知っておくべきホスティングサーバ新知識 第2回 | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
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第2回

技術の発達や時代のニーズに合わせ、ホスティングサーバも変化してきている。ホスティングサーバについての知識を深めることは、Webサイトをより確実に、効率よく構築・運営するための大きな力となる。本特集をとおし、Webサイトに関わる者であれば知っておきたい知識を身につけてほしい。


文=中村 南



今月のラインアップ

Hosting
Guide 01

@Next Style

「@Next Style」
株式会社ワダックス

Hosting
Guide 02

CPI

「CPI」
株式会社KDDI ウェブコミュニケーションズ

Hosting
Guide 03

アイル

「アイル」
アイルホスティングサービス

Hosting
Guide 04

ドメインキーパー

「ドメインキーパー」
株式会社ハイパーボックス

Hosting
Guide 05

マネージド・ホスティングマネージド・ホスティング

「マネージド・ホスティング」
株式会社スカイアーチネットワークス

Column

「より効果的なデータバックアップを行うためには」



Hosting
Guide 01

高度なセキュリティ対策を
リーズナブルな価格で

@Next Style

Link:www.wadax.ne.jp/
株式会社ワダックス


顧客満足度99%を達成した
サポートの実力

 「No!と言わないサポート」をモットーにユーザー本位のサポートを展開してきた㈱ワダックスでは、同社クライアントを対象にしたアンケート調査で99%の満足度を達成。平日22時まで対応の(土日祝は18時まで)365日の電話サポートや、24時間受付で営業時間内に受信した場合は即日返信するメールサポートなど、レスポンスの良さが魅力だ。またセコムトラストシステムズ㈱との業務提携により、定期的に外部からの脆弱性診断を実施。すべてのサービスが同社のIPS(不正侵入検知防御システム)を導入することで、万が一侵入が発生した場合でも、即座に対策を実施する体制が採られているという。ウイルスチェッカとSPAMフィルタが標準で付属するなど、全プランで必要なセキュリティ機能が提供されているのも特長だろう。


セコムトラストシステムズ(株)の
SSLサーバ証明書が標準付属

 共用サーバサービス上位プランの「プロフェッショナルセキュリティパック」では、セコムトラストシステムズ㈱が発行する実在証明付きのSSLサーバ証明書「セコムパスポート」が標準で付属しており、証明書を単体で導入する場合と比較してリーズナブルな価格での利用が可能となっている。すべての手続きを同社が代行するため、取得から組み込みまでワンストップで完了するのもポイントだろう。プロフェッショナルセキュリティパックでは、毎日1万項目以上の脆弱性診断を実行するオプション、「e-SECOM診断365」も提供されており、高セキュリティを求めるクライアントにも最適だ。ハードディスクが2台同時に故障してもデータを復旧できるRAID 16の採用とNASサーバによるバックアップの併用により、リスクに強い信頼性も備えている。


 なお、サーバ運用/管理からパッチ適用までフルマネージで委託できる専用サーバサービスも提供されており、オプションでサーバ作業を委託できるなど運用技術面で不安を抱えるクライアントにも最適なサービスだ。共用サーバサービスと同様にセキュリティ関連オプションが充実しており、手軽に複数台構成を利用できるプランが多数用意されている点にも注目したい。



Hosting
Guide 02

豊富なWebアプリケーションとディスク容量で、
サイト機能の拡張にも柔軟に対応

CPI

Link:www.cpi.ad.jp/
株式会社KDDI ウェブコミュニケーションズ


業界トップクラスの
ディスク容量を低価格で

 サイト運営に必要なすべてのWebアプリケーションが標準で提供される、オールインワン型のサービスが特長のCPIだが、好評だったディスク増量キャンペーンを正式サービスとして採用。価格据え置きのままディスク容量は最大5倍となり、もっとも低価格なシェアードプランX10でも業界最大級となる50GBディスクが提供される。そのためディスク容量に頭を悩ませることなく、ストリーミング(オプション)をはじめとした多彩なWebコンテンツを展開できるなど、将来的なサイト規模の成長にも柔軟に対応できる点か最大の魅力といえるだろう。


 クライアントからの機能追加要望にも追加予算を投入することなく応じられるため、制作会社にとってリスクや負担が少ないのもポイントだ。特に携帯3キャリアに対応したCMS「モバイン」がオプションで提供されており、MovableTypeや高機能なショッピングカートが標準で付属するなど、他社サービスと比較してCMSの充実が著しい。


充実のサポートで
初心者でも手軽な運用が可能

 また、業界に先駆けて「らくらくサーバー移転代行サービス」を提供。メールアカウントとFTPアカウントの登録、Webコンテンツの移行を委託できるほか、管理画面からワンボタンでドメイン情報を変更できるなど、短期間での移転が可能となっている。それぞれのユーザーごとに、メールソフトとFTPソフトの専用設定マニュアルが発行されるため、クライアントにマニュアルを配布すれば制作会社にとってのサポート負担も少ない。サーバ導入にあたって対面での無料コンサルティングが実施される点や、「お客様アシストパック」と呼ばれる電話やメールを駆使したトータルなサポート体制にも注目したいところだ。


 なお、独自SSLサーバ証明書が標準で付属する(シェアードプラン X10/X20を除く)ほか、ベリサイン社をはじめとした主要な認証局の証明書をオプションで提供。標準でSPAMフィルタやウイルスチェックが付属するなどセキュリティも十分。エントリー向けから本格的な運用まで、幅広い用途に活用できるホスティングサービスといえるだろう。



Hosting
Guide 03

99.99%稼働率×セキュリティ
ビジネスに高い信頼性

アイル

Link:isle.jp/
アイルホスティングサービス


総務省の主導する
信頼性に関する認証制度をクリア

 国内最大級となる6万ユーザーの実績を誇る「アイル」では、月額945円から利用できる手軽なサービスの提供だけでなく、99.99%のサーバ稼働率を実現。業界に先駆けて、総務省の主導による「ASP・SaaSサービスの安全・信頼性に係る情報開示制度」の認定を受けるなど、コストと信頼性を高いレベルで両立させているのが最大のアドバンテージといえる。なかでも最大80GBの大容量ディスクを利用できる共用サーバサービス「iCLUSTA」では、豊富なオプションメニューにより、SSLサーバ証明書の導入よるセキュリティ強化やディスク増量などのスペックアップに対応。6つのプラン設定により、パーソナルユースからビジネスまで幅広く利用できるサービスとなっている。シマンテック社の迷惑メール遮断ツールを標準で備えるほか、ショップツールやASP型のネット予約システム、ブログツールなどWebアプリケーション関連のオプションが充実しているのも特長。ホスティングだけでなく、SEO対策や営業支援、広告相談など業務に関するサポートオプションが提供されているのもユニークだ。


高度な機能/サポートを
低価格で実現

 また、新たに上位プランとして、マルチドメインに対応した共用サーバサービス「Infinito」を提供。余計なコストをかけずに、キャンペーンサイトなど複数ドメインの運用できるだけでなく、それぞれに固定IPアドレスを割り当てSSLサーバ証明書を組み込むことが可能となっている。MySQLとMicrosoft SQL Serverの2種類のデータベースを使い分けられる点や、ブログツールのMovable Typeがライセンス付きで提供される点にも注目したい。


 なお、いずれのサービスも豊富なサービスガイドに加え、電話(プランi-01を除く)やライブチャットを利用したサポート窓口が用意されており、初心者でも安心して利用できる体制となっている。各種キャッシュバックキャンペーンや30日の返金保証制度の実施など、移転を検討しているクライアントにとっても魅力的な選択肢といえるだろう。



Hosting
Guide 04

サーバ新規導入がさらにお得になる
「おもてなし」キャンペーンを実施

ドメインキーパー

Link:www.domain-keeper.net/
株式会社ハイパーボックス


独自ドメインSSLサーバ証明書が
無料で付属する「blue Box」

 共用サーバからハウジングまで、幅広いサービスメニューと豊富なオプション/ASPによるワンストップなサービス展開が特長の㈱ハイパーボックスだが、8月18日から10月31日まで「SSLおもてなしキャンペーン」を実施。SSLサーバ証明書が定価から最大53%OFFとなる。同社ではベリサイン社やグローバルサイン社といった大手認証局とのパートナー契約により、EV SSLを含め高セキュリティな証明書を数多く提供しているため、サーバ証明書のアップグレードを検討しているユーザーにとって魅力なキャンペーンといえるだろう。


 また、BTO感覚でパーツを組み合わせてサーバを構築できる専用サーバサービス「blue Box」では、キャンペーン対象プランを新規申し込みした場合、サーバごとに無料の証明書が発行される特典がつく。


 Webサーバとメールサーバが個別のプランとして提供され、必要な機能だけをピックアップして利用できる手軽さが人気の共用サーバホスティングサービス、「blue Block」も新規申し込み時に初回支払いの合計金額から5%OFFとなるキャンペーンを実施。大容量ディスクを備え、セキュリティも充実したサービスながら、月額1,050円で利用できるコストパフォーマンスが人気の秘訣だったが、ますますお得になった。


 さらに今回のキャンペーンに合わせて、さまざまなビジネスグッズが新規契約者へプレゼントされるほか、稟議書や提案書などサービスの検討/導入に欠かせない営業資料や文書フォーマットをダウンロードできるサービスが提供されるなど、制作会社にとって見逃せない機能も追加されている。


24時間電話サポートで
ユーザーのあらゆる声に応える

 もちろん365日24時間の電話窓口という、業界トップクラスのサポート体制と「お客様のパートナーとしてあらゆる声に応えていく」同社の多彩なサービスは健在。技術サポートのレスポンスの速さや解決力の高さだけでなく、クライアントの要望や悩みに対して、電話によるコンサルティングや提案で応える体制など、中小企業のITパートナーとしても心強い存在だ。



Hosting
Guide 05

フルマネージのサービスで実現する、
最高レベルのセキュリティ対策

マネージド・ホスティング

Link:www.skyarch.net/
株式会社スカイアーチネットワークス


どんなシステムも実現できる
フルカスタマイズでのサーバ導入

 「マネージド・ホスティング」では、OS、Webアプリケーションからディレクトリ構成までフルカスタマイズによるサーバ環境の構築に対応。ユーザーが自由にスペックを指定できるカスタムモデルの提供や、100台規模の大規模ネットワークに対応できる柔軟な受け入れ態勢も特色となっている。加えて、フルマネージによるサーバ運用/管理の完全なアウトソーシングが可能になっていることもポイントだろう。運用サポートオプションはシステム設定やログの監視、メンテナンス作業などレベルに応じて3メニューが用意されており、クライアントの運用スキルに応じて任意に導入できる仕組みだ。


 ホスティング事業者がサーバ管理者を兼ねることで、セキュリティパッチの適用などをすべて委託できるメリットだけでなく、標準で共有ファイアウォールの環境下にサーバ設置するなど強固なセキュリティを実現。サーバ導入時にヒアリングを行うことで、不必要なWebアプリケーションを組み込まず、使用しないサービスやデーモンを極力起動しないように設定したり、ユーザーの利用状況に応じて必要最小限のポートしか開かないようにするといった管理も徹底している。


第三者による外部からの診断で
サーバの安全性を確保

 また、オプションで脆弱性診断サービス「HackerSafe」を提供。365日の自動診断を受けられることに加え、運用サポートオプションとの組み合わせで、実際の対策までワンストップで実施してもらうことも可能になる。第三者の客観的な診断を実施するため、あえて外部の企業と提携しているとのことだが、ユーザーによる作業なしに高度なセキュリティを維持できるため、サーバ管理に手間をかけることなくリスクを最小限に抑えたいクライアントに最適だろう。専用ファイアウォールやVPNなどのオプションと組み合わせることで、さらにセキュリティを向上させることもできる。なお7月より新たなオプションとしてネットワーク型のIPS(侵入防止システム)が提供され、ファイアウォールなどではカバーできなかった、ワームの侵入やCGIへの攻撃などへも対応できるようになった。



Column

より効果的な
データバックアップを
行うためには


ディスク障害による
リスクを最小限に抑えるには

 ディスク障害によるデータ喪失は、復旧に莫大なコストが必要となるだけでなく、Webサイトを運用する企業の信頼にも直結する、きわめてクリティカルな問題といえる。クライアントから、サーバの管理/運営の責任を問われる立場にある制作会社にとっても、いかにデータの安全性が高いホスティングサービスを選択するかがポイントとなるだろう。通常、ホスティングサービスではRAIDによるハードディスクの多重化とバックアップでデータ保護を行うのが一般的だ。エントリー向けの低価格な専用サーバでは、RAIDが組み込まれていないこともあるが、それだけバックアップに依存することとなる。


 バックアップサービスを標準で提供しているホスティングサービスもあるが、バックアップファイルの指定やスケジュールの設定をユーザー自身で行う必要があったり容量が限られているなど、あくまで最低限の機能しか提供されていないケースがほとんどだ。バックアップの間隔が長く、復旧時に24時間以上のデータの巻き戻しが発生したり、障害時の復旧作業が有料となる場合もある。ディスク障害だけでなく、ユーザーによる過失でファイルを消去した際に対応できる利点もあるため、共用サーバサービスでも必ず有料のバックアップオプションに加入しておくべきだろう。バックアップの頻度(1日に1回が標準)や何世代のバックアップを保存できるか、データ復旧作業までサポートされているか、フルバックアップが可能かなどもよく確認しておく必要がある。


RAIDの組み込みで
すばやい復旧が可能になる

 RAIDにはいくつかの種類があり、ホスティングサービスでは通常「RAID1」もしくは「RAID5」が利用されることが多い。RAID1は2台のディスクにまったく同じデータを並列して書き込む(ミラーリング)ことで、いずれかのディスクが故障してもデータを保護する仕組みだが、実質ディスク1台分の容量しか使えなくなるため、高い安全性に対しコスト効率はあまり良くない。対するRAID5は、3台以上のディスクに分散したパリティデータ(破損したデータを復旧させる際に必要な特殊なデータ)が書き込まれるため、どれか1台のディスクが破損してもデータを復旧できる強みがある。3台のディスクで構成させたRAID5ならば、実質2台分の容量を使用できるため、RAID1と比較してコスト効率が高いのも特徴だ。


 また最近では、パリティデータを二重化することで同時に2台のディスクが壊れても復旧できる、「RAID6」と呼ばれる規格を採用するホスティングサービスも登場している。もちろん安全性の面ではRAID6が上だが、パリティデータの書き込みがオーバーヘッドとなるため、パフォーマンスではRAID5のほうが優位だ。なおRAIDには、ソフトウエア的に制御するものと専用のハードウエアを利用して制御するものがあり、ハードウエアRAIDは高価だがCPUへの負荷が少ない。CPU負荷はサーバのボトルネックになりやすいため、データベース運用などでディスクへの読み書きが頻繁に発生するWebサイトでは、ハードウエアRAIDを選択すべきだろう。ちなみに、ハードディスクそのものもローコストで大容量のSATA(Serial ATA)方式と、CPU負荷がより少ないSCSI方式(加えて、その発展形であるSerial Attached SCSI方式)に分かれており、エントリー向けサーバではSATAを採用することが多い。


バックアップにはNAS(ファイルサーバ)を利用するものと、DVD-Rなどのメディアを利用するものの2通りがある。バックアップの間隔により、障害時にはデータの巻き戻しが発生するため、RAIDとの併用が望ましい。コストはかさむが、ホットスタンバイの予備機を用意しておき、つねにデータの同期を取る方法もある

RAID1では同じデータを複数のディスクにコピーして書き込むのに対し、RAID5ではデータとパリティを3つ以上のディスクに分割して書き込んでいく。RAIDの組み込みにより、ディスク障害が発生してもダウンタイムなしでの復旧が可能となる(ソフトウエアRAIDなど、一次的なシステム停止が必要になる場合もある)



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