Appleが新型MacBook Proの発表に合わせて10月19日に発売した、ディスプレイを拭いてきれいにするための布「ポリッシングクロス」1,980円（税込）は、「Appleがただの布を発売するわけはない」とAppleクオリティのクリーン機能に注目が集まり、現在は入荷3カ月待ちの大人気商品となっている。

そして、この布に目をつけたのが、毎回、Appleから新製品が発売されると、即座に分解してiPhoneのバッテリー容量を明らかにしたり、分解・組み立ての難易度などを公開しているiFixit。

布を分解する前に、その手触り、感触がiPadの保護ケースであるiPad Smart Coverの薄いマイクロファイバーのものと似ているとしたり、美しいオフホワイトの色合いに感嘆したりと、さすが多くのアップル製品をバラしてきたプロらしい感想を述べている。

さらに、顕微鏡でポリッシングクロスを観察し、極小の繊維が複雑に絡み合い一体となっていることを発見し、ディスプレイを掃除するのにふさわしい機能性も確認している。

そして実際に分解作業に入ると、彼らはポリッシングクロスをハサミで切り刻み、それを復元しようとしたが、無理だったために「修理可能性評価」では0点というレビューになってしまった。

一般ユーザーはまず間違いなく1,980円の布を切り刻むことはないとは思うが、万が一切ってしまった場合、修理の可能性が非常に低いということは頭の片隅に入れておきたい。

iFixit
URL:https://www.ifixit.com/News/54122/macbook-pro-2021-teardown
2021/11/01