目的と運用体制から考えるCMSの選び方 (5)
ツール紹介 WEB SPIRAL
（株）ネットドリーマーズ
既存のデザインを変更せずに利用可能
導入簡単で運用効率UP
通常CMSと呼ばれるソフトウエアでは、導入の際に既存のサイトをCMS向けに再構築する必要があるなど、さまざまな問題もある。そうした問題を回避し、CMS特有のメリットを得る。そのための有力な選択肢が、（株）ネットドリーマーズの「WEB SPIRAL」（ウェブスパイラル）といえる。
本記事は『Web STRATEGY』2006年 7-8月号 vol.4からの転載です
一般的なCMSの問題点を払拭
低コスト・短期間で導入可能
CMSはうまく導入・運用ができれば大きな効果を得ることができる。そのために、ある意味全社一丸となった大きなプロジェクトとしてCMS導入を図る企業も珍しくない。だが、細かい部分でCMS導入には問題点が多い。
（1）まずCMSは、デザインとコンテンツを分離しテンプレートによってページ生成するため、それに応じた移行作業が必要となる。この作業はページが多ければ多いほど、時間と労力を要する
（2）CMSですべてのページを管理しようにも不向きなページがあるうえ、導入前に検討と計画を緻密に立てなければならない
（3）場合によってはCMSに精通している業者でないと目的にかなった導入が行えなかったりするし、コストも導入期間も多く取られる
このような問題を解消し、かつCMSのもつメリットを得られるのが「WEB SPIRAL」だ。「WEB SPIRALでは、CMS特有のテンプレート化を行う必要がなく、HTMLのままで管理できますので既存のデザインを変更せずにそのまま導入できるのが大きな特長です。既存のCMSに向かないページにも導入可能です。専門業者に頼ることなく、パッケージをインストールするのがおもな導入作業になりますので、低コスト・短期間で利用可能です」（ネットドリーマーズ担当者）
それでいながら、承認フロー機能により確実に担当者の承認が得られ、公開時刻も設定できるなど通常のCMSと変わりのない公開管理機能をもち、サイトを構成するファイルを一元管理し、過去のファイルも自動的に履歴管理できるなどファイル管理機能も強力だ。
ファイルの更新履歴を、過去から現在、未来の公開予定まですべてバージョンナンバーを付けて管理できる履歴管理機能は、CMSにぜひとも必要な機能だ
CMS特有の機能も強力。
導入の敷居がとても低い
このようなWEB SPIRALのメリットからか、導入企業では何種類かの特徴的な利用例が出ている。たとえば、金融業界などではファイルの履歴を確実に管理するためファイル管理機能を徹底活用している。
各部署でコンテンツ制作を行うサイトでは、コンテンツづくり、ファイル更新・公開、承認といった具合に作業を割り振り、サイトの更新管理をスムーズにしている。
WEB SPIRAL導入後の利用例。各部署でコンテンツ制作を行うサイトの場合、作業をうまく割り振り更新管理をスムーズに行っている
また、各ページにそれぞれ承認する責任者がいる場合に、コンテンツ制作担当と承認担当者の煩雑だったやりとりを整理。承認後自動公開することで、無駄な作業を減らし効率化させている。
各ページにそれぞれ承認を行う担当者がいる場合は、コンテンツ制作担当と各承認担当者の煩雑だったやりとりを整理し、承認後自動公開することで効率化させている
「一般的にCMS導入というと大きなプロジェクトとなります。導入後に何らかの問題があって変更したかったり、CMSを取りやめて元のサイトに戻したいということも出てきます。移行作業に要した労力と時間、コストを考えるとCMSでは容易に元に戻す変更はできないでしょう。ですがWEB SPIRALであれば、導入の敷居が低く、デザインも変えていませんから、このような変更も可能なのです」（ネットドリーマーズ担当者）
同社では希望者に全機能が利用できる試用版（1カ月限定）を配布しているので試してみてはどうだろうか。
●DATA
導入タイプ：サーバインストール型、ASP型（一部）
●問い合わせ先
（株）ネットドリーマーズ eビジネス本部
03-3536-3064
http://www.webspiral.jp/
本記事は『Web STRATEGY』2006年 7-8月号 vol.4からの転載です
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