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ITライター・山口真弘の気になるグッズラボ

2022.09.20 Tue

Zoomユーザー御用達、カメラとマイクを物理ボタンでオン・オフできる「Linkidea USBズームミーティングミュートボタン」

文:山口真弘

テレワークの普及に伴って、ビデオ会議アプリを利用する機会は日々増えています。これらアプリでなにかと操作する機会が多いのが、カメラとマイクのオン・オフの切り替えです。

一般的にビデオ会議では、自分が発言する時以外はマイクはミュートにしておくのが常識ですし、またカメラについても、不要な場合はこまめにオフにすることを習慣づけている人も多いでしょう。

もっともこうした操作のために、ごく小さいアプリのアイコンを毎回クリックするのはなにかと面倒なもの。もし使っているビデオ通話アプリがZoomであれば、試してみてほしいのが、今回紹介する「Linkidea USBズームミーティングミュートボタン」です。

搭載するボタンはわずかに2つだけ
同梱品は約2mのケーブルのみとシンプル

ほぼ正方形の本体には、2つのメカニカルキーが搭載されており、それぞれを押すことによって、カメラとマイクそれぞれのオンとオフが行えます。これをUSBでPCに接続しておくことで、面倒だったカメラとマイクのオン・オフが、物理ボタンで行えるようになるというわけです。

例えば自宅からビデオ会議に参加している時に、事情を知らない家族が急に室内に入ってきて、慌ててカメラをオフにしたい時はあることでしょう。そのような、わざわざマウス操作をしていては間に合わなさそうな場合でも、本製品であれば文字通り一発でカメラをオフにできるというわけです。

USBポートに装着して使用します
ボタン一発でミュートが完了します

対応するアプリはZoomのみとなっています。実際には、Zoomに対応したキーボードショートカットが本体に書き込まれており、それによってマイクとカメラのオン・オフを行う仕組みになっているようです。

そのため、キーアサインを書き換えるユーティリティを使うことで別のビデオ通話ソフトでも利用できたという報告もありますが、いずれにせよ、ありとあらゆるビデオ通話ソフトで使えるような万能製品ではありません。その点には注意したほうがよさそうです。

縦横はちょうど5cm四方。アクリルで重量があります
背面。USB(microB)で接続します
横から見るとキーはわずかに斜めにカットされています
Windows用のほかにMac用もラインナップされています

ボディはアクリル樹脂を使用しているためずしりと重く、ケーブルに引っ張られて容易に動くこともありません。またケーブルは約2mと長いことから、デスクの下に置いたPCから、デスク上にケーブルを引き出してもまだ余裕があります。

汎用のUSBケーブルなので任意の長さに交換して使うこともできますし、巻き取り式のケーブルに交換すれば、外出先に持ち運んで使うのも容易でしょう。Windows用だけでなく、同じ外観をもつMac用モデルも用意されています。

キートップは印刷ではなくシールを貼られているだけだったり、さらに本体側のUSBポートがmicroBであるなどややホームファクターが古いのは気になりますが、実用上の問題はありません。価格も2千円ちょっとと安く、Zoomを利用する機会が多い人にはおすすめです。

DATA

製品名:USBズームミーティングミュートボタン
実売価格:2,299円
発売元:Linkidea
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B08MFB72DW/

 

著者プロフィール

山口真弘
ITライター
PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWEBや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーが主な守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など
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