表計算ソフトの利用や、確定申告のような数値入力が多い作業で、あれば重宝するのがテンキーです。最近はノートPCをメインに使う人も増え、独立したテンキーがない環境で作業している人も少なくないはず。こうした場合に、外付けのテンキーがあれば、数値入力を効率化できます。
今回紹介する上海問屋の「DN-916125」は、そんなテンキーのひとつで、USBでPCと接続して試用します。そんな本製品の大きな特徴は、数字キーの左側に、矢印キーやHome/Endキー、PageUp/Downキーなどの拡張キーを搭載していることです。
一般的なテンキーは、数字を中心に4列しかキーがなく、そのぶん幅はスリムです。これらはノートPCの真横に置いて使うには幅も取らず便利ですが、実際にはテンキーは必ずしもノートPCの真横に置かれるとは限らず、手前に引き出して使うこともよくあります。
こうした場合に、矢印キーを操作しようとすると、ノートPC本体のキーボードと本製品の間とで手を行ったり来たりさせなくてはならず、かなり面倒です。しかし本製品の場合、矢印キーが隣りにあるので、例えばExcelの入力中に、セルを移動するのも簡単です。
さらに本製品はHome/Endキー、PageUp/Downキーはもちろん、上段にはMacでF13~F16として使えるファンクションキーなど、さまざまな拡張キーが用意されています。なかには電卓アプリを一発で起動できるショートカットキーもあり、数値入力や計算の多い業務で重宝します。
本体は薄型のアイソレーション構造で、ノートPCのキーボードとよく似たキータッチです。ストロークはそれほど深くなく軽めですが、ノートPCと組み合わせて使う場合、あまりキータッチに差があると違和感を感じるため、この仕様はベターでしょう。ちなみにキーピッチは19mmと十分な余裕があります。
一方で、本製品でネックとなるのは横幅の広さです。幅のない一般的なテンキーでも、ノートPCの右側に置いた時、マウスと置き場所がバッティングすることはよくありますが、さらに横幅が広い本製品は、この点はどうしても不利になります。マウスの置き場所はそのままにして、テンキーは手前に引き出して使うなど、工夫をする必要がありそうです。
もうひとつ、本製品側のNumLockキーをオンにすると、連動してPC側のNumLockキーもオンになる、いわゆるNumLock連動型であることには注意する必要があります。
具体的には、キーボードからの文字入力中(NumLockオフ)はテンキーの数字キーは上下左右キーとしてしか認識されず、またテンキーからの数字入力中(NumLockオン)は、キーボードからの文字入力で一部キーが数値入力になってしまいます。
テンキーから数値入力ができない状態でも、PageUpやDown、TabやDelete、BackやEnterなどのキーは問題なく動作するので、役に立たないわけではないのですが、文字入力と数値入力を交互に行うには毎回NumLockキーのオン・オフを行わなくてはならず、やや手間です。
このあたり、国内メーカーのテンキーのように、キーボード側のNumLockキーと、テンキー側のNumLockキーが別々に動作するNumLock非連動型ではないため、多少の不親切さはあります。付加価値も込みで便利な製品ですが、しばらく文字入力をせず数値だけを集中的に入力する場合に使用するなど、用途を選ぶ製品であることは、注意したほうがよさそうです。
- DATA
製品名:DN-916125
実売価格:1,980円
発売元:ドスパラ
2022.03.01 Tue