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Twitterの代替となるSNSは現れるのか?PR効果測定サービスがThreadsやMastodonなどの注目度を比較分析

2023.07.11 Tue

株式会社トドオナダは7月10日、Twitterの代替として注目されている新SNSについての調査結果を公開した。調査は3,000以上のWEBメディアをモニタリングできるPR効果測定サービス「Qlipper」のデータに基づいて行われた。

まず結論として「Threads」が、他の候補と比べてメディア上での注目度が高いことが明らかになった。後発のSNSでありながら報道量は猛烈な勢いで増えており、企業が新たなサービスとして取り組んでいるSNSはほぼThreadsだけであった。Threadsが公開された7月6日にはPR、マーケティング、コンサルティングなどの企業が自社サービスに組み込み、プレスリリースを発表している。

いずれのデータでもThreadsが1位となった

Twitterの運営が不安定という意見が広がり、代替サービスを望むユーザーの声も出ている。その状況下で新たに登場したSNS「Threads」が注目を集めていることが明らかになった。調査ではThreads、Mastodon、Bluesky、Misskeyの4つのSNSを対象に、2023年6月以降のウェブニュースを収集し、比較分析が行われた。

記事数についてはThreadsは記事数で2位のMastodonの6.6倍。PVと記事ツイートでの2位はBlueskyだったが、PVは8.9倍、記事ツイートは3.7倍と差をつけている。調査時期がリリース前後の時期であるとはいえ、他SNSを大きく引き離すほどの差があることから、多くの企業やユーザーがThreadsへ期待していることがうかがえる。

各SNSのウェブニュース推移では後発のThreadsが圧倒的な勢い
企業サービスとして着手されているのはほぼThreadsのみ
サービス名を含むプレスリリースの数
記事数の比率

なお、本調査は2023年6月1日から7月9日までの期間で行われ、国内主要ニュースサイトのウェブニュースを収集した。各SNSの名称を含む記事数、仮想PV数、記事がツイートされた数などを集計し、注目度の高さを分析している。 

調査に関連したThreadsの話題として、リリース以後ユーザー増加の勢いは止まることなく続いている。リリースから5日後には1億人の登録を突破したことを、MetaのCEOマーク・ザッカーバーグ氏が明らかにした。この勢いにはザッカーバーグ氏自身も驚きのリアクションを見せており「多くのプロモーションをオンにしてさえいない」と語っている。ユーザー登録はほとんどオーガニックな需要であるという。

マーク・ザッカーバーグ氏のコメント

1億人ユーザーを短期間で突破したSNSとしてはTikTokがかつて話題になったが、REUTERSによるとリリースから1億人突破までにかかった期間はおおよそ9カ月とされている。SNSではないが短期間のユーザー獲得で知られるChatGPTは、2カ月で1億人を突破した。Threadsの5日間で1億人を突破したという勢いは、他サービスと比較すると異例のスピードであることがよくわかる。今後行われるであろう機能改善などにより、ユーザー獲得だけで終わらず、サービスとしての定着も期待していきたい。

Qlipper:https://qlipper.jp/    

株式会社トドオナダ    
URL:https://todo-o-nada.com/    
2023/07/11

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