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公益社団法人日本包装技術協会(JPI)は「第46回(2022年度)木下賞」の受賞者を発表した。研究開発部門での受賞者の1つとして、凸版印刷株式会社による「『チューブなパウチ』の開発」が選ばれている。
「木下賞」は、JPIの第2代会長の故・木下又三郎氏の包装界に対する功績を記念して設定された表彰制度。包装技術の研究・開発に顕著な業績をあげたものや、包装の合理化・改善・向上に顕著な業績をあげたものに与えられる。
「チューブなパウチ」は、一般的なラミネートフィルム製のパウチに用いられる“層構成”のフィルムを筒状に加工し、先端にプラスチック成型品の注出口を取り付けた容器。従来のラミネートチューブ容器よりも胴体フィルムの厚みが薄い。抽出口のパーツを独自開発の形状にすることで、軽い力で絞りやすく、高齢者や子どもでも最後まで使い切りやすい構造が実現された。
さらに、内容物の品質の保持にも配慮し、胴体フィルムにバリア機能を付与。このバリア性能を持つ透明バリアフィルムは「GL BARRIER」という名称で、バリア性能を確保しながら胴部を透明化でき、従来のラミネートチューブよりも内容物の残量の確認がしやすい。
凸版印刷株式会社
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2022/06/09