USBメモリや、カードリーダーなど、頻繁に抜き差しを行うデバイスは数多くあります。それらを挿しているUSBハブが、固定されていないと、抜く時に手で押さえなくてはならず、何かと不便なものです。
今回紹介するアイティプロテックの「USB3.2パワーハブ」は、クランプ構造を採用し、デスクにがっちりと固定できるUSBハブです。USBケーブルやデバイスの抜き差しを片手で行えますので、日常的な抜き差しの工数を大幅に削減できるのが大きな特徴です。
ボディのスリムさからすると異常に大きく感じられるパッケージには、本体とACアダプタのほか、デスクに挟むクランプ、さらにはマグネットも付属しています。つまり複数の取り付け方が選べるのですが、本製品を購入するのであれば、やはりクランプを用いてがっちりと取り付けたいものです。
このクランプはデスクはもちろん、ディスプレイの下部に取り付けることも可能です。またこうしたクランプ式の製品には珍しく、クランプを反対向きに取り付けることができますので、レイアウトに合わせて向きを自由に変えられるのが大きな利点です。
また本製品は、ポート数が多いのもひとつのポイントです。一般的にUSBハブと言えば、4ポートの製品がほとんどで、キーボードやマウスといった入力機器までまとめて接続すると、あっという間に口が足りなくなってしまいます。充電用途にも使っているのであれば、つねにポートが不足した状態になりがちです。
その点、本製品は6つのポートを備えているので、これ1台でありとあらゆるUSBデバイスを接続できます。なかでもノートPCとの組み合わせでは、本製品に接続したデバイスを外出時にまとめて取り外し、帰宅後はまとめて接続し直すといった使い方ができるので重宝します。USB 3.2 Gen1対応でデータ転送も高速に行えるため、ストレージの接続にも向いています。
さらに本製品はポートごとにスイッチを備えているため、こまめに電源のオン・オフがおこなえます。長時間通電するのが好ましくないデバイスの場合、ケーブルを抜かなくても、ここで給電をコントロールできるので便利です。
ちなみに6ポートのうち3ポートは2.4Aでの給電も可能であるなど、給電にもかなりの余裕があります。そのぶん付属のACアダプタはやや大柄なのですが、デスク上で目に入る部分はなるべくコンパクトにするという観点からすると、この設計は正解でしょう。さまざまなデバイスを接続するにあたり、電力不足の心配をしなくてよいのは大きなメリットといえます。
本製品はもともと6,480円と高価なのですが、それだけの価値は十分にある一品で、さらに最近は実売価格が5千円を切るなど、お得感は増しています。USB Type-Cポートこそ搭載していませんが、本製品自体は付属のType-C変換コネクタを用いてPC側のUSB Type-Cポートにつなぐこともできますので、USB Type-C搭載ノートPCのポート拡張の用途にも向いています。
USBハブを買う時は、まずポート数が少ない製品を買い、そのあとで別の製品を追加したことで、数珠つなぎになっている人は少なくないはずです。1台あれば完結する多ポート・固定式の本製品と置き替えることで、PCまわりの環境をスッキリさせてみてはいかがでしょうか。
- DATA
製品名:USB3.2パワーハブBLACK(IPT-POWER6HUB-BK)
実売価格:6,480円
発売元:アイティプロテック
2022.07.05 Tue