iOS 17から、充電中のiPhoneの画面に、時計やカレンダーなどをスマートディスプレイ風に表示する「スタンバイ」なる仕組みが導入されました。充電が始まる瞬間にiPhoneが横向きになっていれば、特別な操作なしに切り替わってくれるという便利な機能です。
この機能が導入されたことで、iPhoneを横向きのまま充電できるスタンドのニーズが高まりつつあります。とくにMagSafe充電器であれば、吸着させるだけでスタンバイ画面への切り替わりと充電開始が自動的に行われるため、使い勝手も抜群です。
こうした使い方を可能とする、スタンドタイプのMagSafe充電器を探していて見つけたのが、今回紹介するj5 createの「JUPW1107NP」です。
これはスタンドとしての利用も可能なほか、折りたたんだままでの平置き利用にも対応できる2WAYタイプのMagSafe充電器です。ホワイトのボディは高級感もあり、ベース部も適度な重量感があって安定していることから、iPhoneの着脱も容易です。
本体のアームには2つの関節があり、角度を自在に変更できます。たたんだ状態では、このアームは完全に見えなくなるので、平置きでの利用もスムーズで、さらに持ち歩きも容易です。
本製品の特徴は、AppleによるMagSafe認証(MFM)を取得しており、最大15Wでの充電が可能なことです。一般的にサードパーティ製のMagSafe充電器は7.5Wの出力しかサポートされませんが、このMFM認証を取得していれば、純正の充電器と同様、15Wでの充電が行なえます。
実際にiPhone 15 Pro Maxで計測したところ、公称値を上回る、18W前後での充電が行えました。同じ環境でApple純正のMagSafe充電器であれば20W近く出るので、それには及ばないものの、いずれも公称値より少し速く、不満はありません。
気をつけたいのは、横置きには対応する一方、縦置きでの利用が難しいことです。一般的に、MagSafeのスタンド式の充電器と言えば、縦でも横でも使えるのが利点ですが、本製品は縦置きをするにはアームの長さが足りず、置き方は基本的に横向きに限定されます。
iPhoneでも、iPhone 13 miniなど小型モデルであれば、ギリギリ縦置きが可能ですが、その場合もかなり天井を向いた角度になってしまいます。冒頭に述べたスタンバイ機能を使うことを前提に、iPhoneを横向きで表示することを前提とした製品と言えそうです。
MFM認証を取得していることもあり、実売価格は8,980円とやや割高ですが、それだけの価値は十分にありますし、またセールでちょくちょく安くなっていることもあるようです。ホワイトモデルは品切れが多いようですので、ほかのカラーを狙ってみるのもよいかもしれません。
- DATA
製品名:JUPW1107NP
実売価格:8,980円
発売元:j5 create
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0BS5NK9BV/
2023.12.12 Tue