していますが、DTGプリントで白インクを使う場合には、前処理剤を塗布後にヒートプレスで乾かす工程が必要です。標準付属のレギュラープラテンは355.6×420.1mmで、オプションのワイドプラテンによって最大406.4×533.4mmまでのプリントに対応します。
出力解像度は1,200×1,200dpiです。新開発のプリントヘッドを採用したことにより、インクの吐出効率が改良され、プリント速度もアップしました。
フィルムのマグネット固定でDTFの作業性もアップ
DTFプリントは、専用の転写フィルムにデザインデータをプリントし、Tシャツなどの素材へ転写する方式です。従来のDTGプリントが適している綿などの天然素材に限らず、DTFプリントではポリエステルやナイロンなども含めた幅広い素材に対応します。
「GTX300NC」では、このDTFプリントの作業性を向上させるため、フィルムをマグネットで固定する方式が採用されました(レギュラープラテン・ワイドプラテンのみ)。フィルムのセットがより簡単になって、扱いやすくなっています。
操作しやすい大型タッチパネルと専用ソフトの新機能
本体には7インチの大型タッチパネルが実装され、視認性が高まって操作しやすくなりました。画面に表示されるイラスト付きの操作ガイドで、毎日の基本メンテナンスや定期清掃、出力枚数に応じて発生する定期交換部品の交換方法も確認できます。
さらに、プリンタードライバー・作画ツールの「GTX Graphics Lab」にも、「GTX300NC」専用の新機能が追加されました。「白さの強化機能」で、カラーの滲みを抑えながら白色部を明るく表現できるようになっています(生地の素材や色、前処理剤の塗布状況によっては変化が分かりづらい可能性もあり)。
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「GTX300NC」は、ECサイトの運営やイベント会場でのグッズ販売で、オリジナルTシャツを制作・販売するニーズに応えた製品です。ガーメントプリンターの操作に不慣れなユーザーでも扱いやすいことが特徴で、必要な数量のみのオンデマンド生産に対応します。
ブラザー販売株式会社
問い合わせ:0570-074-116(商用・大判プリンター専用ダイヤル)
URL:https://www.brother.co.jp/
2026/05/21