傘の先端が後ろの人にあたる事故を未然に防ぐ、バッグ装着型の傘ホルダー~ヴェリー「KASATEBURA(カサテブラ)」レビュー

TEXT:山口真弘(ITライター)
雨の日、外出先で雨が止んで傘を片手で持っている時、後ろにいる人に当たりそうになってしまったことはないでしょうか。日常に潜む危険な行為として、TwitterなどのSNSではたびたび報告されて非難の対象になるので、自分でも日頃から気をつけている人も少なくないでしょう。
もっとも、その日の荷物の持ち方によっては、知らず知らずのうちに、このような危険な状態になってしまうのはありうる話です。このような、傘の先端が後ろの人に当たってしまう事故を防ぐのにぴったりなのが、今回紹介する「KASATEBURA(カサテブラ)」です。

「KASATEBURA(カサテブラ)」本体。特許も取得した製品です

傘を挿入する塩化ビニル製のホルダー。径は太さに合わせて調整できます
またこれに加えて、濡れた傘を直接手で持たなくて済むという利点もあります。雨の日に傘を携えて屋内を移動する場合などにはぴったりです。素材は塩化ビニルということで水はけもよく、拭ってやれば簡単に水滴が取れますので、未使用時は取り外してバッグの側面ポケットに入れておけます。

バッグの取っ手に取り付けて使います。サイズは2種類がラインナップされています

取っ手に差し込むだけなので、反対側に移動させて使うのも容易です

バッグに取り付けた状態。この角度であれば傘が後ろの人に当たる心配はまずありません。片手がフリーになるので自由度も増します。引っ掛けられる取っ手があれば、ショルダーバッグなどにも対応します
ホルダー部は基部に面ファスナーで固定されているため、前寄りおよび後ろ寄り、どちらの角度にも固定できます。といっても後ろ向きに使うことはほぼなく、バッグを反対側の手で持つ時に、付け替えるとよいでしょう。ちなみに垂直に取り付けることもできますが、傘が長いと先端が地面についてしまうため、やはり前後どちらかに倒して使ったほうがよさそうです。

傘のホルダー部は基部に面ファスナーで固定されています

バッグを反対側の腕で持つ時には、傘の角度を逆向きに倒して使います
バッグの持ち手幅が約18cm用のMサイズと、約20~22cm用のLサイズがラインナップされていますので、あらかじめ取り付け予定のバッグの持ち手幅を確認した上で、購入することをお勧めします。

山口 真弘(やまぐち まさひろ)
ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。Twitter:@kizuki_jpn