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ホバート社によるiPad向けの最新のアニメ制作アプリ「Procreate Dreams」が11月に登場予定

2023.09.20 Wed

「Procreate Dreams」
※Procreate, Weronika Mariannaのアニメーション作品

オーストラリアのホバート社によって開発されたアニメ制作アプリ「Procreate Dreams」が、2023年11月22日(水)にリリースされる。iPad用のアプリとしての登場で、同じくiPadアプリとして人気が高い「Procreate」シリーズへの仲間入りを果たす。

「Procreate Dreams」は、直感的なツールを導入したアニメを制作するためのアプリ。タッチ操作に特化して設計された。これまで2度にわたり「Apple Design Awards」を受賞してきた「Procreate」の開発者が、Appleシリコンの性能を最大限に活用し、パフォーマンスの高いアプリとして完成させている。

ツールの一例として、アクションの記録中にジェスチャーを使って自動的にキーフレームを追加できる機能が「パフォーム」。複雑なキーフレームやパスの設定が必要なく、アニメーターのアクションをリアルタイムで記録しながら処理が行われる。この「パフォーム」を使うことで、アニメ制作の経験がなくても、制作者の目の前でリアルタイムに“作品”ができ上がっていく。

直感的な「パフォーム」の操作イメージ
※Procreate, Nikolai Lockertsenのアニメーション作品

「マルチタッチ タイムライン」では、プロジェクトの操作・整理・編集が簡単になる。描画やセルアニメーション、撮影処理、ビデオ編集、合成といった操作をジェスチャーでシームレスに組み合わせることができるため、初心者であっても扱いやすくて、マウスやキーボードより素早く操作することができる。

「マルチタッチ タイムライン」の操作イメージ
※Procreate, 21-19のアニメーション作品

刷新されたタイムラインでは、Apple Pencilを使って描画することで、コンテンツ、トラック、キーフレームを素早く選択してまとめて編集が可能。描画のグループ化、トラックの移動、コンテンツの時間変更、キーフレームの調整といった操作もスムーズに実行できる。

新たに強化されたペイントエンジンには、数百種類にも及ぶ多彩なブラシを搭載。使えるレイヤーの数も増えて、キャンバスもさらに広がった。「Procreate」のデジタルイラストアプリで作成されたファイルも完全にサポートされている。

ペイント用のブラシの種類も豊富
※Procreate, Weronika Mariannaのアニメーション作品

「撮影処理」の機能では、アクションの開始点と終了点を素早く設定することが可能。「ライブモーション」や「フィルタ」を活用して可逆的な加工ができ、カラーの切り替え、ぼかしの調整、動きの微調整といったさまざまな演出を加えられる。

各種の撮影処理も非破壊的・可逆的に実行できる
※Procreate, Nikolai Lockertsen のアニメーション作品

また、本アプリで初めて導入される最新の「Procreate」ファイル形式では、取り消し操作の履歴が「永久にファイルに保存」されるようになった。これはクリエイターにとっては嬉しい仕様で、さまざまな操作を試しやすい。iCloudとの同期がサポートされているため、ファイル管理やバックアップも容易。このファイル形式は、「Procreate Dreams」で初採用となるが、「次世代のProcreate製品の基本機能」となることも発表されている。

ホバート - Procreate
価格:19.99USドル
URL:https://procreate.com/jp
2023/09/20

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