
第9章 CSS Nite鷹野雅弘のプレゼン・ハック
第2回 プレゼンの前にやっておきたいこと
パソコンを使ってプレゼンをおこなうとき、事前にやっておきたいことをリストアップしてみました。前回の記事の「スライドはプレゼンに必ずしも必要というわけではない」という内容と矛盾するようですが、実際、何かしらパソコンを使う機会が多いはずです。参考にしてください。
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[プロフィール]鷹野雅弘(たかの・まさひろ) 株式会社スイッチ。DTP制作、トレーニングをコアスキルとしてスタートし、Web制作、プロデュース、執筆などを業務としている。2005年に「CSS Nite」をスタート。55回以上の開催を通し、のべ1万人以上が参加するセミナーイベントに。名古屋、大阪をはじめ、青森、沖縄などの地方版も10都市以上で開催。 |
電源とスリープ、スクリーンセーバ
プレゼン中、急に画面が暗くなってしまったり、スクリーンセーバが走ってしまったり、はたまたスリープしてしまったり…といった状況は避けたいものです。
「短時間のプレゼンだから」と電源なしで望む場合、普段と異なる設定になっているために意図せず上記のような状況になってしまうことがあるようです。
なお、スクリーンセーバの種類も要検討です。趣味に走ったスクリーンセーバがきっかけで場が和むことがあるかもしれませんが、スライドを使わない状態で話しているときには、動きの少ないアニメーションが適しているでしょう。
「短時間のプレゼンだから」と電源なしで望む場合、普段と異なる設定になっているために意図せず上記のような状況になってしまうことがあるようです。
なお、スクリーンセーバの種類も要検討です。趣味に走ったスクリーンセーバがきっかけで場が和むことがあるかもしれませんが、スライドを使わない状態で話しているときには、動きの少ないアニメーションが適しているでしょう。
マウスポインタ(マウスカーソル)
「ブラウザでサイトを見せながら説明する」という場面では、マウスポインタを遠目からでも見やすいように変更してくとよいでしょう。
Windowsの場合には、[マウスのプロパティ]コントロールパネルで[デザイン]を「拡大ポインタ」にすると、マウスポインタが少し大きくなり、かつ、フチがくっきりします。
Windowsの場合には、[マウスのプロパティ]コントロールパネルで[デザイン]を「拡大ポインタ」にすると、マウスポインタが少し大きくなり、かつ、フチがくっきりします。

Windowsではマウスポインタの「デザイン」を変更する

マウスポインタ(左:デフォルト、右:変更後)
Macの場合には、[ユニバーサルアクセス]環境設定の[マウス]タブに、[カーソルのサイズ]という項目があります。ポインタを大きくしておくとよいでしょう。

Macの場合には、マウスポインタ(カーソル)のデザインは変更できないのでサイズを大きくする
なお、マウスポインタが気にならないように画面の端に置いておくというローテクな手法もありますが、画面の四隅は(スクリーンセーバを走らせる)ホットスポットになっていることもあるので注意しましょう。
プレゼン中のマウスポインタ
スライドを使っている場合には基本的に不要ですが、スライド中で画面内を指し示す場合に有効です。
PowerPointやAcrobatでは、通常マウスポインタは表示されず、マウスポインタを移動した場合に表示、動かさないと数秒後に非表示に戻るという動作がデフォルトです。
PowerPointやAcrobatでは、通常マウスポインタは表示されず、マウスポインタを移動した場合に表示、動かさないと数秒後に非表示に戻るという動作がデフォルトです。

Acrobatの環境設定。「常に表示」にしておくとマウスポインタが画面上に表示されたままになってしまう。デフォルトの「数秒間だけ表示」が望ましい
Keynoteのデフォルトでは、マウスを移動してもマウスポインタは表示されません。環境設定の[スライドショー]カテゴリで「マウスの移動時にポインタを表示」を選択してくおくとよいでしょう。

Keynoteの環境設定。デフォルトではポインタは表示されない
その他
IMEのパレット(Windowsでは「言語バー」)は、非表示にしたり、タスクバーに格納しておくとよいでしょう。アプリケーションによっては、スライドショー中にIMEのパレットが残ってしまいます。
スライドショー中に「言語バー」が表示されないようにタスクバーにしまっておくとよい
また、とりあえず、デスクトップは整理しておきたいですね。乱雑なデスクトップにあまりよい印象を与えかねませんし、場合によっては機密事項など、不適切なファイル名が読まれてしまうことがあります。
バックアップ
パソコンが動かない、プロジェクタから出力されない、インターネットがつながらない、このようなトラブルはプレゼンではありがちです。
私の場合、大事なプレゼンではパソコンを2台持って行きます。そこまでしなくても、ほかの方のパソコンを借りるといった場合、アプリケーションが入っていない、入っていてもバージョンが異なる、といったケースがあります。
・PowerPointやKeynoteなどで制作した場合には、PDFに変換しておく
・USBメモリ(2本)に、それぞれバックアップを取る(オリジナルファイル、PDF両方)
さらに「悲観的に準備して、楽観的に行動する」という観点から、
・オンラインストレージにもバックアップをおいておく(USBメモリを落としたり、なくしたりに備え)
・見せたいサイトはキャプチャを撮って、スライドとして入れ込んでおく
最近では、操作デモをムービーにしてしまって、当日のトラブルを回避するという方法も使われています。多少のトラブルがあっても「ライブ感」が出るので、“生”の方が個人的には好きですが……。
●まとめ
今回取り上げた内容は、それぞれ当たり前のことですが、いざ、プレゼンとなると意外に見落としやすいようです。
重要な点は「プレゼンの注意をそぐノイズを発生させないこと」。スクリーンセーバが走ってしまったり、IMEのパレットが残ったままなどで、散漫なプレゼンにならないようにしましょう。
次回をお楽しみに!
重要な点は「プレゼンの注意をそぐノイズを発生させないこと」。スクリーンセーバが走ってしまったり、IMEのパレットが残ったままなどで、散漫なプレゼンにならないようにしましょう。
次回をお楽しみに!




