今月の1年生デザイナー
佐藤 遥さん(DeNA)
〔プロフィール〕
さとう・はるか●兵庫県出身、東京都育ちの24歳。子供の頃からゲームが好きで、さまざまな世界観に触れたことがきっかけで、絵を描くこと自体も好きになったという佐藤さん。高校卒業後は、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科に進学。大学ではイラストレーションを中心に、ブックデザインなども幅広く学ぶ。就職活動では「ゲームをつくる仕事に携わりたい」という思いで、ゲームメーカーを中心に活動を行う一方、その頃、たまたま放送されたNHKスペシャルにて、南場智子氏(DeNA社長/当時)とニール・ヤング氏(ngmoco(DeNAの米国子会社)社長/当時)が登場したのを見て、スマホ、ソーシャルゲームの可能性にあらためて目を向けるようになる。DeNAに独自にポートフォリオを持ち込んだところ認められ、インターンの後、入社。入社して約2年。やりたいことを積極的に提案できる風通しの良い環境で、現在はさまざまなゲームタイトルのアートワークに携わっている。今後の目標としては「アートワークだけでなく、UI(ユーザーインターフェース)の知見も深め、新しいゲームの表現を積極的に提案していきたい」と語る。そんな佐藤さんの、公私ともに忙しい一週間をお送りします!
DeNAとは?
1999年創業。eコマースを皮切りに、PC、モバイル向けのサービスを次々と展開。2009年にゲームプラットフォームMobageをローンチし、現在の会員数は5000万人を数える。ゲーム領域だけではなく、無料で読めるマンガ雑誌アプリ『マンガボックス』や通信教育アプリ『アプリゼミ』なども展開。「日本だけでなく世界中の人々に親しんでもらえる、価値あるサービスを創造していきたい」という信念のもと、2013年1月にはコーポレートロゴを刷新した。
http://dena.com/
土曜。ゲーム→送別会へ。
12:00 起床
休日なので、ゆっくりと起きました。
12:30 ランチ
パンと、わしたポーク(スパムみたいな、沖縄の食べ物)と、卵を食べました。昼下がり感満載のランチです。
13:00 ゲーム
休日で家にいる日はゲームをすることが多いです。今日は、とりあえず先日発売された『DARK SOULS(ダークソウル)2』(フロムソフトウェア)をプレイ。発売前から東京ゲームショウやユーザーテストでもプレイしていて、首を長くして発売を待っていた3DアクションRPGです…。2009年に発売された『Demon's Souls(デモンズソウル)』の流れをくむもので、要素がいい具合に復活していて、とても面白い! 他社のゲームから学ぶべき点はたくさんありますね。
▲よく死ぬゲームです…
▲このところプレイしているゲームはこの辺り。会社の人と情報交換して選んでいます。ゲーム会社出身の人も多いので、現場の裏話も聞けて楽しい!
15:00 ラフを作成
昨日の友達とのSkype打ち合わせでイラスト本をつくることになったので、そのラフを描いてみました。仕事と違って、売れる目線などは無視して好きなように描き進めながらやれるので、本当にざっくりとしたものです。みんなのイメージに合っているかどうか、linoにラフを貼って確認してもらいます。関係ないですが、メンバー間で今流行っているのは「ぼのぼの」のスタンプ! 大体これでコミュニケーションがとれちゃいます。最近また、漫画も集めだしました。
▲植物のようなイメージのリクエストだったので、シェイクスピアのティターニアをイメージして描いてみました
17:00 送別会へ
夕方から送別会があるので、その準備。おいしそうなイチゴ“とちおとめ”が売っていたので、それを手土産に集合場所に向かいます!
18:00 鍋を囲んで送別会
元DeNAの先輩夫妻が仕事で海外に行くため、その送別会です。みんなで鍋をつつきましたー。寂しいですが、みなさん、いろいろな目標があって積極的に動く方が多くて尊敬します。純粋に今後の活動が楽しみです。この日は日付をまたぐくらい、だらだらと雑談しつつ、楽しく過ごしました。
25:30 帰宅
帰宅後、寝る前にもイラスト本の中身のラフを何案か作成しました。コピー用紙にどんどん描いていきます。アイディアが固まっていないうちはアナログでラフを描くことが多いです。キリの良いところで、おやすみなさい。