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アート/イベント

リサ・ラーソン氏を一般的な作品展とは異なる形で追悼する展覧会が代官山で開催

2024.04.12 Fri

スウェーデンの陶芸家のリサ・ラーソン氏が2024年3月に逝去し、SNS上などで多くの悲しみに暮れた声が聞かれました。彼女を追悼する展覧会「私のリサ・ラーソン」が、4月12日(金)から代官山のギャラリー「のこぎり」で開催されます。

日本で再ブレイクしたスウェーデンの陶芸家

リサ・ラーソン氏は1931年にスウェーデン南部で生まれ、ヨーテボリ大学芸術学部デザイン工芸校で学びました。スウェーデンの陶磁器メーカー「グスタフスベリ」のアートディレクターであったスティグ・リンドベリ氏に請われて同社に入社し、黄金期を支える中心的なデザイナーとして活躍します。1952年には画家のグンナル・ラーソン氏と結婚し、1980年にフリーランスとなってからは数多くのクライアントの仕事を手掛けました。

リサ・ラーソン氏は日本での人気も高く、特に親しまれているのは猫のマイキーなど主に動物をモチーフとした作品です。2022年にはスウェーデンの芸術と工芸に寄与する長年の仕事が評価され、政府から勲章を授与されています。晩年まで精力的に活動していましたが、2024年3月11日(月)に92歳で亡くなり、その訃報は日本で多くの人が悲しむニュースとなりました。

プライベート写真や関係者の回想なども紹介

今回の「私のリサ・ラーソン/追悼 リサ・ラーソン」展は、彼女との日本でのコラボを2000年代から手掛けてきた株式会社トンカチが運営するギャラリー「のこぎり」で開催されます。“通常の作品展とは異なる形” であることが特徴で、リサ・ラーソン氏と交流があった個人の視点で彼女との日々を回顧する内容です。

具体的には、プライベートで撮影された写真や制作過程での原型、関係者の回想などが紹介されます。これまで未公開であった資料も掲示され、作品はもちろんリサ・ラーソン氏の人となりが垣間見えるような展覧会です。

近接する直営店でもリサ・ラーソン氏を追悼

会場のギャラリー「のこぎり」は、月曜と火曜が休廊日です(祝祭日は開廊)。土日祝の予約は不要ですが、水曜〜金曜はWebからの事前予約が必要となります。

近接する直営店の「TONKACHI,6」(東京都渋谷区代官山町1-1 GRAVA代官山 6F)でも、今回の展覧会のギャラリー・ショップという位置付けで、リサ・ラーソン氏のアイテムが特集されています。ギャラリー「のこぎり」からは徒歩3分のところにあり、展覧会での鑑賞とあわせてオススメです。

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■期間:
2024年4月12日(金)~6月2日(日)

■開催場所:
ギャラリー「のこぎり」
東京都渋谷区猿楽町5-17 第一西尾ビル 2F

■問い合わせ先:
株式会社トンカチ
url. https://www.nokogiribytonkachi.jp/

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