電話アプリも使いやすそうな「iOS 26」
次期バージョンの「iOS 26」は、2025年7月にパブリックベータ版が登場し、今秋に正式リリースされます。対応デバイスはiPhone 11以降です。Apple Intelligenceを活用した機能を利用するためには、iPhone 16シリーズの各モデルまたはiPhone 15 Pro/Pro Maxが必要となります。
「Liquid Glass」デザインが導入されたiOS 26では、ロック画面で時刻の表示のサイズが動的に変化するなどの特徴が見られます。壁紙の画像の空いているスペースに合わせて、時刻の大きさが流動的に変化する仕組みです。画像に合わせるだけでなく、通知が届いて下方に表示されるとその分だけ時刻の表示は自動的に小さくなり、画像のベストな部分が隠れないように調整されます。
個人的に、今回のデザインの変化や動的な動きの仕組みが特に便利そうであると感じられたのは、Safariです。タブバーがWebページ上に浮かぶデザインへと変わって、ページ全体を画面いっぱいで広く閲覧できます。スクロールに合わせてタブバーはダイナミックに縮小する仕様です。
iOS 26では、電話アプリの使いやすさの向上にも期待が高まります。よく使う項目、履歴、留守番電話が1カ所にまとめられた新しいレイアウトです。迷惑電話を避けるための通話スクリーニング機能では、知らない番号からの着信にバックグラウンドで自動応答し、発信者が名前と用件を伝えることで初めて着信音が鳴ります。また、保留アシストも面白い機能です。コールセンターなどでオペレーターにつながるまでに保留が続く状況で、ユーザーに代わって電話アプリが順番待ちをしてくれて、つながった時点で音で知らせてくれます。
そのほかにも、iOS 26の解説ではビジュアルインテリジェンス機能のアップデートも含めて非常に多くの強化が紹介され、多くのユーザーの声を受けて写真アプリで従来のタブが復活することも発表されました。また、車載でiPhoneを活用する「CarPlay」の機能が強化されることの紹介にも比較的に多めの時間が取られ、Appleが依然として「車」へのこだわりがかなり強いことを感じさせるパートとなっています。
メニューバーが完全に透明になる「macOS Tahoe 26」
新しいネーミングのルールに照らし合わせると、Mac用のOSは「macOS 26」となるはずでした。しかし実際には、地名をコードネームに採用するこれまでのスタイルも踏襲され、「macOS Tahoe 26」という正式名称となったようです。「Tahoe」はカリフォルニア州とネバダ州の州境に位置する「タホ湖」に由来しています。iOS 26と同様に、7月にパブリックベータ版が登場し、今秋に正式リリース予定です。
新しいmacOSには「Liquid Glass」デザインの導入とともに、メニューバーが完全に透明になるという大きな変更が加えられます。フォルダの色を変え、記号や絵文字を追加するなどの操作も可能です。この「フォルダに任意の印を追加できる」仕様は、一見すると地味な変更ながらもMacで作業をするうえでとてつもなく便利そうであるように感じられました。
macOS Tahoe 26では、ほかのデバイスとの連携がとても重視されているようで、近くにあるiPhoneのライブアクティビティがメニューバーに表示されるようになります。通知をクリックするとiPhoneミラーリングでアプリが開き、Macから直接アクションを実行することが可能です。さらに、Macで電話アプリの利用も可能となりました。近くのiPhoneを介して通話をつなげるようになり、iPhoneと同様にライブ翻訳や着信スクリーニングや保留アシストなどの新機能も利用できます。
そのほかには、iPhoneミラーリングも活用した横断的なSpotlightの強化や、これまで以上にパワフルなオートメーションを作成できるShortcutsなどが紹介され、多くの場面でApple Intelligenceの力が発揮されています。特にSpotlightは「クリップボードの履歴にもアクセスできるようになる」と紹介されていたのが印象的です。
2024.06.12 Wed