Appleは、2025年10月22日(水)に、「iPad Pro(M5)」を発売します。Wi-Fi+Cellularモデルの価格は、13型が254,800円〜(税込)で、11型が204,800円〜(税込)です。Wi-Fiモデルは、13型が218,800円〜(税込)、11型が168,000円〜(税込)で購入できます。
筐体などの仕様は前世代モデルを踏襲
今回の「iPad Pro」は、2024年5月に「iPad Pro(M4)」が発売されて以来の新モデルとなります。従来と同様に13型と11型のモデルがあり、本体カラーバリエーションも引き続きスペースブラックとシルバーの各2色です。ディスプレイやカメラの性能、本体サイズ・重量も含め、基本的な設計に変更はありません。Apple Pencil ProとApple Pencil(USB-C)を使用でき、物理的なSIMカードには対応していません(eSIMのみ対応)。
前世代のモデルからの変更点の目玉となるのは、新たに開発されたM5チップを搭載していることです。同時発表されたM5チップは新しい「14インチMacBook Pro」や「Apple Vision Pro」にも採用されており、特にAIの処理性能やグラフィックス性能に優れています。改良された16コアのNeural Engineを備え、メモリ帯域幅 は153GB/sに増強されました。
「iPad Pro(M5)」では、256GBまたは512GBのストレージを搭載したモデルが9コアのCPU(3つの高性能コア+6つの高効率コア)と10コアのGPU、1TBまたは2TBのストレージを搭載したモデルが10コアのCPU(4つの高性能コア+6つの高効率コア)と10コアのGPUでの構成です。GPUは各コアにNeural Acceleratorを備えており、GPUを活用したAI処理でも高いパフォーマンスを発揮します。
M5チップ搭載以外の主な変更点
前世代の機種では、256GBまたは512GBストレージ搭載モデルのRAMが各8GB、1TBまたは2TBストレージ搭載モデルのRAMが各16GBでした。M5搭載機では下位の2モデルのRAMは各12GBに変更されています。上位2モデルのRAMは引き続き各16GBです。
| 13インチiPad Pro(M5) | 11インチiPad Pro(M5) | |
| 画面サイズ | 13インチ | 11インチ |
| ディスプレイ | Ultra Retina XDRディスプレイ (2,752×2,064) | Ultra Retina XDRディスプレイ (2,420×1,668) |
| チップ | Apple M5 | |
| CPU | 9コア(256GBまたは512GBストレージ搭載モデル) 10コア(1TBまたは2TBストレージ搭載モデル) | |
| GPU | 10コア(Neural Accelerators) | |
| Neural Engine | 16コア | |
| メモリ帯域幅 | 153GB/s | |
| RAM | 12GB(256GBまたは512GBストレージ搭載モデル) 16GB(1TBまたは2TBストレージ搭載モデル) | |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB | |
| インターフェイス | Thunderbolt / USB 4ポート、Smart Connector(裏面) | |
| 背面カメラ | 12MP広角カメラ | |
| 前面カメラ | 12MPセンターフレームカメラ | |
| バッテリー | 最大10時間駆動(Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生) 最大9時間駆動(モバイル通信でのインターネット利用) 高速充電に対応 | |
| 幅 | 215.5mm | 177.5mm |
| 高さ | 281.6mm | 249.7mm |
| 奥行 | 5.1mm | 5.3mm |
| 重量 | 579〜582g | 444〜446g |
※赤字が前世代モデル(M4)からのカタログスペック上での強化・変更点
バッテリー駆動時間についての変更はありませんが、M5搭載機は追加で高速充電に対応しました。13インチモデルでは35分、11インチモデルでは30分で、最大50%の充電が可能です。高速充電には、別売の40Wダイナミック充電アダプタ(最大60W対応)またはそのほかの60W以上供給できるUSB-C電源アダプタが必要となります。
独自開発のN1とC1Xの採用で通信面も強化
そのほかに大きく変わったのは通信性能です。「iPad Pro(M5)」はApple自社製のN1チップを搭載し、Wi-Fi 7やBluetooth 6、スマートホームの通信規格であるThreadに対応しました。N1は5GHz帯ネットワークで特に高い性能を発揮し、インターネット共有やAirDropなどの全体的なパフォーマンスと信頼性を向上させることが同社発表で紹介されています。
また、Wi-Fi+Cellularモデルには、同じくAppleの独自設計によるC1Xモデムも搭載されました。これにより、モバイルデータ通信のパフォーマンスは、M4搭載モデルから最大50%高速化されると紹介されています。さらに消費電力の面でもメリットがあり、M4搭載モデルから最大30%の低減が可能となるそうです。
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今回の新モデルは、前世代のモデルから派手な変更はありませんが、M5チップを採用したことでパフォーマンスが向上します。特にM5チップはAIを活用した処理やグラフィックスが大幅に強化されており、負荷の高いゲームのプレイなどにも効果的です。ストレージの読み書きも「最大で2倍高速」とされています。
Apple
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2025/10/18