iPhoneを充電しながら通知チェックやタップ操作も可能、MagSafe充電器をスタンド化するオプション~上海問屋「DN-916018」レビュー
TEXT:山口真弘(ITライター)
iPhone 12シリーズと同時に登場したMagSafe充電器は、従来のワイヤレス充電の弱点だった位置のズレが発生しないことから、充電の失敗が起こりにくいことが大きなメリットです。
このMagSafe充電器はいわゆる「平置き」タイプで、ワイヤレス充電器のもうひとつの主流であるスタンドタイプが欲しいと思っている人も多いのではないでしょうか。こうしたニーズに応えるべく、MagSafe充電器をスタンド化するオプションが、サードパーティ各社から続々と登場しています。
今回はそのひとつ、上海問屋のアルミ合金製卓上スタンド「DN-916018」を紹介します。
本体は2つのパーツに分かれており、レンチを使って組み立てます。完成したら、丸いプレートの中央にMagSafe充電器をはめ込みます。サイズはぴったりで、一旦取り付けてしまえば容易に外れることもありません。取り外したい場合は、背面に開いた丸い穴から押すことで簡単に外せます。
こうしたスタンドタイプの利点は、画面が手前を向いているため、各種着信や通知が一目でわかることです。本製品は角度を上下に自由に変えられますので、見やすいように変更して使えます。作業に集中していて通知に一喜一憂したくない時は、上方向を向けておくという使い方もアリかもしれません。
また、MagSafeはリング状の吸着面を半回転させた状態でも吸着力が維持されるため、iPhoneを横向きにセットし、動画を鑑賞する用途でも使えます。同様に、フォトフレームとして使うのもよさそうです。
その一方で、ケーブルが正面から丸見えになっているのは、配線をなるべく見せたくないユーザーにとっては、多少気になるかもしれません。あまりに気になるようなら、ケーブルを配線するクリップなどを用い、背面に逃すようにすればスッキリするでしょう。
いずれにせよ、MagSafeは今後のiPhoneでは標準搭載になると見られるだけに、サードパーティによるアクセサリーの競争も今後ますます激化することは間違いありません。今回の製品に興味を持った人は、これ1点に候補を絞るのではなく、しのぎを削っている各社の製品を各ストアで見比べて、好みの製品をチョイスすることをおすすめします。
山口 真弘(やまぐち まさひろ)
ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。Twitter:@kizuki_jpn
2021.01.05 Tue