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「パリのコレットが11年ぶりにリニューアル」 - MdN Design Interactive

2026.4.29 WED

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「パリのコレットが11年ぶりにリニューアル。
デザインは片山正通」

2008年9月5日

TEXT:蜂賀 亨
(クリエイティブディレクター/エディター)



パリのセレクトショップ「コレット」が8月25日にリニューアルオープンした。1997年のオープン以来初の大規模なリニューアルになるが、今回ショップデザインはワンダーウォールの片山正通氏が担当した。世界で注目されているパリのセレクトショップのデザインを日本人が担当したというのはとても誇らしい。

「コレット」はファッション関係者であれば誰もが知っているセレクトショップだが、洋服に限らず、デザイン雑貨、作品集、写真集、ビジュアル雑誌、CDなども取扱っていて、併設のギャラリーでは過去にトマト、マイク・ミルズ、野田凪、グルーヴィジョンズといったデザイナーやフォトグラファーたちの作品をいち早く紹介するなど、ファッション関係者に限らず、デザイン・アート関係者にとっても注目のショップである。パリコレクションやファッションウイークの時期には、多くのファッション関係者やメディア関係者を店内で見かけたり、デザイン関係者もパリに行った時には誰もが一度はチェックするショップといってもいい。

「コレット」のWebサイト http://www.colette.fr/
「コレット」のWebサイト
http://www.colette.fr/
(カバーイメージ)


しかし、日本にもセレクトショップはたくさんあるのに、なぜパリの「コレット」ばかりがこんなに注目されるのか? それは世界のファッション中心都市パリで、ファッションを取り扱いながらも、ファッションと同じ視点で対等に世界のクリエイティブをセレクトしていることだ。写真やデザインに限らず、映像、イラスト、音楽、プロダクト、雑誌、書籍といった分野まで、なかには「コレット」で紹介されたことによって世界中で評価されるようになったケースもある。日本のセレクトショップの多くはやはりメインは洋服で、雑誌や写真集、店内に展示されている絵などは、飾りというかディスプレイがわりのようなところが多い。コレットのように本腰を入れてクリエイティブと向かっているところが少ないのが現状のようだ。

オープンしてから11年間、世界のファッションそしてクリエイティブ双方に影響を与え続けているショップはおそらく世界にコレットだけだろう。ショップのリニューアルと同時にWEBもリニューアルされたが、そちらも興味深い。パリに行った際にはぜひ訪ねてみてほしい。


蜂賀氏近影

[筆者プロフィール]
はちが・とおる●クリエイティブディレクター/エディター。ピエブックスを経て、クリエイターマガジン『+81』を企画/創刊させて11号まで編集長。その後ガスプロジェクトにあわせて、書籍「GAS BOOK」シリーズ、雑誌『Atmospehre』編集長などを担当。現在はフリーとしてグラフィックデザインを中心に企画/ディレクションなどで活動中。
http://www.hachiga.com/






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