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テクノロジー

DTPソフト「パーソナル編集長」の最新版(Ver.16)が登場。ChatGPT連携で文章作成も簡単に

2024.03.29 Fri

ソースネクスト株式会社が、DTPソフト「パーソナル編集長 Ver.16」の販売を開始しました。新聞・チラシ・冊子・会報などを簡単に作れるソフトで、今回のバージョンではChatGPTを利用した「AI文章アシスタント」機能も搭載されています。

テンプレートを活用して簡単にDTP

「パーソナル編集長」シリーズは、豊富なサンプルやテンプレートが用意されたDTPソフトです。テンプレートを選び、文字や画像を入れるだけで簡単に印刷物のデザインを完成させることができます。Windows専用ソフトで、最新バージョンの対応OSはWindows 11/10です。同一のソースネクストIDで、1台までのパソコンにインストールができます。

ダウンロード版は発売済み。パッケージ版は2024年4月18日(木)に発売予定

今回のバージョンでは、Ver.12以前とは異なるファイル形式が採用されています。また、本ソフトで作成したファイルはVer.13以前では利用できないため注意が必要です。

レイアウトを完成させたら、目的のサイズでのプリントや、用途に合わせたさまざまなデータ形式への出力ができます。最大10×10mの長尺テンプレートも用意されていて、オリジナルの「のぼり」を作ったり、大きな印刷物を複数の用紙に分割してプリントしたりもできます。PDF/X-1aやPDF/X-4でのデータ書き出しにも対応しています。

ChatGPTの活用で文章作成の効率化

最新バージョンでの新機能での目玉となるのは、ChatGPTを活用した「AI文章アシスト」です。やりたいことを選んで簡単な入力操作をするだけでAIが回答してくれて、文章の作成を効率的に進められます。文章の校正や要約、文章からの見出しの候補の作成などを実現でき、「15字以内で見出しの候補3つ」のように字数を指定した生成もできます。この「AI文章アシスト」の利用には、OpenAI社のChatGPTのアカウントが必要です。

文章の校正の例
文章の要約の例
文章からの見出し作成の例

そのほかの新機能には、スマホからの写真の簡単な取り込みや、脚注の挿入などが挙げられます。スマホからの画像の取り込みは、QRコードを使って操作できる仕組みです。画面のQRコードをスマホで読み取って、自動で開いた専用ページでスマホ内の画像をアップロードすると、本ソフトに画像を直接送れます。

スマホの写真の取り込み

脚注の挿入は、文末などに補足説明を記載する際に便利です。そのほかにも、本ソフトには「縦書きエディタ」「自動回り込み機能」「最高16段までの段組み設定」「縦書きでの半角数字などの組み文字設定」「長体・平体の設定」「ふりがなの自動設定」などをはじめ、文字組みにまつわる十分な機能が用意されています。

モリサワ新聞書体を含む15フォントを収録

製品には、モリサワ新聞書体(2書体)を含む15書体のフォントも収録されています。新聞書体以外の13書体は、今回のバージョンで刷新されたものです。ベーシックな明朝体やゴシック体はもちろん、丸ゴシック体、教科書体、POP体、筆文字など、幅広いバリエーションが用意されています。

収録されている15書体のフォント

新聞書体が含まれていることからも分かるように、「パーソナル編集長 Ver.16」は広報誌などの新聞スタイルのデザインにも活用できるソフトです。新聞の見出しで用いられやすい「主見出し、肩見出し、袖見出し」という3種類の見出しもバランス良く自動でレイアウトでき、スポーツ新聞風の袋文字の加工も簡単に実現できます。

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本ソフトは、既に写真や文字がセットされた完成形のサンプルやテンプレートが500点以上、イラストや写真素材は計4,091点も収録されています。DTPソフトというとハードルが高い印象ですが、気軽なワークフローで使うことができ、学校や企業でも導入されている事例の多いソフトです。
© SOURCENEXT CORPORATION

ソースネクスト株式会社
価格:19,690円(税込)
URL:https://www.sourcenext.com/
2024/03/29

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