春の陽気が心地良くなり、いよいよゴールデンウィークが間近に近づいてきました。長い連休の中で「せっかくならアートにも触れたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。本記事では、2026年のゴールデンウィーク期間中に開催される展覧会やアート系イベントを厳選して紹介します。人気イラストレーターの出版記念展から東京都美術館の開館100周年を記念した企画、紙や音がテーマの個性的なイベントまで、幅広いジャンルのラインナップに注目です。
- 【1】<Event Area>福岡県・太宰府市
「若冲、琳派、京の美術―きらめきの細見コレクション―」
~京都の細見美術館の名品が九州に初上陸~ - 【2】<Event Area>東京都・中央区 ほか
「入江明日香展 2026―月影とまどろみ」
~人気の銅版画家の代表作から新作まで紹介~ - 【3】<Event Area>東京都・品川区&渋谷区
「AU展 ―画集『殺意』出版記念―」
~2つの会場で異なるシリーズの作品を展示~ - 【4】<Event Area>大阪府・大阪市
「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」巡回展
~藤本タツキ氏の原作による名作アニメの展覧会~ - 【5】<Event Area>愛知県・名古屋市
「Who_Is_Pokopea_?展」
~ぽんぽこ&ピーナッツくん自らが構想した展覧会~ - 【6】<Event Area>京都府・京都市
「江戸東京博物館リニューアル記念特別展『大江戸礼賛』」
~名品や貴重な資料を通じて江戸という都市の魅力に迫る~ - 【7】<Event Area>静岡県・静岡市
「東京猫美術展 in 静岡」
~クリエイターや著名人など約50名の猫アートが集結~ - 【8】<Event Area>東京都・台東区
「東京都美術館開館100周年記念ウィーク」
~アンドリュー・ワイエス展をはじめ多彩な企画を展開~ - 【9】<Event Area>東京都・品川区
「WHAT CAFE EXHIBITION vol.45:ON PAPER:Art and Print Market」
~紙という素材の可能性を追求した約500点の作品が登場~ - 【10】<Event Area>東京都・渋谷区
「OTO MART」
~世界中の音を集めたユニークな体験型の展示~
【1】<Event Area>福岡県・太宰府市
「若冲、琳派、京の美術―きらめきの細見コレクション―」
~京都の細見美術館の名品が九州に初上陸~
「若冲、琳派、京の美術ーきらめきの細見コレクションー」は、九州国立博物館による特別展です。4月21日(火)~5月17日(日)を前期、5月19日(火)~6月14日(日)を後期として、一部作品の展示替えを行いながら開催されます。
本展は、京都の細見美術館のコレクションが九州で紹介される初の機会です。同美術館は、神道・仏教美術や茶の湯の美術、琳派や伊藤若冲といった江戸絵画など、日本を代表する膨大な古美術コレクションを誇り、「日本美術の教科書」とも称されています。
細見美術館の膨大なコレクションは、細見良氏(号 古香庵、1901~1979年)が収集した古美術を中心に、2代目の實氏(1922~2006年)、3代目の良行氏(1954年~)へと引き継がれ、約80年をかけて築き上げられてきました。今回の展示は、初代が心を寄せた仏教工芸や茶の湯釜、2代目が収集に情熱を注いだ江戸琳派の絵師の作品に注目した内容で、日本美術の精髄を存分に堪能できます。
関連イベントの1つとして、5月30日(土)の14:00~15:30には、細見良行氏を講師に招いた記念講演会「細見コレクションと伊藤若冲」も、会場1Fのミュージアムホールにて実施予定です。参加には5月18日(月)までの事前の申し込みが必要で、定員は270名となっています。
特別展「若冲、琳派、京の美術 ―きらめきの細見コレクション―」記者発表(YouTubeより)
| 期間 | 2026年4月21日(火)~6月14日(日) |
| 開催場所 | 九州国立博物館 福岡県太宰府市石坂4-7-2 |
| URL | https://www.kyuhaku.jp/ |
【2】<Event Area>東京都・中央区 ほか
「入江明日香展 2026―月影とまどろみ」
~人気の銅版画家の代表作から新作まで紹介~
銅版画をコラージュした独自の絵画技法で注目される入江明日香氏の個展です。日本橋高島屋S.C.と大阪高島屋を巡回します。
1980年東京生まれの入江明日香氏は、多摩美術大学大学院前期課程美術研究科版画領域を修了し、2012年には文化庁新進芸術家海外研修員としてパリに1年滞在しました。一版多色刷りの高度な技法を探求し、自身の版画作品を素材としてコラージュする独自のミクストメディア表現で、繊細かつ力強い作品を生み出しています。
今回の展覧会では過去の代表作と近年の新作を含む約60点が紹介され、入江氏の作品の世界観をより深く堪能できる内容です。会場の展示は「I. 初期の抽象と版画表現の変遷」「II. アンドロギュヌスな勇士たち」「III. フランスからの便り」「IV. かわいい動物VS妖しい動物」「V. 和のエッセンス」「VI. 映像コーナー」で構成されています。
六曲一隻屏風「黒雲妖炎龍図」の対になる新作屏風「夢幻対峙之図」が、一双屏風として初公開されることにも注目です。また、映像コーナーでは、II章で紹介される大型屏風「L'Alpha et l'Oméga(始まりと終わり)」の右隻に描かれた馬に乗って疾走する戦士をベースとしたアニメーション映像が、大画面で放映されます。
| 期間(東京) | 2026年4月22日(水)~5月6日(水・休) |
| 開催場所(東京) | 日本橋高島屋S.C. 本館 8Fホール 東京都中央区日本橋2-4-1 |
| 期間(大阪) | 2026年5月14日(木)~5月29日(金) |
| 開催場所(大阪) | 大阪高島屋 7F グランドホール 大阪府大阪市中央区難波5-1-5 |
| URL | https://www.takashimaya.co.jp/store/special/irieasuka_exhibition/ |
【3】<Event Area>東京都・品川区&渋谷区
「AU展 ―画集『殺意』出版記念―」
~2つの会場で異なるシリーズの作品を展示~
AU氏による初の画集「殺意」(刊行:玄光社)の出版を記念した展覧会です。4月23日(木)〜5月17日(日)のEDITION88 フラッグシップショップ、4月29日(水・祝)〜5月6日(水・休)のデザインフェスタギャラリー原宿という2つの会場で開催されます。
AU氏は、SNSを中心に作品を発表しているイラストレーターです。繊細かつ緻密なキャラクター表現が持ち味で、美しい陰影のコントラストを織り交ぜながらダークな世界観を表現し、国内外からの注目を集めています。にじさんじに所属するVTuber・葛葉氏の「疑心暗鬼(歌ってみた)」や「ファイトソング(歌ってみた)」のMVイラストでも話題となりました。
AU氏は「AUワールド(AUWD)」と「AUオルフェンズ」という2つの創作を展開しており、今回の展覧会ではEDITION88 フラッグシップショップで「AUワールド」、デザインフェスタギャラリー原宿で「AUオルフェンズ」の作品を中心とした展示が繰り広げられます。前者は神をテーマとした作品群で、後者は孤児たちをメインとした物語です。
いずれかの会場で画集を含む商品を1会計につき6,000円(税込)以上購入すると、サイン会にも参加できます。サイン会の日時は5月5日(火)の13:00〜16:00、会場はデザインフェスタギャラリー原宿のほうで、先着100名(各会場での参加券配布50名ずつ)限定の企画です。
| 期間(品川) | 2026年4月23日(木)~5月17日(日) |
| 開催場所(品川) | EDITION88 フラッグシップショップ 東京都品川区東五反田5-25-19 東京デザインセンター 1F |
| 期間(原宿) | 2026年4月29日(水・祝)~5月6日(水・休) |
| 開催場所(原宿) | デザインフェスタギャラリー原宿 EAST 2F 201/202 東京都渋谷区神宮前3-20-2 |
| URL | https://edition-88.com/pages/au-exhibition |
2026.04.23 Thu