今月の1年生デザイナー
坪倉輝明さん(ワン・トゥー・テン・デザイン)
日曜。卒業制作展、プロジェクションマッピング、アート三昧の一日。
9:30 起床
10:30 出発
休日は車で出かけることが多いのですが、今日も車で出発します。今日は中学の頃の友達と、久しぶりに会います。
11:00 京都駅でピックアップ
友達が大阪から来てくれたので、京都駅で合流しました。
11:30 お昼ごはん
ごはん処を探していた所、タイミングよくショッピングモールがあったので昼食を食べに立ち寄りました。なんとも豪華な牡蠣御膳を食べましたが、このボリュームで1000円だったので満足です!
12:00 京都造形芸術大学に到着
今日の目的は、ちょうど今やっている、京都造形美術大学の卒業制作展「万博 - BANPAKU -」を見に行くこと。京都造形芸術大学には初めて来ましたが、美術系の大学だけあってなにもかもがスタイリッシュ!
建物に入ってすぐに謎の生命体がいたので、一緒に写真を撮ってみました(笑)。これが最近流行り(?)の「グロカワ」ってヤツらしいです。正直、ちょっと「怖ッ!」って感じでしたけど……。
学内には、とても1日では見て回ることのできないほど、たくさんの作品が展示されていました。絵や彫刻からインスタレーションやデジタル作品までさまざまなジャンルの作品が勢揃い、どれもこれも学生が作ったとは思えないほど完成度の高い作品ばかりが並んでいました。気になった作品を写真に撮りながら、見ていきます。
上記の他にも、103万枚の1円玉で作った「103万円」など、いろいろ面白いものがたくさんありましたが、中でもこの「mover - 小さきもの -」という作品がとても良かったです。この赤くて小さいカプセルが、まるでアリが行列を作っているかのように、もぞもぞと動いていました。少し考えれば中に小さい鉄球が入っていて、下から磁石で動かしていることは解りますが、カプセル状なので左右に揺れながら移動していて、たまに途中で立ち上がったりするのがまるで生物のようで魅力的です。初めに見た時の「うわっ、なんだこれ!」感がすごいアイディア作品でした。アート作品って、難解ですぐには理解できず、深く考えさせられるものが多いですが、個人的にはこういった誰でもすぐに理解できる作品が、感動を誰とでも共有できて良いと思ってます。自分がインタラクティブアートやインスタレーションが好きなのも、そういう理由からなのかもしれません。
あっという間に時間も経ってタイムリミットが近づいて来たので、会場を後にすることに。予想以上の展示のスケールで、9つの建物で展示が行われてたみたいですが、結局3つしか回れませんでした。でも、本当に刺激的な展示内容でした。学生のみなさんから学ばされることは本当に多いなと感じました。この刺激を、自分のクリエイティブにもぜひ活かしていきたいですね。
17:30 友達とお別れ
このあとバイトがあるということで、友達とはここでお別れ。短時間でしたけど、久しぶりに会えて楽しかったです。
20:00 京都・東山花灯路 巨大プロジェクションマッピングへ
ちょうど今夜は知り合いの映像作家・吉光清隆さんが「京都・東山花灯路」というイベントで国宝・知恩院三門を使って巨大プロジェクションマッピングを行うという連絡をいただいたので、これは見ないわけには行かないということで見に行って来ました。
この写真では、プロジェクションマッピングの凄さがあまりお伝えできないかもしれないのですが、よかったらYoutubeなどの検索で映像を見てみてください。カラフルで素晴らしいマッピングでした。プロジェクションマッピングが好きで個人的にやってはいるものの、「幅50メートル×高さ20メートル」という巨大プロジェクションマッピングを目の前で見るのは初めてのことだったので、とても感動しました。吉光さんにいろいろ伺ってみたところ、5000ルーメンの明るさのプロジェクターを6台も使っているとのことで映像のサイズも大きかったですが、機材費もかなり大きな額になってそうでした……。でも、いつか自分もこんな大きな建造物を使ったプロジェクションマッピングに挑戦してみたいですね! 今日はたくさんの芸術や技術に触れて、大満足の1日になりました!