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iPhone芸人・かじがや卓哉のiPhone豆知識

2020.12.08 Tue

テレワークに使えるiPhone便利術!書類のスキャン、タスク管理、メモのロックなど18選

取材・文:沼田佳乃

11月&12月のテーマは「テレワークに使えるiPhone便利術」。コロナ禍の影響で、リモートワーク・テレワークを導入する会社が増えましたよね。そうすると、自分のスマホを仕事で使う機会が増えた人も多いのでは?そこで、仕事に使えるiPhoneテクニックを教えてもらいました。書類をスキャンする方法など、効率的に作業ができるネタ満載です。

コピペの必要ナシ。署名を設定して仕事メールをスムーズに

かじがや テレワークに使えるiPhone便利術ということで、まずは「iPhoneメール」について紹介します。

自宅や外出先からiPhoneで仕事のメールをするときに、自分の連絡先を以前送ったメールからいちいちコピペしている人が意外と多い。そこで設定しておきたいのが「署名」です!メールを作成するときに、最初から自分の連絡先が本文に掲載された状態で書き始められるから、毎回アドレスを書く手間が省ける。

「設定」アプリを起動>「メール」をタップ>「署名」をタップ。メールアプリに複数のアカウントを設定していると「すべてのアカウント」「アカウントごと」が選べるので、いずれかを選択し、仕事用アカウントの入力欄に普段仕事で使っている署名をコピペする

「アカウントごと」で設定すれば、プライベートで使っているアカウントには設定されないので、使い分けもできますよ。

大事な仕事相手は、VIPに追加。読み忘れ防止にもなる

かじがや 続いて「VIP機能」。「VIP」とは特定の連絡先を「VIP」登録することでその相手からのメールだけを抽出できる機能です。仕事関係者など、絶対読まなくてはいけない相手の連絡先を「VIP」に設定しておくと、メールをたくさん受信していてもボタンひとつで「VIP」だけを見ることができるのでうっかり読み忘れを防ぐことができます。

VIPに登録したい相手のメールを開き、差出人の名前をタップすると青文字になるので再びタップ。相手の詳細が出たら、「VIPに追加」をタップすればOK
VIPに設定すると、★マークが表示されるようになります
VIPに設定すると、★マークが表示されるようになります

かじがや 僕は、仕事の関係者をほとんど入れています。普段は全受信で見ていますが、仕事中などはVIPで表示すると自分がチェックしたい一覧しか出てこないのでとても重宝してます!

うっかり返事忘れは、未読機能を使って防いでみよう

かじがや 僕が返信忘れを防ぐのに活用しているのが「未読」です。仕事メールが大量に届く人に特に便利なテクニックなのですが、一度読んだメールで返事を必ずしなきゃいけないものに関してあえて未読に戻すんです。


かじがや iPhoneメールには未読だけ表示できる機能があるので、後で未読ボタンを押すと返事をしないといけない案件を一覧にできるという技になります。方法は、開封したメールの中から返信が必要なものに対して、左から右にスワイプし「未開封」にする。

返信するものがないかチェックしたいときは、メールボックスの全受信>左下にある3本線と丸のマークをタップ>丸のマークが青く変わり「未開封」のみ表示される

かじがや 僕は返信が必要なメールを区別するのに使っていますが、大事なメールを未読にする、ずっと残しておきたいものを未読にするなど、自分でルールを作って管理するのもいいのではないでしょうか?

かじがや 似たような方法で「フラグ」を立てるという機能も。未読と逆に、右から左にスワイプし、「フラグ」を選択するとメールに印がつけられます。

かじがや さきほどの「未開封」のときと同じように、「フラグ付き」を一覧で見ることも可能です。その場合は、メールボックスの全受信>編集をタップ>「フラグ付き」にチェックを入れてください。

メールの作成中に、別のメールを確認したくなったら?

かじがや iPhoneメールで意外と面倒に感じている人が多いのが下書きの一時保存。返信しようと文章を打っていて、ほかのメールを確認したくなるときって結構ありますよね。

このとき、キャンセルをして一旦下書き保存をする人が多いのですが、作成中のメールの上部を下にスライドさせると、画面上に残すことができ、ほかのメールの確認ができるんです。確認したら、メールをタップし、再びメールを打つことができます。

また、「新規作成」ボタンを長押しするだけで、「下書き一覧」を呼び出すことも。こちらの機能も便利なので使ってみてください!

GmailとYahooメールがメインなら、デフォルト設定を

かじがや 2020年10月にリリースされたばかりのiOS 14についた新機能で「デフォルトメールの変更」というものがあります。最近は、メールを送受信するのに「Gmail」「Yahoo!メール」のアプリを使っている人も多い。

「設定」アプリを起動>「Gmail」または「Yahoo!メール」をタップ>「デフォルトのメールApp」をタップ>「Gmail」または「Yahoo!メール」を選択しておけば、Safariなどで「メールアドレスはこちら」といった案内をクリックすると、メールアプリが起動するときに「Gmail」または「Yahoo!メール」が立ち上がるようになる


かじがや 今のところ、対応しているのが「Gmail」と「Yahoo!メール」なので、メインで使っている人はデフォルトに切り替えておくと便利ですよ。

iPhoneがスキャナーに変身?簡単にスキャンできる方法

かじがや リモートワークにおいても、紙の書類を簡単に共有できる方法を紹介します。実は、iPhoneをスキャナーとして使うことも可能なんです。

「メモ」アプリを起動>「カメラ」マークをタップ>「書類をスキャン」をタップ
カメラが立ち上がり、書類にかざすと形状が四角なら自動で認識しスキャンしてくれる
OKなら「保存」>「完了」を押すと「メモ」の中に書類が貼り付けられます。この状態でもう1度画像をタップすると、画像が開くので、右上の四角と上向きの矢印をタップ。メールやLINEで他の人に共有できますよ。
プラスマークをタップすると、テキストも入力できるように
プラスマークをタップすると、テキストも入力できるように

かじがや 上記の方法でスキャンしたデータに直接指示を書き込んで、他の人と共有するのも簡単です。スキャンした画像を開き、右上の四角と上向きの矢印をタップして、「マークアップ」という項目を押すとペンが表示されるので、指示などを書き込むことができます。

そして、左上の「完了」を押すと、書類に文字を書いた状態で保存され、先ほどと同様に右上の四角と上向きの矢印を押すと、メールやLINEで送ることができます。

ファイルアプリの場合
ファイルアプリの場合

かじがや このスキャナー機能はファイルやメールアプリでも使えます。紙の書類の持ち運びが不要なペーパーレス化を図るなら、「ファイル」を開く>右上の丸と3つの点をタップ>「書類をスキャン」で資料をスキャン、画像はファイルに保存し、書類は破棄するという管理の仕方もできるでしょう。ちなみに僕の場合は、iCloud上にフォルダを作ってデータを管理しています。

Web上の情報はスクショで共有。書き込みもできて便利

かじがや 共有したり、指示したりしたいソース元が紙ではなくsafariなどのWeb上にある場合は、スクリーンショットをとって書き込む方法もあります。実は、この連載の校正チェックはこの方法でやっているんですよ(笑)。

「Safari」アプリを起動>保存したいWebページを表示>「サイドボタン(電源ボタン)」と「音量上げるボタン」または「ホームボタン」を同時に押してスクリーンショットを撮る>左下に表示されるサムネールをタップ。上部に「スクリーン」「フルページ」があるので、フルページを選ぶ(画像中央、画像右)とページ全体を1つのPDFファイルとして保存できる

メモ機能はロックもできる。重要な情報には鍵をかけよう

かじがや 大事な情報の場合は、メモに鍵をかけておくのがおすすめ。

まずは、「メモ」アプリ起動>該当するメモを開く>右上の丸と3点をタップ
初めてロック機能を使う場合は、最初にパスワードを設定します
初めてロック機能を使う場合は、最初にパスワードを設定します
「ロック」を選ぶと、パスワードを設定する画面が出てくる。パスワードを設定すると、右上に鍵のマークが出てくるので、必要に応じてタップをすると鍵がかけられるように

かじがや メモ単位でロックがかけられるので、必要なものだけロックしてみてください。

Bluetoothでらくらく接続。キーボードで文章を打とう

かじがや まず最初は、iPhoneでキーボードを使う方法です!無線対応のものならとても簡単で、iPhoneとキーボードをBluetoothでペアリングするだけ。やり方は以下の通りです。

ホーム画面から「設定」をタップ>「Bluetooth」をオンに変更後、接続したい機器の名前を選択する
ホーム画面から「設定」をタップ>「Bluetooth」をオンに変更後、接続したい機器の名前を選択する

かじがや iPhoneでキーボード入力をするメリットは、普段使っている予測変換やタッチパネルがそのまま使えて意外と効率がいいところ。慣れたらグッと作業効率が上がりますよ!

ちなみに……、キーボードは有線でも使えますが、その場合「Lightning - USB 3カメラアダプタ」という変換アダプタを用意する必要があります。これはUSB の差し込み口を作ることができるだけでなく、外部から電源供給できるアイテムです。

キーボードの消費電力をiPhoneだけではまかなえない可能性があるので、USB端子にキーボードを接続しつつ、もう一方の「Lightning - USB 3カメラアダプタ」の端子に電源ケーブルを差し込み充電しながら使います。これなら電源が切れる心配もないので作業も快適です。

意外と知られていない!iPhoneでもUSBが使えます

かじがや 続いて紹介するのは、USBメモリーの使い方です。iOS13から使えるようになった機能で、接続方法は有線で使うキーボードとほぼ同じ。「Lightning - USB 3カメラアダプタ」を接続して、USBメモリーを挿すだけです。

「ファイル」アプリを開く>USBメモリーの名前(画像左。初期設定ではUntitledなど)をタップ(表示がない場合は左上の「ブラウズ」をタップ)>中のファイルを見る、書類の保存することができる
「ファイル」アプリを開く>USBメモリーの名前(画像左。初期設定ではUntitledなど)をタップ(表示がない場合は左上の「ブラウズ」をタップ)>中のファイルを見る、書類の保存することができる
パワーが足りないというアラートが出た場合は、右側の端子に電源ケーブルを差し込み電源供給を(画像:編集部撮影)
パワーが足りないというアラートが出た場合は、右側の端子に電源ケーブルを差し込み電源供給を(画像:編集部撮影)

かじがや iPhoneの空き容量を作りたいときに大量の写真データを保存したり、仕事関係で使う資料だけをそれ専用のUSBメモリーにまとめたり、便利に使うことができますよ。

ひとつ注意しなければならないのが、USBメモリーはフォーマットが「Ex-FAT」「FAT-32」「HSF+」「APFS」のいずれかでないとiPhoneの場合、開くことができないのでご注意を。よくありがちなのが、Windows標準フォーマットのNTFS形式になっていてiPhoneで見れないというケース。途中からの書き換えはできないので、Mac、Windowsのどちらにも互換性がある「Ex-FAT」がおすすめです。

実はこの方法、USBだけでなく、外付けのハードディスクも使用できるんです。外付けハードディスクはパソコンなどUSB端子を差し込んだ接続先から電源を供給する「ポータブル型」と、コンセントから電源を取る「据え置き型」の2種がありますが、iPhoneには「ポータブル型」を動かすだけの電力がないので、使えるのは「据え置き型」のみ。iCloudでもデータを保存しておくことができますが、5GBの使用容量を超えると月額有料になってしまう。それが嫌な人はこちらを使うという手もあります!ほかにも、SDやmicroSD対応の端子もあるので、使いやすいメディアで活用するのがいいでしょう。

気の知れた仕事仲間とは、FaceTimeで通話しよう

かじがや 顔を出して会話したいときに便利なのが、ビデオ通話アプリ「FaceTime」。「Zoom」や「Google Meet」などさまざまなビデオチャットサービスがありますが、“手軽さ”で言ったら間違いなく純正機能の「FaceTime」が優れています。

FaceTimeの設定方法は、ホーム画面から「設定」をタップ>「FaceTime」をオン
FaceTimeの設定方法は、ホーム画面から「設定」をタップ>「FaceTime」をオン
FaceTimeを使用するときは、「電話App」>連絡先からFaceTimeで掛けたい人を選択>「FaceTimeビデオ」をタップするだけ。ちなみに、FaceTimeはインターネットの通信を使用するので、通話料金は発生しません!
FaceTimeを使用するときは、「電話App」>連絡先からFaceTimeで掛けたい人を選択>「FaceTimeビデオ」をタップするだけ。ちなみに、FaceTimeはインターネットの通信を使用するので、通話料金は発生しません!

かじがや 最大のメリットは、カメラ付きのApple製品を持っていれば必ず使えること。ほとんどのビデオチャットサービスは自分でアプリをダウンロードしたり、設定したりと少しめんどくさいですよね。慣れていない人に設定方法を教えるのも大変……。けれど「FaceTime」はもともとアプリ自体がiPhoneに入っていて、連絡先から相手を選ぶだけでOK。ほぼ電話感覚で使えるので、僕はもともとやりとりしていて、iPhoneを使っているとわかっている相手には「FaceTime」をよく使いますね。

iPhoneユーザーの場合、「iMessage」と表示される
iPhoneユーザーの場合、「iMessage」と表示される

かじがや iPhoneユーザーか見分ける方法として、「メッセージ」アプリを使う手も。送受信する画面に「iMessage」か「SMS/MMS」かが表示されていて、「iMessage」(画像参照)の場合はiPhoneユーザーになります。未送信の場合でも新規作成の画面で確認することができますよ。

FaceTimeでミー文字を使う方法は、FaceTimeで電話をかける>通話し始めたら、「エフェクト」ボタンをタップ(画像上)>ミー文字をタップ(画像下、いろいろなミー文字が用意されています!)
FaceTimeでミー文字を使う方法は、FaceTimeで電話をかける>通話し始めたら、「エフェクト」ボタンをタップ(画像上)>ミー文字をタップ(画像下、いろいろなミー文字が用意されています!)

かじがや リモートミーティングで顔出ししたくないけど、完全にオフすると味気ない。そんなときは、iOS 12 以降から搭載された自分そっくりのキャラを作り、ビデオ通話の際に自分の顔の代わりに写せるアニメーション文字「ミー文字」を使ってみては?

「ミー文字」は、自分の顔の動きに合わせてリアルタイムで表情が変わるので、ニュアンスも伝わりやすいんです。仲のいい上司や同僚、部下とのやり取りにいいかもしれません!

アイデア出しに持ってこい。iCloudでメモを共有できる

かじがや 続いて、アイデア出しなどに便利な「メモ」アプリの共有方法をお教えします。これもiOS 14の新機能で、メモの保存先をiCloud上にしている場合に限り、ほかの人とメモの内容を共有できるようになりました。見るだけなのか、みんなで書き込んで編集できるようにするのかなど、参加者の権限を選ぶこともできます。

メモを共有する場合は、お互いが事前にiCloudメモをオンにする必要があります。設定方法は、設定>名前をタップ>iCloudをタップ>「メモ」アプリをオンにする
メモを共有する場合は、お互いが事前にiCloudメモをオンにする必要があります。設定方法は、設定>名前をタップ>iCloudをタップ>「メモ」アプリをオンにする
続いて共有する方法は次の通りです。共有したい iCloud メモを開く>右上の詳細ボタン (…)をタップ>「メモを共有 」をタップ
続いて共有する方法は次の通りです。共有したい iCloud メモを開く>右上の詳細ボタン (…)をタップ>「メモを共有 」をタップ
>人を追加という画面になるので、「共有オプション」をタップし、「変更可能」または「閲覧のみ」など、必要なオプションを選ぶ
>人を追加という画面になるので、「共有オプション」をタップし、「変更可能」または「閲覧のみ」など、必要なオプションを選ぶ
>参加依頼の送信方法を選択>共有相手を選択>(共有方法によっては、送信ボタンをタップする必要あり)
>参加依頼の送信方法を選択>共有相手を選択>(共有方法によっては、送信ボタンをタップする必要あり)

かじがや メモごとに共有するかしないのかが選べるので、必要な相手とだけ共有し、追記してもらうか、閲覧だけしてもらう、今こんな状態だよ……といったことも伝えることができます。メールと違い、メモであれば付け足したり消したりすることが可能なので、アイデアを出し合いながらブラッシュアップしていくような作業に向いていますね。参加者が変更したときに表示されるハイライトおよび通知の表示方法を選択したり、ファイルを添付したりすることもできますよ。

また、バーチャルデスクトップのようなイメージで、いつでもどこからでも同じファイルにアクセスできるようにするには、iCloud Driveを活用するのがいいでしょう。設定方法は、設定>名前をタップ>iCloud>iCloud Driveをオンに。これで、いろいろなデータをiCloud上に保存でき、閲覧書き込みができるようになります。セキュリティもiCloudの2段階認証でばっちりです。

僕自身、メモはかなり使っています!iCloud上にあれば、iPadやPCなど複数のデバイスから閲覧編集ができ検索もらくちん。iPhoneユーザーであれば、メモが便利ですね。

興味のあるジャンルは、照会カレンダーに追加を

かじがや テレワークや、休日も家で過ごすことが多くなり、日々の雑談で得ていた“ちょっとした情報”も入手しにくくなりました。

そこで便利なのがiPhoneカレンダーにある「照会カレンダー」という機能です。外部のカレンダーを取り込め、天気やスポーツイベント、テレビ番組など、自分が欲しい情報をカレンダーに表示させることができるんです。提供されているサービスによってはリンクを押すだけで登録できるものもありますが、URLを入力して登録する方法は以下の通りです。

「設定」>「カレンダー」>「アカウント」>「アカウントを追加」をタップ
「設定」>「カレンダー」>「アカウント」>「アカウントを追加」をタップ
>「その他」>「照会するカレンダーを追加」>登録したいカレンダーのアドレスを入力し、「次へ」をタップ
>「その他」>「照会するカレンダーを追加」>登録したいカレンダーのアドレスを入力し、「次へ」をタップ
>「保存」>iPhoneのホーム画面で「カレンダー」をタップ>画面下部の「カレンダー」をタップし、「照会」欄に表示される設定したカレンダーを選択して「完了」をタップしたらOK
>「保存」>iPhoneのホーム画面で「カレンダー」をタップ>画面下部の「カレンダー」をタップし、「照会」欄に表示される設定したカレンダーを選択して「完了」をタップしたらOK

かじがや 僕が表示させているのは、応援しているアメフトチームの対戦予定とかですかね。毎回チェックするのは大変だし、試合時間が変更になっても常に最新情報に更新してくれるから、自分で調べなくて済む。

画像提供:Zaim
画像提供:Zaim

かじがや ちなみに、コンビニや飲食店、キャッシュレス決済の還元率といった、お得な情報が盛りだくさんの「オトクカレンダー」(Zaim)も人気のカレンダーですよ。もともと社内で共有していたカレンダーを公開したものだそうで、その日の情報をもれなく確認できるんです!

カレンダーに表示させると、さまざまなお得情報をチェックできます(イメージ画像)画像提供:Zaim
カレンダーに表示させると、さまざまなお得情報をチェックできます(イメージ画像)画像提供:Zaim

かじがや この「照会カレンダー」機能は、違うカレンダーアプリを使っている人も、iPhoneの純正カレンダーを経由し設定できますよ。ぜひ試してみてください。

先ほどと同様にカレンダーAppを開く>「カレンダー」をタップ>削除したいカレンダーアカウントの右側「i」をタップ(画像左)>いちばん下までスクロールし「カレンダーを削除」(画像右)をタップ
先ほどと同様にカレンダーAppを開く>「カレンダー」をタップ>削除したいカレンダーアカウントの右側「i」をタップ(画像左)>いちばん下までスクロールし「カレンダーを削除」(画像右)をタップ

かじがや 「照会カレンダー」に関して気をつけておきたいことも。最近、この機能を利用した迷惑行為というのが多発していまして……。もし、カレンダーに変な情報を書き込まれたら、上記のやり方で不要なカレンダーを削除しましょう。

家族や仕事先の人とカレンダーを共有すればスムーズに

かじがや 続いて照会するのは、「iCloudカレンダー」の共有方法です。テレワークになると、日々の行動が不規則になって、家族や仕事仲間との連携が大変になることもありませんか?そこで便利なのがカレンダーの共有機能です。パートナーや仕事仲間を誘ってカレンダーを共有でき、いちいち確認しなくても互いの動きを簡単に把握できるようになるんです。

前提として、iCloudのカレンダーをオンになっているか確認しましょう。設定>名前>iCloud>「カレンダー」をオンに
前提として、iCloudのカレンダーをオンになっているか確認しましょう。設定>名前>iCloud>「カレンダー」をオンに
iCloudカレンダーの共有方法は、カレンダーAppを開く>いちばん下の「カレンダー」をタップ>左下の「カレンダーを追加」をタップ>カレンダーの名前を入れて、カラーを選択したら右上の「完了」をタップ
iCloudカレンダーの共有方法は、カレンダーAppを開く>いちばん下の「カレンダー」をタップ>左下の「カレンダーを追加」をタップ>カレンダーの名前を入れて、カラーを選択したら右上の「完了」をタップ
>共有したいカレンダーの「情報マーク(i)」をタップし、共有相手の「人を追加」をタップ>宛先に共有したい人の名前を入れて、候補が出てくるのでOKなら「追加」をタップ(「+」マークをタップすれば連絡先が表示されます)>相手に共有カレンダーへの参加依頼のメールが送信される>相手が共有カレンダーへの参加を承認すると共有完了!
>共有したいカレンダーの「情報マーク(i)」をタップし、共有相手の「人を追加」をタップ>宛先に共有したい人の名前を入れて、候補が出てくるのでOKなら「追加」をタップ(「+」マークをタップすれば連絡先が表示されます)>相手に共有カレンダーへの参加依頼のメールが送信される>相手が共有カレンダーへの参加を承認すると共有完了!

Google マップからカレンダーに出発時間を追加しよう

かじがや なかなか便利で結構使っているのが「Google マップ」の出発情報の登録です。例えば「明日の10時に吉本本社に行く」予定があったとします。「Google マップ」で経路検索をしたら、下の方へスクロールして「カレンダーに追加」をタップ。すると、カレンダーアプリに明日の出発予定時刻が表示される。

Google マップで経路検索、検索結果のどれかひとつをタップ>詳細画面が表示されたら下までスクロール、「カレンダーに追加」をタップ
Google マップで経路検索、検索結果のどれかひとつをタップ>詳細画面が表示されたら下までスクロール、「カレンダーに追加」をタップ
>「カレンダーに追加」をタップ>カレンダーで該当の日付を見ると予定が登録されています(画像中央)。予定をタップし詳細を見ると、調べたルートもしっかり登録されています!
>「カレンダーに追加」をタップ>カレンダーで該当の日付を見ると予定が登録されています(画像中央)。予定をタップし詳細を見ると、調べたルートもしっかり登録されています!

かじがや これを開けば、さっき見ていた道順も全部保存、ルートの詳細を教えてくれる。車は渋滞予測ができないので公共交通機関を使った場合のみですが、僕は毎回必ず入れていますよ。30分前に通知もくるので漏れがなくなるし、再検索する手間もいらない。

スケジュール管理って、記憶だけに頼っていると絶対に忘れてしまうことが出てくる……。忙しい人はとくに、こういうスケジュール機能の活用をした方がいいと思います!

うっかり物忘れを防ぐ。リストを作成して通知を受けよう

かじがや 「リマインダー」ってご存知ですか?「今週中に書類を作らないといけない」「銀行に行かなくてはいけない」というような、“やらないければいけないこと”に対して、通知してくれる機能です。

リマインダー機能のあるアプリはいろいろありますが、iPhoneに搭載されている「リマインダー」のいいところは、画面上に表示が出続けること。普通、ロック画面に通知などが届いても1回開いて閉じてしまうと表示が消えてしまうんですが、iPhoneの「リマインダー」はチェックを入れて「完了」にするまでずっと残っている。しつこく急かされ続けている感じで安心感があるんです(笑)。

リマインダーAppを開く>「+ 新規」をタップして入力する>「追加」をタップ
リマインダーAppを開く>「+ 新規」をタップして入力する>「追加」をタップ

かじがや 日付や時刻の設定は、新しいリマインダーの入力中にクイックツールバーが表示されるので(画像下)、日時のボタンをタップし、期日を「今日」「明日」「今週末」から選択する。通知を1時間ごとにしたり、毎日にしたり、毎週、隔週とカスタムもできますよ。

半径●m離れたら……。忘れ物をせずに済むユニークな方法

かじがや 「リマインダー」のユニークな使い方として「場所」を軸にすることもできます。使い方としては、「会社から別の場所に移動して、この書類を必ず持っていかなくてはいけない」というようなときに、会社から100m離れたら通知が来るようにしておく。出かけたときに、100m離れた地点で「書類持った?」と通知されるので忘れていたらすぐに戻れる。海外旅行のときのパスポート忘れとかにも使えますよ。

新しいリマインダーの入力で「詳細」をタップ>「場所」(矢印のマーク)をオン>「カスタム」をタップ>具体的な場所を追加し、「到着時」と「出発時」のどちらに通知してほしいかを選ぶ。枠を設定、詳細に戻り、追加をタップ
新しいリマインダーの入力で「詳細」をタップ>「場所」(矢印のマーク)をオン>「カスタム」をタップ>具体的な場所を追加し、「到着時」と「出発時」のどちらに通知してほしいかを選ぶ。枠を設定、詳細に戻り、追加をタップ

かじがや 使い方は、新しいリマインダーの入力で、「詳細」をタップし、「場所」を開いて、「カスタム」をタップ。具体的な場所を追加し、「到着時」と「出発時」のどちらに通知してほしいかを選び、枠を設定したら追加すればOK。位置情報に基づくリマインダーを受けるには、位置情報サービスを有効にしておく必要があるので、こちらも設定しておきましょう。設定方法は、設定>「プライバシー」>「位置情報サービス」をオンにしてください。

1カ月後、来年……、しばらく先の予定はカレンダーに登録

かじがや リマインダーやカレンダーの使い分けって、人によって違いますよね。僕の場合は、明日明後日といった直近のやるべきことはリマインダーを使い、1カ月後、1年後とかしばらく先の予定はカレンダーを使ってリマインドしています。

理由としてはカレンダーの方が細かい設定を簡単にできるから。「毎月のルーチンだけど、土日を挟んだこの日」っていうような応用を利かせたりなんかも、カレンダーでやるとより正確にリマインドができるんです。僕はカレンダーでリマインドする方が間違いがないですね。

※掲載している情報は、2020年11月、12月時点のものとなります

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プロフィール

かじがや卓哉
iPhone芸人、家電芸人
吉本興業所属。「家電製品総合アドバイザー」の資格を所有し、iPhone芸人、家電芸人として知られる。著書の「スゴいiPhone」シリーズ(インプレス)は、2018、2019年に日本でいちばん売れたiPhone関連本となっている。
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