文房具好きとして知られる女優でモデルの三戸なつめさんと、東京の文房具店で“ときめき”を見つける連載「三戸なつめの東京文具さんぽ」。第5回は、日本橋浜町に店舗を構える「PAPIER TIGRE(パピエ ティグル)」に足を運びました。
2012年、フランス・パリで生まれたPAPIER TIGRE。パリの本店に次ぐ初めての直営ショップは東京の日本橋に誕生。ペーパーアイテムやステーショナリーを中心に、生活雑貨などの豊富なアイテムを展開しています。魅力的なグラフィックと実用性、遊び心を兼ね備えたプロダクトブランドは要チェックです。
PAPIER TIGREってどんなスポット?
パリ発!新たな文化を創造する“東東京”のショップ
パピエ ティグルが2号店の出店先に選んだ日本橋浜町は、伝統工芸などの歴史あるものづくり文化と再開発による新しい街並みが共存しています。近年ではカフェや雑貨店なども続々オープンし、注目度の高いエリア。
共同創業者のおふたり、ジュリアン・クレスペル氏とマキシム・ブレノン氏をはじめ、パリのクリエイティブチームには「文化は西から東に流れる」という考えがあり、本店の拠点となっているマレ地区もパリの東側に。若手アーティストやデザイナーが多く集い、そこから新たな文化を発信しているのだそう。創業者のふたりはもともと大の日本好き。2017年、そんなマレ地区のイメージに近いと感じた浜町に2号店をオープンしました。
パピエ ティグルは、フランス語で「紙の虎」。紙そのものはもろいイメージがありますが、強さの象徴であるトラのモチーフと彼らのデザインが組み合わさることによって、より強いものへと変化。「イノベーションとクリエーション」をブランドコンセプトに掲げ、機能性だけでなく、使う人のクリエイティビティを刺激するような遊び心のあるものづくりを行ない、多くのファンを虜にしているんです。
PAPIER TIGREの魅力その1
シーズンごとに変化するファッショナブルなノートブック
まず三戸さんが手に取ったのは、パピエ ティグルの代名詞とも言えるノートブックシリーズ。繊細な色使いと大胆なグラフィックの表紙が多数そろいます。紙はリサイクル素材を使い、サステナビリティも意識したアイテム。大量生産はせず、パリ店の奥にあるアトリエで1点ずつ手作りされています。デザインごとに「THE UTOPIA」や「WAVES」などそれぞれ名前がついているのも選ぶ楽しみのひとつになりそうです。
A5サイズノートの中面はイエロー、ホワイト、グレー3種の用紙が入っていて、1冊の中でも異なる雰囲気に。「種類が豊富で、中身の遊びページもすごく可愛いです。ノート好きはテンションが上がりますね!」と目移りする三戸さん。2022年の新作コレクション「FLOU(かすみ)」は、雪山やネオンをぼかし、もやがかかったような幻想的なアートワークになっています。シーズンによって新たなデザインに入れ替わり、追加生産は行なっていないので、気になるアイテムの購入はお早めに!
PAPIER TIGREの魅力2
色とりどりのステーショナリーで新生活を楽しみたい
定番人気のボールペンやシャープペンシルはツートーンカラーのかわいい配色が特徴です。「日本ではあまり見ない色合わせですよね。原色だけでなく曖昧な色みがかわいいです!」。ペンケースに入っているだけで気分も明るくなりそう。
店内には壁に向かったデスクとチェアの上にアイテムが配置されているディスプレイも。ウィークリーのスケジュール帳やメモパッドなどで構成されたノートパッド「THE MANAGER」が気になる三戸さん。「壁に貼ったりしてもいいですよね!」と自宅のデスク周りをイメージしながらアイテムのセレクトを楽しみます。
「実はこれがいちばん人気かも!」とスタッフの方が教えてくれたのは、柔らかな色合いのメッシュポーチ。A6、A5、A4サイズとそれぞれ異なるバイカラーで展開しています。ノートやペンはもちろん、パスポートやガジェットなどを入れて旅行用にしても◎。「これ欲しいです!大きいサイズはタブレットやノートPCも入りそう。中身が見えるのもすごく便利!鞄の中がバラバラしがちなので、これがあるだけでスッキリしますよね」。
PAPIER TIGREの魅力3
日本店発のファブリックアイテムもとびきりおしゃれ!
オリジナルのプリント生地を使った帽子やアイコン入りの洋服など、ファブリックアイテムも人気。こちらは日本発の企画となっていて、そのほとんどが日本限定のアイテムなのだとか。
プリント生地だけを購入することも可能なので、自分だけのオリジナルアイテムを作ってみるのもおすすめです。店内にはバッグなどの制作見本もディスプレイされていますよ。
取材時は老舗寝具メーカーの「昭和西川」とのコラボレーションアイテムとしてブランケットや掛け布団カバーが飾られていました。これまでに「シチズン時計」や「ぺんてる」「クオバディス」とのコラボも行なっていたんだそう。ポップアップショップなどのイベントも頻繁に開催しているので、何度もお店に足を運びたくなります。
PAPIER TIGREの魅力4
「パピエ ティグル」と相性◎のセレクトアイテムたち
オリジナルアイテムだけでなく、国内外のブランドのセレクトアイテムも豊富。セレクトの基準は「パピエ ティグル」のアイテムに似合うことで、オリジナルアイテムとトーンの近い絶妙なカラーのアイテムが並びます。
福井のライフスタイルブランド「MOHEIM(モヘイム)」のアイテムは、シンプルなデザインで暮らしにフィットしやすいものばかり。ぽってりとしたフォルムの一輪挿しや鳥の形をした小石のような箸置きはテーブルをパッと明るくしてくれます。
デンマーク・コペンハーゲンのブランド「Studio Arhoj(スタジオアーホイ)」の陶器類は入荷するとすぐに売り切れてしまう人気ぶり。どれも1点ものなので、お気に入りを見つけたらぜひすぐにゲットして。
パピエ ティグルは以前から気になっていたお店だったという三戸さん「今回やっと来られてうれしいです!どのアイテムもカラフルなのに大人っぽくて、丁寧な暮らしに似合いそう。色の組み合わせも素敵で、製作者の方の色へのこだわりを感じます」。
オリジナルからセレクトアイテムまで、パピエ ティグルらしさがふんだんに詰まったショップは大人のコレクション心をくすぐります。生活雑貨が幅広く揃うので、新生活のプレゼント選びにも最適。東東京エリアの散策にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
パピエ ティグルで三戸さんがセレクトしたアイテムは4月27日(水)に公開予定です。
おまけ♡PAPIER TIGREの魅力あれこれ
DATA
店舗名 | PAPIER TIGRE |
住所 | 東京都中央区日本橋浜町3-10-4 |
アクセス | 東京メトロ半蔵門線水天宮前駅5番出口より徒歩7分 都営新宿線浜町駅A2出口より徒歩10分 |
問い合わせ先 | 03-6875-0431 |
公式サイト | https://papiertigre.jp/ |
2022.04.13 Wed