書籍、パッケージ、Webなど魅力的な最新のデザインを毎週お届けする連載。デザイン担当者のコメントが読める場合も！ 今週は、キービジュアル『PARCOオンライン商店街』、書籍カバー『（読んだふりしたけど）ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法／三宅香帆』の2点を紹介。デザインの狙いやこだわりをチェックして、デザインの理解度アップに役立てましょう。

メインビジュアル
『PARCOオンライン商店街』

●Art Director＋Designer：Shun Sasaki［AYOND］
●Illustrator：Hiroyuki Ishii
●Motion Graphic：Kairi Sato
●Planner＋Producer：RCKT/Rocket Company*
2020 ／ パルコ

「ショップ店頭とお客様をつなぐ」をテーマに、『PARCOオンライン商店街』が期間限定でオープン。ファッション、ビューティなどのジャンル別のスペシャリストや、ショップスタッフによるライブショッピングを体験できるオンライン上の商店街だ。夢のような世界観のかわいらしくユニークなイラストは、アーティストのいしいひろゆきによるもの。商店街らしく、賑やかでワクワク気分を高めてくれるアートワークとなっている。

書籍カバー
『（読んだふりしたけど）ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』／三宅香帆

●Art Director：細山田光宣［細山田デザイン事務所］
●Designer：鎌内文［細山田デザイン事務所］
●Illustrator：芦野公平
2020 ／ 笠間書院

読書の楽しみを提案する『（読んだふりしたけど）ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』。ちょっと読み方を変えればおもしろくなる「読む技術」を、書評家の三宅香帆が伝授していく。大胆に配したタイトルロゴが目を引き、ぼんやりとした表情のイラストが自分ごととして感じられるような、ユーモアのある書籍カバー。ディレクションとデザインは共に細山田デザイン事務所、イラストは芦野公平が担当している。