ジョークにしてはリアルすぎ? あらゆるモノが「色校正」になる面白マスキングテープ~スタンド・ストーンズ「実用文具?!シリーズ マスキングテープ」レビュー
TEXT:山口真弘(ITライター)
ラッピングはもちろん、ノートや手帳類のちょっとした装飾などで人気が高いのが、マスキングテープです。規模の大きい文具店に足を運ぶと専門のコーナーもありますし、近頃はマスキングテープの専門店もあって驚かされます。
ファンである女性の声を取り入れ、デザイン性が高いマスキングテープを発売したところ大ヒット……という、昨今の柄入りマスキングテープ誕生の経緯はあちこちで紹介されているのでここでは述べませんが(知りたい方はググってください)、近い将来「マスキングテープはもともと塗料のはみ出しを防ぐための業務用製品だった」というと、驚かれる日が来るのかもしれません。
さて、今回紹介するのは、スタンド・ストーンズが販売している「実用文具?!シリーズ」のマスキングテープです。原稿用紙、色校正、テンプレート定規、長定規、メジャーの5種類がラインナップされています。
幅は一般的な15mm、印刷された柄は実測175mm単位でループしており、トンボもご丁寧に描かれています。もちろん本物の色校正には使えませんが、その気になれば、身の回りのさまざまなアイテムを、色校正グッズに変えてしまうことができます。耐水性はないのでマグカップなどに貼り付けられないのが残念ですが、ラッピングに使っても、シュールな品が仕上がりそうです。
値段は税込200円と安価なのですが、まず売られているのを見つけるまでが一苦労なほか、ガチャをどれだけ回しても、目的のテープが出ない可能性があります。そうした入手の難易度の高さも含めて、楽しむのが一興でしょう。
また、このシリーズは今年4月に発売されたのですが好評で即完売となり、この11月になってようやく再販されたという経緯があります。つまり人気アイテムで、今後の追加生産についても不透明なだけに、こまめにガシャポンのコーナーやネットの情報をチェックし、見つけたら即買い、というのが正しいアプローチと言えそうです。
山口 真弘(やまぐち まさひろ)
ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。Twitter:@kizuki_jpn
2018.12.11 Tue