スタンドでも平置きでも使えて分離合体も可能、Qi対応の3WAYワイヤレス充電器~エアージェイ「AWJ-PD4」レビュー

2020年04月14日
TEXT:山口真弘(ITライター)
iPhoneに標準搭載されたことで、すっかり一般的になったワイヤレス充電規格「Qi」。充電速度はケーブル経由での充電にはかないませんが、置くだけで充電できる利便性は捨てがたいものがあります。
このワイヤレス充電器、さまざまなメーカーから製品が発売されていますが、ただ充電をするだけといっても、その使い勝手は千差万別です。今回は、筆者が最近購入した、エアージェイの「AWJ-PD4」を紹介します。

充電パッド本体とスタンドとに分離可能。マグネットで吸着させる構造です

充電パッドが宙に浮いた特徴的なフォルム。LEDは待機時に赤く光ります

背面。充電パッドのケーブルをスタンド中央のスリットから背面に逃がす構造

iPhone 11 Pro Maxを立てた状態。大判スマホにも問題なく対応します
そのため、通常はスタンドタイプとして使用しつつも、立てて使うのが難しい場合は、充電パッドだけを取り外し、据置で使えるというわけです。
充電パッドは直径もコンパクトで、持ち歩きにも適していますので、自宅ではスタンドとして使い、中長期の出張や旅行では、充電パッドだけを携行するというのもありでしょう。

充電パッド。単体でも平置きで使用できます。ケーブルは直差しで取り外せません

iPhone 11 Pro Maxを平置きで充電中。LEDは側面にあるため視認性を損ないません
またスタンドの手前にはラバーパッドが付いており、厚みのあるケースごと載せても、スタンドからずり落ちにくくなっています。ケースごとスマホを充電する場合、厚みがあるせいでセットしにくいことはよくありますが、本製品は構造的によく考えられている印象です。

充電パッドはスタンドにマグネットで吸着しているため位置を2段階で変更できます

吸着位置を下げた状態。この状態ならばスマホを横置きで設置することもできます
ひとつは背面のスタンドの角度が変更できないことです。前述のように、本製品は厚みのあるケースを装着したままの状態でもスタンドに立てやすい構造なのですが、スタンド自体の角度が変更できないため、背面がスタンドから微妙に浮いてしまい、充電が不安定になることがあります。
その場合、本体部分とスタンドの隙間に何かを挟み込んで若干角度をつけてやれば、スマホの背面にぴったり吸着させられます。つまりユーザー側の工夫で解決できるのですが、できれば製品自体の機能として、角度を変えられるギミックを取り入れて欲しかったところです。
また本製品はUSB充電器が付属せず、別途買い求める必要があるのですが、急速充電に対応した充電器、具体的にはQuick Charge 2.0対応の充電器でないと、Androidを最大10Wで急速充電できません。
本製品はAmazonではレビューの点数があまりよくないのですが、パッケージには記されているこの充電器まわりの説明が、メーカーサイトで省略されているのが一因ではないかと思います。またiPhoneは5Wが上限で、7.5Wでの充電には対応していません。

スタンド手前のラバーパッド。ケースを装着したスマホでも滑り落ちにくい構造です

ケースに厚みがあると背面が浮くことも。スタンドから浮かせる工夫が必要になります
決して発売したてホヤホヤの製品ではないのですが、大手家電量販店で取り扱われていることもあり、ネット通販であまり見かけない割には、入手性は高めです。前述のデメリットが許容できれば、機能の豊富さではほかに類を見ないだけに、購入の候補に入ってくる製品と言えるでしょう。

山口 真弘(やまぐち まさひろ)
ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。Twitter:@kizuki_jpn
2020.04.14 Tue