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Photoshopド定番チュートリアル

2025.11.04 Tue

写真素材などを使わずに、Photoshopで木目調のロゴを作る(木目/ロゴ)

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

木の年輪や木目のテクスチャはフリー素材をはじめ、ストックフォトなどからも簡単に入手することはできますが、自分の好きなように作ることも可能です。そこで今回はPhotoshopで写真素材などを使わず、ゼロからリアルな木目調のロゴを作るテクニックを紹介します。
*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を、一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能「ファイバー」「塗りつぶしツール」「描画モード」「ぼかし(ガウス)」「ノイズを加える」「長方形選択ツール」「渦巻き」「横書き文字ツール」「シャドウ(内側)」「スマートオブジェクト」「シャドウ・ハイライト」

Photoshopで木目調のロゴを作る: 
1.木目のベースを作成する

まずは新規ファイルを[幅:1200ピクセル]、[高さ:800ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]、[カンバスカラー:白]で作成したら、[描画色]を茶色(ここでは、16進数カラーコード[#82532a])に設定。背景レイヤーに対し、フィルターメニュー→“描画”→“ファイバー...”を[変化:15]、[強さ:20]で適用する(図1)(図2)

図1。[変化:15]、[強さ:20]に設定する。[開始位置を乱数的に変化させる]をクリックするとランダムに模様が変わるので、好みに応じて試してみてほしい
図2

レイヤーパネルで最前面に新規レイヤーを作成したら、[描画色]を先ほどより濃い茶色(ここでは、16進数カラーコード[#704621])に設定し、塗りつぶしツールでクリックして塗りつぶす(図3)

図3。新規レイヤーを濃い茶色で塗りつぶす

続いて、この塗りつぶしたレイヤーを[描画モード:乗算]に変更する(図4)(図5)

図4
図5。この時点のレイヤーの状態。濃い茶色で塗りつぶしたレイヤーを[描画モード:乗算]に変更する

次に、レイヤーパネルで背景レイヤーを選択したら、フィルターメニュー→“ぼかし”→“ぼかし(ガウス)...”を[半径:1pixel]で適用(図6)(図7)

図6。[半径:1pixel]に設定する
図7

さらに、フィルターメニュー→“ノイズ”→“ノイズを加える...”を[量:13%]、[分布方法:均等に分布]、[グレースケールノイズ]で実行する(図8)(図9)

図8。[量:13%]、[分布方法:均等に分布]に設定し、[グレースケールノイズ]にチェックを入れる
図9

Photoshopで木目調のロゴを作る: 
2.木目に渦のような模様をつける

木目の模様を調整していく。背景レイヤーが選択された状態のまま、長方形選択ツールでカンバス上をドラッグし、左半分ほどの部分に選択範囲を作成する(図10)

図10。左半分くらいに選択範囲を作成する

続いて、フィルターメニュー→“変形”→“渦巻き...”を、[角度:75°]で実行(図11)(図12)

図11。[角度:75°]に設定する
図12

次に、長方形選択ツールでその右側に選択範囲を作成したら(図13)、フィルターメニュー→“変形”→“渦巻き...”を、[角度:ー106°]程度で適用する(図14)(図15)

図13。右側に選択範囲を作成する
図14。[角度:ー106°]程度に設定する
図15

さらに、長方形選択ツールで中央辺りに選択範囲を作成したあと(図16)、フィルターメニュー→“変形”→“渦巻き...”を、[角度:130°]程度で適用し(図17)、選択範囲を解除しておく(図18)

図16。中央辺りに選択範囲を作成する
図17。[角度:130°]程度に設定する
図18

Photoshopで木目調のロゴを作る: 
3.文字を配置してロゴを仕上げる

ロゴを仕上げていく。まずレイヤーパネルで最前面のレイヤーを選択したあと、optionキー(Macの場合。WindowsではAltキー)を押しながらレイヤーメニュー→“表示レイヤーを結合”を実行。最前面に生成されるレイヤー(ここでは「レイヤー2」)以外を非表示にしておく(図19)

図19。この時点のレイヤーの状態。背景レイヤーと濃い茶色で塗りつぶしたレイヤーを結合したレイヤーが前面に生成されるので、そのレイヤーだけを表示しておく

次に、横書き文字ツールで元になる文字列(ここでは「Organic Lines, Timeless Beauty」)を入力して文字パネルでフォントやフォントサイズを設定する(図20)

図20

続いて、レイヤーパネルでcommandキー(Macの場合。WindowsではCtrlキー)を押しながらテキストレイヤーのレイヤーサムネールをクリックして選択範囲を作成する(図21)(図22)

図21。この時点のレイヤーの状態。commandキー(Macの場合。WindowsではCtrlキー)を押しながらマウスポインターをレイヤーサムネールに近づけると、ポインターの形が図のように変わる。その状態でレイヤーサムネールをクリックする
図22。文字の輪郭に沿って選択範囲が作成される

次に、レイヤーパネルで木目のレイヤー(ここでは「レイヤー2」)を選び直したあと、選択部分をカット&ペーストしてテキストレイヤーは非表示にしておく(図23)(図24)

図23
図24。この時点のレイヤーの状態。文字の形にカットしたレイヤーが、木目のレイヤーの前面に生成される。元のテキストレイヤーは非表示にしておく

新規レイヤーを作成して黒く塗りつぶしたあと、レイヤーパネル上で、そのレイヤーをドラッグして木目のレイヤー(ここでは「レイヤー2」)の背面に配置(図25)

図25。この時点のレイヤーの状態。木目のレイヤーの背面に黒く塗りつぶしたレイヤーを配置する

レイヤーパネルで先ほどペーストしたレイヤー(ここでは「レイヤー3」)を選択したら、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“シャドウ(内側)...”を、[描画モード:乗算]、[シャドウのカラー:黒]、[不透明度:100%]、[角度:90°]、[距離:2px]、[チョーク:0%]、[サイズ:8px]、[輪郭:線形]、[ノイズ:0%]で適用する(図26)(図27)

図26。レイヤースタイルの[シャドウ(内側)]を、[描画モード:乗算]、[シャドウのカラー:黒]、[不透明度:100%]、[角度:90°]、[距離:2px]、[チョーク:0%]、[サイズ:8px]、[輪郭:線形]、[ノイズ:0%]に設定する
図27

続いて、レイヤーパネルで木目のレイヤー(ここでは「レイヤー2」)を選択したら、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“シャドウ(内側)...”を、[描画モード:乗算]、[シャドウのカラー:黒]、[不透明度:100%]、[角度:90°]、[距離:0px]、[チョーク:20%]、[サイズ:3px]、[輪郭:線形]、[ノイズ:0%]で適用する(図28)(図29)

図28。レイヤースタイルの[シャドウ(内側)]を、[描画モード:乗算]、[シャドウのカラー:黒]、[不透明度:100%]、[角度:90°]、[距離:0px]、[チョーク:20%]、[サイズ:3px]、[輪郭:線形]、[ノイズ:0%]に設定する
図29

再び、ペーストしたレイヤー(ここでは「レイヤー3」)を選択したら、レイヤーメニュー→“スマートオブジェクト”→“スマートオブジェクトに変換”を実行(図30)

図30。この時点のレイヤーの状態

最後に、イメージメニュー→“色調補正”→“シャドウ・ハイライト...”を選び、[シャドウ:85%]、[ハイライト:0%]で適用すれば完成(図31)(図32)

図31。[シャドウ]を[量:85%]、[ハイライト]を[量:0%]に設定する
図32。完成ビジュアル

以上、Photoshopで写真素材などを使わず、ゼロからリアルな木目調のロゴを表現する方法でした。

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
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