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日本の紙幣と500円玉のデザインが変更。高精細すき入れやホログラムなどで偽造防止対策

2019.04.09 Tue2023.03.31 Fri

新1万円札、五千円札、500円硬貨

財務省は、日本銀行券一万円・五千円・千円と五百円貨幣について、偽造抵抗力強化などを目的としたデザイン変更を実施すると発表した。

紙幣(日本銀行券)の新デザインでは複数の偽造防止策を導入。高精細なすき入れ模様と最先端技術を用いたホログラム(ストライトタイプ、パッチタイプ)で偽造を防ぐ。また、記番号は現行の最大9桁から10桁に増やす。

また、誰でも利用できるユニバーサルデザイン(券種間の識別性向上等)のためには、指の鑑賞で識別、額面数字の大型化、「ホログラム」「すき入れ」位置の券種毎の変更などを予定している。

お札に描かれる肖像・景観についても全て刷新。1万円札は福沢諭吉・鳳凰像から渋沢栄一・東京駅(丸の内駅舎)、5千円札は樋口一葉・燕子花図から津田梅子・フジ(藤)千円札は野口英世・富士山と桜から北里柴三郎・富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」(葛飾北斎)に変わる。

発行時期は2024年度上期を目途としている。

新千円札

また五百円貨幣についても、偽造防止に新規技術「バイカラー・クラッド(二色三層構造)」や貨幣の縁の「異形(いけい)斜めギザ」、縁の内側の「微細文字の加工」が導入される。

発行時期は2021年度上期が目途。

なお、現行の日本銀行券及び五百円貨幣は、新しい日本銀行券及び五百円貨幣が発行されたあとも、引き続き使うことができる。「現行の日本銀行券が使えなくなる」などを騙った詐欺行為(振り込め詐欺など)に注意が必要だと注意喚起している。

発表資料
URL:https://www.mof.go.jp/currency/bill/20190409.html
2019/04/09

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